日本最大級のスポーツサイクル専門店!日本で最初のクロスバイク専門館!
2019/12/28 05:42
当ブログをお読みの皆様こんにちは!
新宿クロスバイク館の藤平です。
当店はクロスバイクの他に
「グラベルロード」
というジャンルの自転車に強い店舗です。
街乗りからツーリング、オフロードレースなど
色々出来ちゃうジャンルのグラベルロードですが
一般的なロードバイクや、形状が近いシクロクロスなどのジャンルとは
少しだけ違う知識や経験が必要だったりします。
私の手持ちバイクを思い返してみると
レース用に組んだシクロクロスバイクや
遊び用に組んだドロップハンドルMTB
グラベルロードのフレームだけど特殊な形状のハンドルにしてしまったりと
お客様にグラベルロードを案内するにあたって
一般的なグラベルロードの経験に乏しいのでは?
という考えがありました。
そんな時、神楽坂店の鶴田さんが
フレーム載せ替えをするという事で
余ったフレームを譲っていただく事に。
グラベルロードの勉強用に組んだ一台がこちら!
ベースバイクはMARIN NICASIO SE
元々はフラットバー化されているグラベルロードですが
700Cホイール、ドロップハンドルで組んだので
SEではないほうのNICASIOに近い状態。
(オリーブカラーはSEにしか無いのでちょっと珍しいかも?)
この車体を組み立てるにあたり
徹底したのが「手持ちのパーツで組み立てる」という事。
自転車業界でよくある
「パーツから自転車が生えてくる」
というアレですね。
NICASIOは定価でも10万円を切るエントリーグレード車
最初から高性能パーツで組むよりも、廉価パーツで組み立てていき
ネガな部分がどこにあるのかを探っていく方が
勉強としては良いと考えたからです。
メインコンポーネントは4600時代のTIAGRAと
3500時代のSORAの混合で2×10段変速
コンポーネントも昔より進化しているので、
この構成だと現行のCLARISと同等かそれ以下くらいの性能です。
触覚ワイヤーのSTIレバーを懐かしく思う方も多いのではないでしょうか?
(※ポジション出し中なので少しワイヤーに余裕を作っています)
触覚ワイヤーはバーテープを剥がさずにワイヤー交換が出来るので
メンテナンスもしやすいですし
曲がりが少ない分変速操作も軽いのですが
フロントバッグの取付が難しい為
グラベルロード向きじゃないような気がしますね・・・
クランク、変速機周りはSORAなのですが
シートチューブの径が思っていたより細く
準備していたフロント変速機が使えなかったというアクシデントで
ここだけさらに廉価グレードの物を取付け。
メーカー互換性的にはNGの組み合わせですが
とりあえず変速は出来るので問題ありません。
ホイールは手持ちの29erMTBから取り外して
倉庫に転がっていた年代物
一般的なグラベルロードよりも少しワイドな21ミリのリムで
グラベル系タイヤとの相性は良さそうですが
かなりヘビー級なので漕ぎだしや上りはあまり良くないですね(笑)
一度速度が出てしまえば惰性で転がるのでそこまで不便は感じませんが
そのうち換えたいポイントの一つではあります。
タイヤは35Cの物
手持ちバイクをチューブレス化した際に外した中古品です。
フレームのタイヤクリアランスを見たかったため
とりあえず取り付けしてみましたが
シクロクロスバイクとの差別化をしたいので
もう少し太い物に交換予定です。
(フレーム形状的には40C位まで入りそう?という感じ)
組むにあたってこだわった点はいくつかありますが
一番悩んだのはブレーキ周り
エントリーグレードのディスク車体に多いウィークポイントが
ブレーキ周りです。
手持ちのシクロクロスバイクも
ノーマルの時一番不満を感じたポイントなので
今回は不満の出ないように考えました。
ブレーキ本体はTRPのSPYRE
ワイヤー引きディスクのモデルとしては珍しく
パッドが両側稼働する仕組みで
偏摩耗などを起こしにくいためメンテナンス頻度が下がります。
パッドもシマノ互換形状なので、入手しやすいですね。
旧世代のシマノレバーとワイヤーの引き量が合わない為
ワイヤーを通す位置を変えて対処しています。
ブレーキローターはフロントに
少し大径の180㎜ローターを使用。
ホイールに付いていた中古ローターなので
錆びはご愛敬です(笑)
見た目があまり良くないので、少し使ったら交換予定。
サドル周りは私のいつものセッティング
オフセットの少ないシートポストは
脚の短い私にはマストなアイテムです。
(※MARINはノーマルでオフセットが少ないので純正を使用)
サドルはコンフォートながら重量も軽い
FABRICのCELL ELITE RADIUS
複数個購入するヘビーユーザーです。
オフロードでの使用に関しては
振動吸収性だけでなく、表面の滑りにくさや
掃除のしやすさなど優れた点が多いです。
ハンドルはSIXTH COMPONENTS Seth
(※ブログを書いている間にハンドルを交換したので、一部の写真はハンドルが違います)
上側がエアロな形状のロード系ハンドル
ちょっとだけ下側が広がっているセミフレア形状のハンドルで
レバー類の操作感が良いです。
ステムにはスカンジウム配合の物を使用
鈍感な私だとステム素材による乗り味の違いは分かりませんが
手に持つと軽いので車体上部の軽量化には貢献いていると思います。
もう一つこだわった点が「ギア比」です。
競技時間の短いレース用のシクロクロスバイクや
ガッチリとオフロードを走るドロップ化MTBなどと違い
オンロードでもグラベルでも
いけるギア比にセッティングする必要があるので
グラベルロードではかなり難しい部分。
今回の車体は荷物の積載をする予定は無いので
オンロードメインのクロスレシオ気味に設定。
フロントのチェーンリングは46-36Tの組み合わせで
チェーンの移動量を少なくする事で変速時のレスポンスが高く、
一般的なコンパクトクランクよりも小さいアウターリングは
下側のクリアランスを確保する事で
オフロードでの丸太越えなどをしやすいようにしました。
クランク周りをメーカー非推奨の組み合わせにしている事もありますし
オフロードでの振動でチェーンが脱落するリスクを減らすため
チェーンウォッチャーを取り付けしています。
フレーム形状などにより取付の可否はありますが
数百円で買えるパーツとしては意外と効果が大きいので
オフロードでもライディングする予定の方は
取付をオススメしたいパーツです。
特にシマノのエントリー系ロードコンポは
チェーンテンションが低く、振動によるチェーン外れに弱いので
エントリーグレードのグラベルロードにオススメのカスタムですね。
フロントをダブルで組む事で、
スプロケットがクロスレシオ気味(12-28T)の物でも
オフロードを走る際の軽いギアを確保出来ます。
今のところまだオフロードをしっかり走っていないので
このあたりは今後変更の可能性もありますが
不満は出なさそうな感じですね。
走行のインプレッションも書きたい所なのですが
まだしっかりポジションが決まっておらず
ハンドルを上げたり下げたり、近くしたり遠くしたり
空気圧を上げたり下げたり、サドル位置を変えたりと
色々と苦心している最中なので
もうちょっとしっかり乗り込んでからにしたいと思います。
今後もグラベルロードの事を学ぶため
この車体にはお世話になるでしょう。
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