【10万円台前半ホイール対決】RS710（105）VSレーゼロコンペ！！
by: 小西真人

グラベルバイクの「ASPERO」用ホイールと考えると、アルテグラか105あたりが丁度いいのかも・・・なんて思っていたら。

とんでもないヤツがそこに割り込んできました。

カーボンホイールのエントリーとアルミのフラッグシップ。

実に悩ましい状況が生まれています。

価格差が1万円ちょっとというのがまた

〇SHIMANO　　RS710　C32　　￥123,970－（税込）

〇FULCRUM 　RACING ZERO CMPTZN 　￥137,060－（税込）

RS710 C32＝1,504g、R-ZERO＝1,570g。

重量面では105の勝ち。カーボンリムがやはり効いているのでしょう。

RS710＝32mmハイト、R-ZERO＝30mmハイト。

スムースな造形＋わずか2mmですがハイトも高い。リムの空力性能でも105の方にアドバンテージがありそうです。

RS710＝内幅21mm、R-ZERO＝内幅19mm。

アルミリムとしては頑張っている方ですが、ワイドタイヤへのマッチングの良さにおいても105の方が有利かと。

どちらもチューブレスレディに対応。チューブレステープが不要でピュアチューブレスも使えるという点でR-ZEROも健闘しています。

性能差が大きく出るのがハブ周り。

セラミックボールのCULTベアリング、高剛性ワイドフランジ、2：1組のアルミ製ストレートスポーク、PEO処理が施されたアルミフリーボディ。

剛性の高さと回転性能の高さで105に圧倒的な差をつけています。

リムにコストを集中させた分、軽さと空力特性に優れる105。
ハブにコストを集中させた分、剛性と加速性能に優れるR-ZERO。

乗っていて面白そうなのはR-ZEROですが、105はこの他にエアロ効果が高いC46（1,612g）という存在もあります。

これはもうしばらく悩ましい状況が続きそうな予感・・・