インナーってこだわったほうがいいの?その疑問にお答えします。
by: 井上

どうも。井上です。
今日はインナーのお話をしていこうと思います。

サイクリストの天敵  汗冷えを防げ!

汗に体温調節機能があることは多くの人がご存じなのではないでしょうか。汗が蒸発するときに気化熱が生じ、体温を下げることができるため、ヒトが生きていく上では非常に大切な機能です。しかし、汗も水分ですので熱伝導率が高く、濡れたままにしておくとどんどん体温を奪ってしまいます。正しく対処しないと気化熱と高い熱伝導率のダブルパンチで一気に体が冷えてしまうのが恐ろしいところです。低体温症になることもあるため、汗冷えは絶対に回避したいですよね。

結論から言いますと、汗冷え対策に一番効果があるのがインナーなので、絶対にこだわったほうがいいですよ。今回は通年仕様と秋冬仕様の2タイプをご紹介します。

通年仕様編 キーワードは「ポリプロピレン」

ポリプロピレンは保水性がありません。汗をかけば吸い出して外へ追いやってくれる効果があります。
BRYNJE SUPER THERMO
こんな感じでメッシュタイプだとなお良しです。

当店にあるものだと、メッシュ アンダーウェア

右から
BRYNJE(ブリンヤ) SUPER THERMO ¥6,050(税込)
・MILLET DRYNAMIC MESH ¥5,060(税込)
・KAPELMUUR AIRY MESH ¥4,400(税込)
です。
ポリプロピレンの含有率は
・BRYNJE 100%
・MILLET 66%
・KAPELMUUR 67%
でした。
ポリプロピレンが多い=汗処理能力が高いと言えます。BRYNJEは100%なので間違いない処理能力です。とはいえMILLETはネームバリューがありますし、KAPELMUURの低価格も魅力的ですよね。汗冷えが命に関わる登山家の方々に支持されているだけあって、ポリプロピレンが多く入っていればグッと性能が上がります。ぜひそれを指標に選んでみてください。
私も去年の夏に同じようなメッシュのポリプロピレンインナーを導入し、使用してみましたが、その保水性の無さから本当にベタッとする感触が少なく、快適に使い続けられました。滝のように汗をかいてもしっかり対処してくれるため、安心して使用できますよ。もともと私は裸でそのままジャージを着る派だったんですが、かなり快適だったのでもうそれには戻れません笑

秋冬仕様編 キーワードは「空気の層」

秋冬物は汗処理をしつつ保温することも大切になってきます。当店で取り扱っているもののほとんどが空気の層を作り出すタイプです。空気には断熱性があるため、肌とインナーの間に少しの空間を設けて保温しています。着た瞬間からふわっと暖かいのがその証拠です。

CRAFT PEARL iZUMi アンダーウェア 

このように縦スジが入っていることで、肌に触れて汗を吸う部分、触れないことで空気の層を作り出して保温する部分に分かれています。触れる面積が少ないですので、汗をかいてもさらっとした感触なのも魅力的です。ほかにも裏をパイル地にすることで同じ効果を得ているものもあります。

PEARL iZUMi アンダーウェア

PEARL iZUMiなら保温力の高さ、防風性能の有無で
ウォームフィットドライアンダー ¥4,400(税込)
・コンフォヒートロングスリーブ ¥5,720(税込)
・コンフォヒートハイネックロングスリーブ ¥7,480(税込)
の3種類から選べます。現在決算セール中なので定価から20%OFFになっています。

CRAFT Active Extreme X

定番のCRAFT Active Extreme Xは新モデルになって縦だけでなく横にもスジが入って空気の層がさらに広がり、伸縮性も向上しました。対応温度帯は-5~10℃と、晩秋~冬に使うのにもってこいのスペックです。早い段階から空気の層を作ることで保温するという機構を取り入れただけあって、やはりCRAFTインナーの暖かさはどのメーカーよりも優れていると思います。さすが北欧ブランドといったところでしょうか。こちらは¥8,690(税込)で販売中です。

これは反則…

KAPELMUUR 長袖サーモアンダーウェア PP100

KAPELMUUR 長袖サーモアンダーウェア PP100
¥7,480(税込)

PP100はポリプロピレン100%であることを示しています。先にご紹介したインナーたちと同様に空気の層で保温しながらも、高い汗処理能力を誇っているんです。先ほどは触れませんでしたが、ポリプロピレンは熱伝導率が低く、冷えにくいという機能も備えています。これによってさらに保温性を高めています。

秋冬物の最強の使用方法

ベースレイヤーとして最初に紹介したポリプロピレンのメッシュインナーを使用し、ミドルレイヤーとして秋冬物のインナーを着ると汗処理能力を最大限発揮しつつ、保温効果も得られるためオススメです。登山家の方々にはなじみのある手法ですね。エベレストに登る人も同じようなレイヤリングでアタックするみたいなのでその効果は折り紙付きですね。

いかがだったでしょうか

名古屋ウェア アンダーウェア

各メーカーごとに試着用のサンプルのご用意があります。当然ですが、インナーはしっかりと肌に触れていないとその効果を発揮してくれません。肌に密着するサイズを試着して探ってみてください。ちなみにですが、秋冬用のインナーは日常生活でも十分その効果を発揮してくれます。普段着用としてちょっと大きめのサイズをゆるっと着るのもありですよ笑
一部は決算セールでお安くなっておりますので是非今のうちにGETしておいてください!
ご来店お待ちしております!