2016/10/16 22:12
社内試乗会のインプレッションVOL.2です。
「FELT IA FRD」
ハワイアイアンマン世界選手権で女子4連覇のトライアスロンバイク。UCIルールを無視してストレージを入れるようにして最近よく見かけるトライアスロン競技専用バイクです。この日「一番速かったバイク」です。
スウェーデンのTEXTREMEカーボンとフェルトのULTIMATEカーボンを使うことによりレース向けの乗り味にしています。
しかしトライアスロン向けに設計されているのでガチガチに硬いわけではなく程よい固さになっています。
かなりボリュームがあるフレームですが、カーボン素材からくるよく軽量バイクに見られるようなパリッとした軽い進み方をするのはトライアスロンバイクでも珍しいです。
「Panasonic FRT09 TypeL」
国内で作られているパナソニックの双竜フラッグシップモデルのひとつ。剛性重視のHと軽量性重視のLがあります。今回乗ったのはLの方です。最近別ブランドのチタンフレームを買ったので同じ素材でどのように変わるのかを確かめるのもかねて。
メーカー担当者も言っていましたが、レース向けの設計のためフォークが通常モデルより硬めの物が付いている影響でフロント周りはガッチリしています。しかし、リアはチタン独特の突き上げがコツコツ来るような感じでした。でも突き上げはアルミよりも少し抑えたような感じで嫌いではありません。古谷野が乗っているチタンフレームより剛性は高めでしたが、レース向けという方向性でうまい具合にチューニングされているように感じました。Hの方はどれだけ固いのでしょう・・・。
FRT09シリーズに採用されている世界的にも珍しいアウターバテットチューブ。バテットというのはチューブの一部を削って軽量化している加工です。一般的にはパイプの中身に施されるものなので外部から見えません。が、このフレームは外側に施されているのです。もちろんにインナー側にも施されています。かなり凝っています。
ちなみに、パナソニックのロードチタンフレームFRT09の2つとFRT19の合計3種類ありますが剛性はFRT09Lが一番低いそうです。バテット加工でパイプが薄いため。
ジャパニーズテクノロジーとクラフトマンシップが融合したバイク。用途によってモデルが選べるので乗り手にあったバイクが見つかるはずです。永く乗りたいという方、カーボンバイクに飽きてしまった方、価格も抑え気味なのでオススメです。
「NEILPRYDE BURA SL」
新興ブランドながらウィンドサーフィンで培ったノウハウを投入してプロチームまで供給するようになった勢いあるブランド。乗ったのはフレーム710gの超軽量クラスのビューラーSL。この日「一番軽かった」バイクです。ちなみに↑のバイクはニールプライドの社長様のバイクでした・・・。
その軽さが走りにも生かされています。登りではスパスパ進んでまるで山岳王になった気分でした。それながらフロント周りはしっかりしていてスプリントをしてみると腕が逆に跳ね返されるような感覚でした。シートステイは快適性を高めるために細くなっている分スプリントだとよじれるような感じがありました。でもそんなにスプリントをしない方であれば気にならないと思います。それよりもコツコツ細かい振動に変換してくれるような感じがしてそっちの方が恩恵が高いでしょう。
軽量フレームにありがちなパリッとした乾いた乗り味は人の好みを選びそうですが、レース機材として考えればレベルは非常に高いです。
「ANCHOR RNC7」
世界的に見ても珍しい構造をしている日本のネオコット。これが25年以上前に生まれたのですからまさに生きる伝説フレームです。
ガチガチに硬くなく、クロモリらしい乗り心地でした。下手な味付けがなく素直にクロモリフレームという特性を味わえます。
RNC7は日本で作れていて、日本人向けのジオメトリーなのと、カラーオーダーに対応しているので合うサイズやカラーが見つかると思います。
海外ブランドに目が行きがちですが日本発のクロモリはいかがでしょう?。所有感が味わえると思いますよ。
「TREK DOMANE SL6」
ISOスピードと呼ばれるリンク構造をリアに配置して、さらにモデルチェンジでフロントにも搭載して快適性がアップしました。
どのぐらい快適なのか?路面に薄いマットを敷いたところを走るという感じでしょうか?。クロモリはバネ感で振動を吸収するような感じですが、このバイクは振動を打ち消すような感じがしました。真の意味で快適性が高かったです。
古谷野は車には全く詳しくないのですが、なんでしょう、高級な車ってエンジン音が静かなのと振動が少ないじゃないですか?あの感じに似ています。快適なのは上でも書いた通りですが、このバイクに乗っているときは周りが静かになった気がしました。
また、サドルに座ったままケイデンスを高めて進むと少しのタイムラグの後スッと加速するのが特徴でした。ダンシングよりシッティングで走るの方がこのバイクのにぴったりだと思います。
スピードをガンガン出すより一定のスピードで長距離乗る方にぴったりだと思います。
以上古谷野が乗ったバイクのインプレでした。
お次はサーベロP5Xをアップしますのでご期待下さい!。
2016/10/16 古谷野
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定休日:火曜日
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