【MARIN】遊びの道具感が強めなタフ系クロスバイク「NICASIO SE」。
by: 小西真人

カリフォルニアの州旗でお馴染みのグリズリー。それが日本の旗を持ってシートチューブに描かれているという。

MTB的な650Bタイヤを履きながらキックスタンドが標準装備だったりと日米のコラボはこうあるべきという感じの仕上がりです。

名前の由来はカリフォルニアのマリン郡

〇MARIN　　NICASIO SE　　￥82,500－（税込）

アメリカンブランドでクロモリフレームのグラベル寄りクロスバイク。

昨日ご紹介した「FEATHER CXF」と同じ路線なはずなのに、なぜこうも違った感じになるのでしょうか。

とはいえ、手堅くまとまりがちなクロスバイクの中で、どちらのモデルも抜群の存在感を発揮しています。

ドライブトレインはシンプルそのもの

ギア構成は1×8速（フロント42T×リア11‐32T）。ナローワイドな歯先のシングルチェーンリングが土系バイクっぽくて〇。

ただ、登りは苦手そうなので、主となるフィールドは「街乗り」。

重たい極太タイヤをキッチリと減速させるためでしょうか、ブレーキには油圧のディスクブレーキを採用。

ブラウンサイドなのがまたカッコいい

その極太スリックタイヤ。幅はなんと47mm。

700Cよりもホイール径が一回り小さい650Bならではのボリューム感。

推奨気圧は2.8BAR～4.8BAR。かなりエア圧を落とすことが出来るので、ドライ路面ならグラベルライドも余裕でこなしてくれそうです。

スポーツバイク＝速さからの脱却

フレームサイズは50。
適正身長は150～160cmくらい（メーカー推奨値）となっています。

極太タイヤならではの走破性の高さを活かして、路面状況を選ばすに自由気ままに走り回るのが楽しそうな「NICASIO SE」。

「自転車＝遊びの道具」と考えた時、クロスバイクでここまで面白そうなモデルというのもなかなか無いのでは。