【社内試乗会2018】想像を上回る完成度！！噂の新型軽量コンパクトフォールディング、乗ってみました！！【DAHON K3】
by: 鈴木

どうも。

スズキです。

先日もお伝えした通り、今年も恒例の

Y’s Road社内試乗会に行ってまいりまして。

今回はそのレポート第2弾となります。

第1弾はこちら

↓↓↓

【社内試乗会2018】来るよ、ディスクロードの時代！というわけで乗ってキました！【OLTRE XR3 DISC】

今年はこの試乗会参加にあたって特別何もコンセプトを設けずに望んだ私ですが、一応ミニベロ及びフォールディングバイクを担当しているからには乗っておかなきゃいかんだろ！

という1台があったので今回はそちらのご紹介です。

DAHON K3

¥82,000+TAX

K3がどんな自転車なのかは以前にも記事を書いていますので

詳しくはそちらをご覧頂くとしまして…

ご存知の方もおられるでしょうが実はこのK3、

2019年モデルとはいうものの、先行展開として今年の夏前くらいからデリバリーが開始されておりまして既にひときわ注目を集めておりました。

しかしなかなか試乗する機会に恵まれず、

今回ようやく乗ることができたというわけです。

14インチホイールの折りたたみ自転車にオリジナルの外装3段変速を搭載した超軽量フォールディングということで、

「コンパクトなわりには、まあ、ふつーに乗れるよね」的な出来映えを予想していたのですが、

見事に裏切られました！！！（いい意味で）

「ふつーに」どころではなく、かなりデキいいです、これ。

まずは何をおいてもその軽さ。

車体重量7.8kg（ペダル除く）という驚異的な数字を叩き出していますので、

そこからもたらされる走りも当然ながらかなり軽快です。

そして特筆すべきはその安定感。

もちろん20インチの一般的なフォールディングバイクや、16インチのBROMPTON等と比べるものではありませんが、コンパクトかつ軽量なフレームから想起される走りの不安定さというのは全くと言っていいほど感じさせません。

さすがに直線で（鼻がかゆくて）片手離したら若干ふらつきましたが…

これには、このワイヤーがひと役買っているのかもしれません。

「トップチューブとBBをワイヤーでつなぐことによってフレームトライアングルを形成」とメーカーさんは謳っていますが、つまりワイヤーが仮想ダウンチューブみたいな役割を果たすことによってフレーム強度を向上し、ヒンジ部にかかる負担を分散することで折りたたみ特有の「ヨレ」のようなものが軽減されるのです。

言葉では言わんとすることはわかりますが

実際乗ってみてここまで安心感があるとは驚きでしたね。

そしてもうひとつの特徴はやはり「3段変速」。

3段なんて、あってもなくても変わらないんじゃないの！？

って思ってしまいがちですが、これ本当に

こ　う　か　は　　　ば　つ　ぐ　ん　だ　！

kouka

毎年走らせてもらっている彩湖・道満グリーンパークの試乗コースにはだいたい5%くらい（？）の短い坂があるんですが、3段のいちばん軽いギアを使えばフレームの軽さも手伝ってスイスイ登ります（登りが長いと厳しいでしょうけど…）

そして直線では3段の一番重いギアで乗れば、14インチのコンパクトなフレームとはいえどもグイグイ踏み込んでいけます。

まあ車輪が小さいのでトップスピードがそんなに出るわけではありませんが、そもそもこのK3を高速でかっ飛ばしたいなどという欲求をお持ちの方はそれほどいらっしゃらないと思いますし、この手の自転車ではパワーをかけると急に挙動が不安定になったりしがちなので、それがないだけでもこの3段変速にはじゅうぶん価値があると思います。

メーカー資料によりますと3段は軽い方から順に17T/13T/9Tとなっており、

53Tのフロントチェーンリングと合わせますと

ギア比はそれぞれ約3.1/4.1/5.8となり、これによってホイール径の小ささをカバーする走りを演出します。折りたたみ専業で30有余年というDAHONが研究の末に編み出した黄金比と言って差し支えはないでしょう。

この走りに加え、7.8キロの軽さと折りたたみサイズ65×59cmのコンパクトさで

輪行etc.の楽しみがぐんと広がります！！！