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2023/03/26 16:30
私がサドルによるお尻トラブルを減らすことに成功したお気に入りのサドルを紹介します!!PROLOGO SCRATCH M5はレース用サドルとして高い快適性を保持しています。
この独特のパッドが分割したデザインのサドルが私のお尻にベストマッチ!!なんだかんだ現在4つこのサドルを所有しています。カーボンレールのタイプも持っていますが、乗り心地重視ならば逆に金属レールモデルがおススメです。
このサドルに出会うまではサドルはある程度我慢して乗るものだと思っていた私ですが、ピッタリはまるサドルってあるんだなと感動を覚えたので、グラベルロード用にとりあえず買ったサドルだったのですが、次の入荷のタイミングで買い足しました。
このサドルはポガチャル選手なども使うレース用のサドルです。そのため、薄くて軽くて剛性があることが求められます。
つまりは硬いサドルという分類にはなると思います。
ロードレース用のサドルなのでライダー側の努力である程度の快適性をカバーする必要があるのが一般的で、このサドルも本来的な意味ではそういうサドルです。
勘違いされてしまうと申し訳ないので、ちゃんと分類を分けてお話をしなくてはならないのですが、
このサドルはレース用の薄くて軽くて硬いサドルです。
その中で私にとって非の打ちどころがないぐらい快適で長距離でもトラブルなくかつ、走りの質も上げてくれるような救世主であると。
クッションで快適性を出そうとすると、重くなったり座面がふわふわすることで落ちすいてシッティングができないです。
ベースプレートでしなやかさを持たせることが最近では一般的になっていますが、剛性を落としすぎると、特に劇坂をシッティングで登るのが難しくなったりします。つまり、力が逃げます。
快適性と走行性能は両立することが難しいので、私は走行性能を重視するサドルを選択して、快適性はライダー自身でカバーをするという選択をしてきました。
サドルとしての剛性の高さはサドル後端部分にあるウイング構造のカーボンベースが補強となり強い力でシッティングしても体幹がぶれるようなことはありません。
先ほども申し上げたように、私はレースサドルをロードバイクにつけて走る事が好きなのでサドルだけで快適になるようなサドルは基本的には選びません。
快適すぎるサドルはそれだけでパワーを逃がすので私としてはどちらかというと、効率よく速く走りたいので、レースサドルとしての性能にまずフォーカスしてサドルを選びます。
このサドルの最大の特徴だと思いますが、サドル内で様々な位置に座ることができます。
先ほどの画像に戻りますが
先端まで割と広めの座面を維持しているところです。
実際に座るのが中心付近の横に線が入っているところなのですが真ん中のブロックといえばいいでしょうか、ほとんどどの位置でも座れます。また、後ろ側のブロックについても、いわゆる骨盤を立てて座骨で座る前傾姿勢の緩いポジションで乗る場合に使えます。
疲れて前傾姿勢をとらないでおしゃべりしながら流しているシーンなどにも丁度よい構造です。
サドルの形状はほんのり弧を描く形状をとっており(縦軸じゃなくて横軸の話です)様々な骨盤形状の人に会う万能な形状となっております。
ラウンドとかフラットとか分類するならば間をとったセミラウンドという事になると思います。
私だけでなく様々な方に使いやすい形状で私としてもお客様にお勧めしやすいです。
また、私は基本的に穴あきサドルがダメなのですが、同形状であれば穴あきサドルのほうが快適であることは言うまでもありません。
このサドルはちょうど真ん中のブロック部分は実はベースプレートが入っていません。要は穴あきモデルと同じベースを採用したサドルなのです。
真ん中のクッションは下にプレートが入っていないので押せばグイーッと沈んでいきますよ。
穴が開いていることで、私の場合は擦れが発生してしまうのですが、この構造は目からうろこ!
穴あきの快適性は同じまま、穴あきのデメリットも解消してくれるわけですね!
穴あきの分ベースプレートが左右にしなやかになるのでペダリングの追従性といえばいいでしょうか、大腿骨が左右交互に上下動する動きに柔軟に対応している感じがあります。
しますが金属レールモデルのTIROXとカーボンレールモデルのNACK若干違います。
更にはCPCという滑り止め素材を採用したモデルもちょっと評価が変わります。
順番に、TIROXレールを採用したスクラッチM5が基本のモデルという事で、先ほどまでにお伝えしたことがそのままです。快適性はカーボンモデルよりも高いというのが私の印象です。
NACKカーボンレールモデルはレース用のチューニングでスタックが低く作られています、今手元にないのでうろ覚えですが、通常のTIROXと比べて5mm以上スタックが低く作られています。
レールのしなりと座面との接合部分の取付ががっちりとしている感じで座面の柔らかさが変わらないのに剛性が高くなっている印象です。
CPCのグリップモデルについてですが、私はNACKレールのCPCモデルを使っています。これが一番シッティングのパワー伝達がいいです。
カーボンレールの剛性の高さと座面を滑らないという支点となるお尻での力の逃げの少なさ。これが合わさることで最強のサドルになっていると思います。
個人的にそもそもサドルの上で滑っているという自覚がないのでCPCいらないかなと思っていましたが、よくよく思い返すと、CPCすごい効果あるなと今この記事を書きつつ思い出していました。
お尻のお肉とかサイクルパンツのパッドで力を吸収しているのはわかりますが、サドルで力が逃げないという事がどういうことなのかが硬い以外で滑らないという性能も確かに大事だなと感じております。
わずかながら重量増になるので軽量バイクを作るときにはCPC避けたくなりますが、むしろヒルクライマーでシッティング重視なら必須です。
輸入代理店のメニーズさんのページで各モデル確認いただけます。
このサドルの欠点はレース用のサドルであるため、長時間体重を乗っけていると流石にお尻がジンジンしてきます。
しっかりと足とか腕で加重を分散しつつ様々な努力をしていくことでこのサドルはゴールまで快適に導いてくれます。
それ以上に長距離を走って、とにかく何より快適性だという方はまた別のサドルがおススメになりますが、それはまたどこかで。
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