【MAVIC】至高の快適性、耐久性、そして軽量。ULTIMATEの名を戴冠するまさに究極の一足！【COSMIC ULTIMATE III】
by: 後藤悠介

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MAVIC

COSMIC ULTIMATE III

¥50,000 + TAX

遂にきた！

今年上半期は本当に先が読めない市場動向で、昨年オーダーした製品が果たして店頭に並ぶかどうか危ぶまれたものもありました。

コチラもその中の一つ。

先行してBLACKの入荷はあったものの、『THIS IS MAVIC』であるYELLOWが長い事宙に浮いたままになっておりました。

「売場に華がない…」なんて思っていた矢先…ついに入荷が！！！

これぞ！な明るいカラーながら、後述致します「MATRIX」の独特な表情がシューズのルックスを引き締めます。

26.5CM、インソールありで200フラット。

軽い！！！

ラスティングボードも鬼の肉抜き。

ミニ四駆世代に直撃なビジュアル。

こういった細かいところもULTIMATEの名前に相応しい造りでございます。

加えてシュータン部分はトレンカ的な構造とすることで、タンのズレを減らし、密着感を高める工夫がしてあります。

タンレスモデルにはなりますが、同じような構造を採用しているSHIMANO RC9,RC5に比べてゴム部分がしっかり伸びて優しく戻る印象。

甲に対しての過度なプレッシャーを減らしています。

さて、ここからがこのシューズのキーワードである『MATRYX』について。

この写真ですべてが語れてしまうのですが、要は『非常に当たりが柔らかくしなやかだが、耐久性に優れたアッパー(素材)』ですよ、という事。

ポリアミド主体のニット生地ですが、固定感を高めたい部分のみケブラー(伸び率の低い繊維)を組み込むことで最適なプレッシャーマップを実現しております。

昨今ようやくこのビンディングシューズというニッチな分野にも取り入れられることが増えてきたニットアッパーですが、各社様々な素材を取り入れて製品化しております。

どこの何がいい！とは一概に言い難いのですが、時代は確実に「長時間快適に履ける、履き心地の柔らかいシューズ」というキーワードをもった製品群で再構築されていっているのではないでしょうか。

そんな中、ここ数年目覚ましい進化を遂げているのがMAVICシューズ。

日本未発売ながら、とてもインパクトのある構造で好きな方は知っているであろうCOMETシリーズや、とにかく軽く！をテーマに、今回ご紹介させていただいておりますULTIMATE IIIの兄弟分に当たるCOSMIC ULTIMATE SLや、そのノウハウを下位モデルにも拡げるなど、意欲的な製品で満たされております。

今回ご紹介しているULTIMATE IIIは、ULTIMATE SLの後発モデルでありながらフラッグシップ機という扱いですので、SLで行き過ぎていた「軽さ」というキーワードを、MATRYXという素材を用いることによって「最適なバランスシューズ」という方向に仕立て上げております。

ULTIMATE SLが極端に薄いメッシュアッパーに対し、ULTIMATE IIIは先述のMATRYXによるアッパーの固定感を最適なバランスにしております。

ですが、柔らかさは従来の合成皮革とは比べ物になりません。

長時間の運動による足底疲労が招くアーチ低下が招く圧迫による痛みの軽減にはとてつもない効果を発揮致します。

もちろん通気性も折り紙付き。

加えてこのモデルはシュータンがあるモデルですので、中足部分の骨がしっかりされている方にも脱ぎ履きしやすい構造となっているところも見逃せないポイントでございます。