【ワイズロードスタッフ試乗会】私の一押しCIPOLLINI RB1K AD.ONE
by: 佐野隆

試乗会前はあまり注目してませんでしたが、いざ乗ってみると非常に好みにはまるフレームでした。

CIPOLLINI RB1K AD.ONE

ルックスは最近の軽量フレームにエアロ要素を足したものという感じではなく、TTバイクのような空力特化のフレームをロードバイクに落とし込んだような見た目になっています。
カラーもグレーをベースにCIPOLLINI特有の綾目の美しいカーボン地と差し色の緑が独特で非常に好ましいです。

試乗車のハンドルは定番のMETRON 5D ACRがインストールされていましたがACRのほかDCRなどにも対応しているようなので好みの内装システムを選択するのが良いと思います。

同ブランドからは同じグレードにRB1K THE ONEとこのAD.ONEがありますが、前者が完全なスプリンター向けのフレームだとするとAD.ONEのほうがよりオールラウンダー向けといった乗り味に感じられます。
最近流行りの軽量エアロフレームの軽快感にCIPOLLINI特有の硬くよく進む感じを追加したのがこのAD.ONEですね。

CIPOLLINIは全てイタリア本国の工房でハンドメイドしているため完全受注生産な上、納期もかなりかかるメーカーです。
しかし、この硬くよく進む特有の乗り味やイタリア人のセンスがたっぷりのデザインは長く待ってでも手に入れる価値のあるフレームだと思います。

商品詳細

商品：CIPOLLINI RB1K AD.ONE

仕様：

BOTTOM BRACKET	PRESSFIT 46 X 86,5 mm
HEADSET	CONICAL 1.1/2″; 1.1/2″
SEATPOST	OFFSET 0 mm; 130 g. Optional: OFFSET 12 mm
BRAKE SYSTEM	DISC BRAKE (FLAT MOUNT, THRU AXLE 12 X 142 mm – 12 X 100 mm)
FRAME WEIGHT	1.010 g
FORK WEIGHT	390 g
MAXIMUM TIRE	29 mm (実測)