【VITTORIA】現代的な要素で再構成された新型タイヤ「CORSA NEXT」。
by: 小西真人

コルサ＝レースという意味だと考えると。

ケーシングの素材がどうであれ、レースで使えるクオリティのタイヤなら「CORSA」を名乗る資格があるという事なんでしょう。

仮想敵はC社の某5000なんて噂も

〇VITTORIA　　CORSA　N.EXT（クリンチャー）
￥8,998－（税込）　→　￥8,098－（税込）！！

チューブラータイヤはプロ選手御用達。320TPIのコットンケーシングが生み出す圧倒的なしなやかさが自慢の「コルサ」。

ただ、そのクラシックな構造ゆえのアドバンテージがクリンチャー化した時に反転。重量面で不利というネガが顔を出します。

乗り心地派には大人気だけど、軽さ派にはなかなか受け入れられにくい。そんな状況を打破するためのニューモデルがこのNEXT！

ヴィットリアも現状を良しとしていたわけではなさそうです。

ケーシングの素材をライバルと同様のナイロンとしたことで大幅な軽量化を実現したNEXT。

クリンチャーの28C同士で比べてみると、コルサG2.0が280gでNEXTが210g。もう「コルサは重い」なんて言わせない。

気になる乗り心地ですが、流石にコットン並みとはいかない模様。

ただこれはあくまでも枝分かれ。本筋のコルサが無くなったわけではないので、要は選択肢が増えたということ。

コンパウンドにはヴィットリアお得意の「グラフェン」だけでなく一般的なシリカも併用。タイヤの変形量が減った分を補う的な狙いがあるのか、グラフェン単体と比べて2割ほどグリップ力が高められている模様。

店頭在庫は26Cと28C。TLR仕様も在庫アリ。

19Cを前提とした新ETRTO対応品なので、リム幅によっては多少タイヤの太さが変動します。

お手持ちのホイールのリム内幅は確認しておいたほうが〇。