あなたもROTORクランクの世界へ！社外クランクの魅力と愛される理由に迫る！
by: 石川康輔

クランク、チェーンリングのカスタムパーツとして確固たる地位を築く【ROTOR】。その魅力とは一体何なのか？ROTORクランクを愛用するスタッフが語る！！

ROTORとは

CNC削り出しのクランクやチェーンリングを手掛けるスペインのパーツブランド

Q-RINGSという楕円形状のチェーンリングが機材マニアの心をつかんだことで今日の躍進があると個人的には考えています。

※特徴的な楕円形状のチェーンリングはペダリングの効率化を図り変速性能も一定以上の高水準を維持。時代に合わせてアップデートもされ続けユーザーからの信頼も勝ち得ています。

プロも個人で使うメリットの多い機材

CNC削り出しで高精度に作られるROTORクランクとチェーンリングはプロ選手の愛用者も多くかつてグランツールの制覇、世界選手権の制覇などにもその役目を果たしています。

見た目が好み！

ROTORクランクユーザーもたぶんここが一番のお気に入りポイントだと思いますが、、、、

見た目！！！

とりあえず、人と違う感じのパーツ構成になって、性能も高くて耐久性もあって、とにかく格好いいクランクという事で歴代で使い続けているという方がおそらくユーザーの中でも割合が多いと思われます。

私もどちらかと言うとそのうちの一人で、楕円形状のチェーンリングを使いたいという事と、高性能のパワーメーターが使いたいことと、なるべく軽い方が良いという願望に応えてくれる選択肢がこれでした。

ちなみに私はROTOR のIN POWER DMに楕円の50×34のチェーンリングを使用しています。

スピンドルは30ｍｍモデルがなるべくオススメ

ROTORクランクの特徴として標準モデルでアルミ製30ｍｍスピンドルを採用しているところです。

左右のクランクをつなぐスピンドルパーツは大きなボルトで固定するだけのシンプルな設計の為削り出しの精度が求められる部分でもありますが、ROTORはその一つ一つが高い精度で出来上がっているのでカッチリとしていて踏み心地も抜群です。

特にこの30ｍｍスピンドルは大径シャフトという事でねじれ感が少なく感じられます。軸の剛性の高さからくるロスの少なさもそうですし、アルミ素材で軽量化にもつながります！

アクスルのみ単品で交換も可能なので、ベアリングメンテナンスを怠るなどアクスルの負担をかけてしまった場合も容易に交換ができるのでこの構造は良いかもしれませんね。

※ちなみにクランクアーム自体にも30ｍｍ用と24ｍｍ用の二種類があるのでスピンドルの交換だけで変換できるというわけではありません。

ちなみにクランクアームとスピンドルの重量（組み付けボルト含む）

クランク長170ｍｍで439ｇとなりました。

ダイレクトマウント構造なのでここにDM規格のチェーンリングかスパイダーを付ける事になりますが、だいぶ軽いですね。

比較になるのはデュラクランクや各社のカーボンクランクですが、それぞれの公開情報などから計算をしてみてください、、、、

現在アサゾーではチェーンリングはメーカーお取り寄せになります。一部歯数のQ-RINGS DMモデルは僅かながらメーカー在庫あるようなので気になる方はお早めに。

個人的にお話し

私自身もROTORユーザーですが、当然コンポはSHIMANOやSRAMやCAMPAGNOLO等のメジャーブランドを使用していますが、クランクは社外品を使用する事が多いです。

見た目として個性を出したい事や、チェーンリングは楕円の社外品を使うので純正クランクにこだわりが無いという所などが基本的な理由です。

その中でも使用する率が一番高いROTORクランクは独特の剛性感による回転のスムーズさが感じられ当然Q-RINGSとの相性もバッチリで見た目も最高です。

また、社外品なので各社コンポとの厳格な互換性があるわけでもなく、想定されているどんなコンポともそれなりにちゃんと動くので、私の場合同じクランクを11ｓでも使いましたし、カンパでも使いましたし、スラムでも使いました。勿論12ｓのシマノとも。※チェーンリングは対応品に交換する必要があります。

特にパワーメーター付きのクランクという事でその都度買い替えるには少々お高いので、クランク部分だけ同じものを使い続ける事ができる点で、社外品クランクというのは実は経済的とも言えますね。（もちろん、毎年のようにコンポを乗せ換える私の様な人の方が稀なので次のコンポにする前にクランクの寿命の方が先に来る場合も当然あります。たまたま、いろんなコンポをとっかえひっかえしている私には都合がよかったというだけの話ではあります。）

ワンバイにする事もできます

ヒルクライム決戦用カスタムでMTB用のワンバイチェーンリングを入れた時の写真です。

見た目の通りかなりの軽量化になります。FDもつけないのでコンポによっても差がありますが、持ってわかるぐらいには軽くなるでしょう。

このカスタムは今年の出番は無いと思いますが、ヒルクライムレースに再度エントリーする気が出たらまたやるつもりです。

商品詳細

ROTOR

ALDHU 3D+ ARMS 170mm

¥39,930‐税込

30mm ROAD AXLE (43.5mm)

¥7,920‐税込

この他に専用のチェーンリングやスパイダー型のパワーメーター等の拡張が魅力のクランクです。気になる方は店頭にてご相談ください。