#RideCannondale 話題の奥鬼怒温泉グラベルに行ってきました!
by: 間野友輔

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ワイズロード渋谷キャノンデールブランドストアの間野です。

先日、キャノンデールオーナー限定のグラベルイベントってのを軽く紹介させていただきましたが、実はそのグラベルが条件付きで走行可能だと知りまして、取り急ぎ行ってきました。

場所は栃木県日光市の奥座敷、奥鬼怒スーパー林道の最初の約8km。普段は関係車両以外走行禁止なのですが、11月7日までの間、『奥鬼怒トレイルライド』と称して、参加届を提出すれば自転車で走行可能になっています。

行った先は奥鬼怒温泉郷。三軒の温泉旅館は日帰り入浴が可能なので、緊急事態宣言のせいで最近温泉に入ってなかったな~と温泉欲が出て行ってきました。

 

 

 

コース概要

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今回は日帰り。コース取りは悩むところですが、クルマで中禅寺湖まで行き、山王峠を越えて川俣温泉へ、そこから舗装3km、グラベル8kmほどで奥鬼怒温泉郷へ。ひと湯浴びてから同じ道を引き返すコースにしました。

えっ?いろは坂?ただキツいだけの坂登って貧脚削りたくないので却下(笑)

奥鬼怒温泉郷に泊まりなら考えなくもなかったのですが、中禅寺湖スタートでも往復約90km、獲得標高1,900m。ここ最近ぜんぜん乗れてない脚で加えていろは坂もグラベルロード漕ぐのはまず無理なので。

ただ、自分がクルマでいろは坂登ってみた感想として、狭いところを結構クルマが飛ばしているので、チャレンジする方は気を付けてください。これから紅葉シーズンでメチャクチャ混むと思うので。

 

 

 

今回のバイクとウェア

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 グラベルということで TOPSTONE CARBON LEFTY(カスタム)

今回は組み上げた後、まだご近所試走しかしていなかった700cホイールを装備。リムは元々完成車についてたWTBをバラして再利用。リアハブはDT 240と無駄に豪華。タイヤは去年限定発売されたSCHWALBE G-ONE Ultrabiteのグリーン。フレーム色とマッチしますが、舗装山岳メインだと重量、路面抵抗ともに重いんだよね……。本当は650B+グラベルキングSKの方が軽かったのですが、何となく。

温泉入った後、汗だくのウェアを着るのは嫌なので、大型サドルバッグに長袖シャツ、ショーツ、アンダー、ソックスの着替え一式とタオルを収納。

道中買い出しはほぼ不可能ですので、地元で買っておきましょう。クルマだと日光道路を清滝ICで降りてすぐ、反対車線のローソンとファミマが最終コンビニだったと思います。

 

 

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秋支度したつもりでしたが、現地(標高1,200m)着いたら2℃でメチャクチャ寒かった。

こんなこともあろうかとクルマに積みっぱなしにしてあったle coq sportifの3層ボンディングジャケットを装備。ほかに薄手の撥水ウインドブレーカーと薄長袖ジャージ、メリノアンダー、ビブショーツとメリノレッグォーマー、指付グローブ。

この日から一気に冷え込んできました。皆様もお気を付けください。

 

 

 

中禅寺湖~戦場ヶ原

211018oku-kinu_05スワンたちに見送られて出発。

 

 

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でっかい鳥居と男体山。ちょっと雲かかってますが、日が差すとほぼ雲がない快晴になりました。絶好のサイクリング日和です。

 

 

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観光地は立ち寄らないけど、竜頭の滝の上流でパシャリ。

 

 

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ちょっと登って戦場ヶ原へ。手前の雑木林がなんか好き。

 

 

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戦場ヶ原から望む男体山。

 

 

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 戦場ヶ原の駐車場の奥から、光徳牧場方面へ抜ける1.3kmほどのショートカットのグラベルがあります。入口はバードサンクチュアリの外周に接していて、シングルトラックになっていますが、奥の方はジープロードになっています。雨の翌日だったこともありますが、一部かなりぬかるんでいるので、走行時は注意。あと歩行者というか野鳥観察の方も、平日なのに割と多かったです。

 

 

 

奥鬼怒林道へ(スーパー林道ではない)

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林間にある駐車場でトイレを済ませ、光徳牧場を通り過ぎると、本格的な登りのスタートです。あれ?地図で見た時は『山王林道』って書いてあった気がするけど、現地の表記は『奥鬼怒林道』ってある。『奥鬼怒スーパー林道』とは別モノのようです。林道入り口で標高1,460mほど。ここからピークまで約4km、標高差270mくらい。

 

 

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けっこう路面がキレイですが、落ち葉は当然多いです。カラマツやミズナラの樹林が美しく、気持ちよく登れます。この日はまだ紅葉にはちょっと早かったのですが、この寒さなので、今週末にはいい感じになってくるのでは?

 

 

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ピークは切り通し。特に峠を示す看板等はありません。ここで遊歩道に接続していて、その遊歩道を少し登ったところが、正式な山王峠のようです。ここから北側は携帯の電波が入らなくなりました。

 

 

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下り始めてすぐ、左手下に涸沼というのが見えます。ちょっと下るとすぐ登り返し、あとは大きく下り、ちょっと登り返しという具合に続きます。16km、700down。下っている間は、なんとなく裏ヤビツっぽいなぁ、などと思っていましたが。

……そう、山王峠まで500mくらいしか登ってないのに、700m下る。帰りはコレ登ってくるんですよ。

 

 

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体力的に登りが厳しいので、この峠をスキップすることも考えたのですが、そうすると最後のグラベル区間以外走らなくなってしまうので、ちょっときついけど中禅寺湖スタートにしたのは正解。だってこの森、とてもキレイで個人的には大好きな感じです。落葉広葉樹の明るい森に、たまに、カツラの葉が腐るときに発する甘い匂いもしてきます。

 

 

川俣温泉~女夫淵温泉跡~奥鬼怒スーパー林道

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奥鬼怒林道の終点、鬼怒川沿いの川俣温泉に到着。

 

 

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橋の上から見る渓谷。左手前のコンクリ枠みたいなところから間欠泉が噴き出すのですが、2019年の台風19号の被害で規模が小さくなってしまったとのこと。

 

 

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橋を渡ってT字路を右手に見ると、公衆便所があり、その向かいに……足湯?足湯なのか?特に足湯とは書いてないけど。間欠泉の展望台を兼ねているようですが、床がビショビショです。

 

 

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川俣温泉から川上に舗装路を3km登ります。広い駐車場と公衆便所と休憩所がある場所。その先には橋と遊歩道の入り口。ここが女夫淵温泉跡。跡なので温泉らしきものはありません。奥鬼怒温泉郷に行く人はここでクルマを降りて、宿の送迎マイクロバスに乗ったり、歩いて向かったり。また、尾瀬湿原へのアプローチのひとつにもなっているようです。

 

 

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右端のPマークが現在地。ここから中ほどにある黒いマークの温泉宿に向かいます。

 

 

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各温泉宿の紹介。なんか全部泉質違うような。そして送迎は2軒の宿が宿泊客にのみ行っている。あとの2軒の宿泊客と日帰り客は自分の足で歩いて行くしかない、という秘湯めいた場所に、僕らは自転車で入らせてもらうわけです。

 

 

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自転車で奥鬼怒温泉郷を目指すには、事前に用意した所定書式の『奥鬼怒トレイルライド参加届』を、休憩所にあるポストに投函します。登山届みたいなものですね。……と、よくよくリーフレット見たらウェブから事前に届け出ることも可能でした(笑)

詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

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はい、この橋を渡っていよいよ奥鬼怒スーパー林道に突入です!

 

 

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気になるグラベルのコンディションですが

 

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マイクロバスが通る道なので、整備されてかなりキレイです。固められた砂地から石が覗いているという感じで、斜面なので当然多少の溝は掘られたりしていますが、上手な人ならちょっと太いタイヤに替えたロードバイクでも走れそうです。最近のディスクロードは平気で30mm幅のタイヤ履けますからね。まあ、上手い人限定ってことで。責任は取りません。

 

 

 

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スーパー林道というだけあって高規格です。道幅広いし。意外と登ります。女夫淵温泉跡が標高約1,120m、コース中最高地点でで約1,400m。

 

 

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ピークから100mほど下って温泉郷に到着です。眼下に八丁の湯さんが見えてきました。あ~あそこまで下って、また登るのね(^^ゞ

 

 

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今回は八丁の湯さんに入らせていただきました。

泉質は無色の単純硫黄泉。日帰り客が入れるのは混浴の露天風呂が3つ。滝を眺めつつ入ることができます。お風呂の雰囲気は八丁の湯さんのホームページでご確認ください。お風呂を撮影するのはマナー違反なので。

泉質と言い、温度と言い、周りの雰囲気といい、個人的にはすごく心地よく、ずっと入っていたい気分でしたが、時間が押しているのと湯あたりしちゃマズいので、早々に切り上げます。今度は泊まりたい、まぢで。

手前の加仁湯さんはにごり湯らしいんで、やはり泊まってハシゴ湯するのが良さそうです。

 

 

同じ道を帰ります。けっこう脚にきてます(笑)

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温泉気持ち良かったけど、足腰の疲労を回復させるだけの時間は浸かれず、来た道を引き返します。当初の予定時間をほんのちょっと過ぎた14時に川俣温泉まで戻り、そこからが例の16km、700upなわけです。日没時間もあるので、16時までにはピークに辿りつきたい。

 

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……いやぁ、一気に疲れが出てきましたね。

山王峠に着いたのは

 

 

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日没後、17時でしたw
登坂に3時間って。どんだけ弱ってんだ自分。

あんなに晴れてたのに、なぜか濃霧ですよ。暗いだけならライトで何とかなるけど、濃霧だとライトの光が霧で拡散して何も見えなくなっちゃう。ライトの角度を下げて慎重に下りました。

幸い、中禅寺湖側の路面はかなり状態が良いので問題なかったのですが、一度シカにぶつかりそうになりました(汗)
避けてくれてサンキュー。

持っていったライトはCat Eye VOLT400でしたが、最近視力も落ちたので、もうちょっと明るいの買い足そうかな?

 

 

 

今回のライドまとめ

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今回、日帰りで強行したのは、いくつか個人的な事情が重なったせいなのですが、やっぱり泊まりにしたかったな~。今年はもう終わりなので、来年は泊まりを考えたいと思います。そうすれば行程に余裕が出て、もうちょっと観光もできただろうから。光徳牧場のアイス食べたかった……。

ギリギリ日帰り可能なので決行しましたが、できれば皆様には泊まりをお勧めします。せっかくの温泉が堪能できません。また、2日間なら輪行で日光駅出発、奥鬼怒温泉郷で泊まり、帰りは鬼怒川を下って東武会津線方面に下ったり、別の峠を越えて日光市街に下るパターンもありでしょう。まあ、体力ある方ならこのコースプロフィールでも十分余裕をもって走れるかもしれませんけど、初級者の方はワンデーでは厳しいだろうとお伝えさせていただきます。

いずれにせよ、これから紅葉が美しい季節ですが、同時に寒くなり、日没も一層早くなります。無理なくライドを楽しんでくださいね。

 

 

 

 

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19th October 2021

ワイズロード渋谷キャノンデールブランドストア まのゆうすけ

 

 


 

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