2016/01/14 10:46
時には昔の話を・・・。
ファイルを整理していたら懐かしい画像たちが出てきました。
当時は学生だった古谷野が初めて訪れたサイクルモード(2008)の中から当時の展示物をほんの少し紹介したいと思います。
2008年(バイクイヤーでいうと2009)はデュラエース(7900、10速)の登場やスーパーレコードの復活&初11速化など機材において大きな変更が見られた年でした。
また、近年のサイクルモードと比べるとまだ業界に活気があって展示数やフロア数が多くて見ていて飽きなかったのを覚えています。
まず入り口正面にはピナレロブースが置いてあったと記憶しています。ピナレロ当時のフラッグシップモデルPRINCE。東レ50tカーボンを使ったバイクでした。いかにもピナレロらしいルックスです。
画像はケースデパーニュのアレハンドロ・バルベルデ選手(現在モビスター)のPRINCEスペインチャンピョンカラー(レプリカ)。この後にドーピング疑惑で数年間レースから去ることになってしまいました・・・。
こんなモデルもありましたね・・・。「FP7」というプリンスの金型でカーボンの素材を変えたモデルです。
今でいうGANシリーズみたいなものです。
当時はマグネシウムフレームだったドグマ。このあとラインナップから消えてしまいましたが数年前にカーボンになって戻ってきました。
お次はデローザブース。当時はあこがれたけど全く手が出ませんでした・・・。このころはすべてのモデルをデローザ工房で作っていました。
またウーゴを筆頭に3人の息子たちが設計、製造、広告している、家族経営のイメージが強かったです。
当時のフラッグシップKING3。一回試乗で乗ったことがありましたが、素人の自分でもすごいと思いましたよ。
「初代」アイドル。この弧のトップチューブが美しかったです。この形はデローザにしかできなかったでしょう。
今は亡きゴールドのシャマルが懐かしい・・・。
ちなみに、そのアイドルをこの時試乗していました。フレームのことはよくわかりませんでしたが、その時初めてカンパに触りました。
旧型のレバーでバチン!というレバーの硬さが印象に残っています。壊れていると思っていましたが、今ではこのフィーリングが好みです。
カーボンチューブをラグで組んだNEO PRO。このモデルは2年ぐらいで姿を消してしまいましたね・・・。懐かしい・・・。
お次はウィリエール。
2008年世界チャンピョンのアレサンドロ・バッラン選手(数年前に引退)のレプリカカラーのチェント1です。
確か勝ったときにまだプロトタイプだった11速のカンパを使っていましたね。あと覚えてているのが腕と脚がすごく長い選手だったような・・・(笑)。
ダミアーノ・クネゴ選手(現在NIPPO・VINI・FANTINI)の特別カラーのチェント1。直前のジロデロンバルディアで勝利していました。このころのロンバルディアは現在とはレースの時期が少し遅くてシーズン終盤戦としての位置づけでした。
これも懐かしのBMC SLC-01。イーストンとの関係が強かったころでナノカーボンを使っていました。
ビアンキの928カーボン。当時のフラッグシップでイタリアで作られていました。シンプルなルックスが良いです。
「初代」ノア。サーベロとともにエアロロードの基盤を築きました。
LOOK595ULTRA。当時のフラッグシップモデル。LOOKならラグ組の細いシルエット!と思っている人は今でもいるのではないでしょうか。
BH G4。今ではG6になっていますがその独特な設計は受け継いでいますね。
FUJIのD6。当時よくあったエアロ効果がある(ように見せていた)カーボンフレーム。空洞実験のデータが命の現在ではこのような形状のフレームは作らないでしょう・・・。
EDDY MERCKXのEMX-5。この時メルクス本人も来日していました。
さて、ここからはプロバイクシリーズです。当時はこういうのが結構あって見ているだけでも楽しめました。
まずはイバン・バッソ選手(去年引退)の初代スーパーシックス。ドーピングによるレース出場停止解除から復帰線として選んだのがジャパンカップでした(確かレースは3位)。
注目度が高かったのでバイクも1レースのためにカスタムペイントされていました。この後このバイクはチャリティーオークションにかけられた記憶があります。
当時はキャノンデールにカンパが乗っていました。今では「?」という組み合わせですが当時はそれが「普通」でしたね。
リアは旧レコード10速ですが、エルゴレバー旧型から新型へ移行するときの使っていたと思われるプロト品を使っていました。
NIPPO・ENDEKAの井上選手(現在ブリヂストンアンカー)のコルナゴEPS。C50~C59間の時代の主力モデルでした。懐かしいな~。
このEPSには後日試乗しましたが「人のように語りかけてくるようなフレームの乗り味、これが純イタリアンバイクなのか?」と感動しました。
そして、別府史之選手(現在トレック・セガフレード)のバイクもありましたね。KOGAのスカンジウムフレームです。
後年ツールに出場したときもこのフレームを使っていました。その時に名誉あるツール最終ステージで敢闘賞を獲得しました。
スポンサーにシマノがついているだけであって当時は珍しい新型7900デュラエースがついています。
新城幸也選手(現在ランプレメリダ)のバイクです。当時のチームはエキップ・アサダだったような・・・。
GDR(グラファイトデザイン)は当時市販されていませんでした。アルミにカーボンバックのフレームだった気がします。
コスミックカーボンのロゴが懐かしい・・・。
そして、あのファビアン・カンチェラーラ選手(現在トレック・セガフレード)の実車もありました!しかもツールを走ったバイクですよ!サーベロSLC-SLです。
今は出当たり前のような存在ですが、サーベロ、ZIPP、スピードプレイなどそれまでトライアスロンをメインとしていたブランドがロード界に入ってきたのです。
一部で有名なFSAゴッサマークランク。一番下グレードのアルミクランクでした。噂によるとカーボンクランクのたわみが気になって重量感があるゴッサマーをあえて選んだとか・・・(汗)。
現在はクラシックレースで有名ですが、当時はタイムトライアル最強でした。画像のP3はワールドチャンピョンレプリカです。
そして、2008年ツール総合優勝のカルロス・サストレ選手(現在引退)の実車も!このきっかけで後に古谷野はサーベロ買いました・・・(ツール効果)。
メインコンポーネントは7800デュラエースです。新型7900が出ていましたが、この年のツールではほとんどが旧型を使っていました。
黒く塗りつぶされているチェーンリングは当時は浸透していなかったQ-Ringです。ツール優勝を機にこの楕円リングが世界に知りわたりました。
いかがだったでしょうか?
当時を知っている人なら懐かしく思うかもしれませんし、知らない人でもこのようなモデルがあったんだと思うかもしれません。
自分が乗り始めたばかりの頃でこれ以前のことは教科書を読むように資料を参考しながら学んでいます。
ネタに困ったらこのような懐かし記事をまた上げるかもしれません・・・。
(おまけ)
おっと、このようなものも・・・ありました。
2016/1/14
住所:神奈川県茅ヶ崎市中海岸4丁目12986番52号 サザンビーチヒルズ2F
電話番号:0467-84-1555
営業時間:月~金 11:00~19:00、土日祝 10:00~19:00
定休日:火曜日
サザンビーチヒルズの駐車場に限ります
カラーコーンが設置してあるスペースは他テナント様の月極駐車場です。
ワイズロード茅ヶ崎店にご来店の方はご利用いただけませんのでご注意ください。
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