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【石川ライド】FULCRUM SHARQ 57 インプレ ディープリムホイールの概念を覆す操作性
by: 石川康輔

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【FULCRUM SHARQ 57】気になっていたホイールお借りしてテストライドしてきました。いわゆるディープリムに相当するのですが、このホイールはディープリムの固定観念を覆す存在になりそうです。

FULCRUM SHARQ 57インプレ

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まずはホイールスペックですが

リムハイト:57~62mmの2ウェイブリム

リム幅:内幅25mmフックド、外幅29.8mm

スポーク:24本 2to1組み(A3RO 0.8x3mmスポーク)

ハブ:USBベアリング(カップ&コーン)

重量:1520g

アサゾー店に再入荷して来ています。

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インプレッション

タイヤはPIRELLI P ZERO RACE RS CL 30c×PIRELLI SMARTUBE RSの組み合わせです。

普段使用しないサイズ感なので空気圧は感でF4.2、R4.5で走っています。(おそらく正解かなと)(体重80kgバイク8.5kgぐらいかな)

タイヤの実測で32mmになっていますが、とりあえずこのAIRCODEにも入ったので試しに行ってきます。

普段62mmハイトのディープリムと28cのTLRで走っているのでディープリムの扱いはわかっていると思います。

 

 

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平地巡行性能

ここは流石のディープリムホイールといった感じで速度の伸びを感じるフィーリングでした。

信号を左折してしばらく走ると赤信号で止まっていた車に次の交差点前に追いつかれるのですが、今回本気で踏んだので追い付かれずに走り抜けました。速度域が上がっているところから伸びるので平地の足がある人ほどこのホイールは気持ちよく走らせられるかもです。

ホイール重量1520gということで比較的軽量な事もあり、走り出しもスムーズで25km/hぐらいでのゆったりペースでも省エネで走れる感覚はありました。

フィーリングから察するには、おそらくリムが見た目よりも軽いのかなと思います。

フィーリングとして特筆する点は、速度が上がっている状態での安定性にあります。

速度が上がるということはホイールの回転その物が速くなり上下に暴れたりハンドリングが難しくなったり、暴れるような力が働きます。

静的なバランスとは異なり動的なバランスを整えるのはかなり難しいと思います。それが出来ているホイールだという印象です。

そういったネガティブが平地で出せる速度域においては全く感じられず、何ならそのまま荒川周辺の悪い路面に差し掛かっても難なくこなせる程に路面に対する安定感が素晴らしいホイールでした。

単純なワイドリムとワイドタイヤというだけではなく、カーボンリムの全周にわたる均一性や組み立ての精度、ハブの回転性能などダイナミックバランスに優れるホイールということもあるのでしょう。

とにかくあらゆる路面において自信を持ってスピードを伸ばせるホイールです。

TLRタイヤにしてピレリのSL-Rの30cとか使ったらすごく速そうですね。

 

コーナリング性能

やはりこの2ウェイブリムはSHARQ42やSONIC CARBONなどでも感じるローハイトリムの様なスムーズなハンドリングが特徴になります。

一応グラベルやオールロードでも使用できる高強度高耐久設計のホイールということではあるのですが、本質的にはハンドリングのスムーズさが必要なタイトな林道などでのハンドリング性能が最大のメリットとなると思います。

特にクリンチャーとは言え久しぶりの30cと25mm幅のリムでのコーナリングは明らかに限界が高く、速度の余裕が全く持って違うなというのを思い知らされました。

やはり30c以上のダウンヒルは格別ですね。

大きな峠に持っていく事は出来ていないのですが、確実に高速域の下りでは安心して走る事が出来るホイールです。

勿論、タイトな直角コーナーでもこれまで以上に鋭いコーナリングを体感できるのでディープリムでもダウンヒルを安心して走りたい方は是非使ってみてください。

 

加速性能

加速ということで、ある側面としてはヒルクライム性能に直結するポイントになります。

SHARQ42ではかかりの良さから高強度の加速性能に優れていたので似た感じで更に速度域が上で爆発的加速を魅せてくれるかと思っていたのですが、、、

速度の伸び方がSHARQ42でイメージしていた感触とは全く異なり、かなりじわっとしなやかに加速するという印象を受けました。

もうちょっとわかりやすく言うと、足あたりが良くタメがある加速感で意外と紳士的な速度の上がり方をすると思いました。

剛性自体はリムがディープになりスポークが短くなることで本来的にはたわみがより少なくなるはずなのですが、むしろトラクションがじわっと奥の方まで掛かってくれる感覚があり長く踏む方が相性は良いかもしれません。

そういう意味では、登りにおいても一定ペースを維持するような斜度の切り替わりが少ないヒルクライムなどではかなり速いのではないかと思います。

パワーのあるライダーだと軽量で軽快なホイールよりもこういうホイールの方がタイムも出るのではないでしょうか。

総じて、加速においては意外としなやかなフィーリングだったのでびっくりしました。

 

重たくて加速が鈍いというのとはまた違うのですが、普段からディープリム使っているとこの良さたぶん分かるんじゃないかな。

結果的に登りでも減速が少ないからたぶんタイムが出ると思います。

 

総評

SHARQ 57というホイールは大きく分けると、グランドツーリング的な走り方にマッチしたホイールという印象を強く受けます。

軽量でパキッとしたフィーリングが好みだと少しもっさりとした印象になるかもしれませんが、もう少しジワリと踏み込むことでより高い性能を発揮する大人なフィーリングのホイールだと思います。

パワフルで速いホイールであることは間違いありませんンが、落ち着きのあるクラウンの様な高価な車を思い起こされるようなフィーリングです。とくに最近はハッチバックになってSUVルックになっているのでイメージにピッタリだなーと思いました。

SHARQ 42はGRヤリスとかそういう感じのやんちゃな印象だったのでこの違いは正直驚きましたね。

お車に例えるのは正確に伝わるかわかんないですが、ラーメンに例えるよりは伝わるかなと思ったのでとりあえず使ってみました。

 

この2ウェイブリムは、やはりかなり独特な感覚を持っていて、ド平坦のエアロダイナミクス的にはリムの頂点部分である62mmハイトクラスのエアロ性能をしっかり感じます。

それでいて、57mmクラスの重量と軽快さを持っていることで、より足に優しいフィーリングが備わっているという走りです。

そこに加えてハンドリング性能は例えるなら45mmクラスのミドルハイトの様な横風への耐性を実現していて、旋回性能に至ってはローハイトホイールと比べても優れているのではないかとも思います。

42mmハイトのSHARQ 42は高速での安定感を多少減らしてそこに軽快さと爆発力をプラスしたような印象です。ハンドリングはローハイトの様な全くリムハイトを感じさせない切れがあります。

SHARQホイールシリーズはそういった意味で、リムハイトなどの数字的な要素が意味をなさない独特なフィーリングが特徴のシリーズなんだなとそれぞれ乗ってみて感じました。

SONIC CARBONについてはどちらかというとSHARQ 57寄りの印象で安定感としなやかさを感じるホイールです。

剛性の高いフレームにつけた時に奥まで粘るフィーリングがある事で足あたりが良くなりつつも、しっかりと加速にエネルギーを還元してくれるような感覚があります。

それこそピナレロのFシリーズなどに入れる事でグランフォンドバイク的な足あたりの良さにつながるなるのではないかと思います。

高級感のある見た目

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最後ですが、見た目が結局格好いいですよね。

シンプルなウェーブデザインのホイールも昨今増えてきていますが、フルクラムのSHARQは2ウェイブリムということで独自の複雑な形状を採用したシリーズになっています。

また、仕上げの塗装を行わないカーボンリムということもあり、素材感がより際立った高級感のあるカーボンリムになっていると思います。

手間のかかっていそうな仕上げと、高級感のある走りの質感も所有して良かったなと思っていただけるような造り込みになっていると思います。

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