【FULCRUM】カッチリしていて良く回る！ワイドタイヤに合わせて進化した「レーシング5DB」！
by: 小西真人

リムハイトが高く、エアロ効果に優れた「4」。
太いスポークを採用していてタフな造りの「6」。

そんな両者の個性の間に埋もれてしまった感がある「5」。この3兄弟の中では最もバランスに優れたオールラウンダーなのに・・・

最新のタイヤトレンドに合わせて進化

〇FULCRUM　　RACING5 DB　2WAY-R　
￥70,400－（税込）　→　￥63,360－（税込）！！

実は、C15時代・リムブレーキ仕様の「5」を愛用していました。

たわみが少ないカッチリした走りと良く回るハブが印象的なホイールで、さらに頑丈。通勤から週末ライドまで常用ホイールとして大活躍。

DB化やワイド化で当時とは別物の様に進化していますが、手頃な値段で良く走るというコンセプトはブレてはいなそうなのは心強い。

C17からC20へとリム内幅を一気に拡大！

リムハイトは気持ち低めな24mm。アルミリムで1,660gというホイール重量を考えれば上等の部類かと。

内幅20mmというのも結構頑張っているのでは。ワイドリムとタイヤとの一体感でエアロ効果を生み出すという考え方がイマドキです。

Rが付く方の2WAY-FITなので、対応タイヤはチューブレスレディ。

「ZERO」や「3」のようなレース路線ではなく、エンデュランスロードやグラベルロードとの相性重視に舵を切った感じに思えます。

高いホイール剛性が生むキレのある加速

スポークパターンは前後共に2：1。

ゴツいハブシェル＆ストレートスポークの高いテンションによるカッチリしたフィーリングが気持ちいい。

その走りに頼りなさは皆無。丸いものが丸いまま転がっていくかのようなスムースな走行感はフルクラムホイールの美点の一つ。

初めてのホイール交換にピッタリの万能機！

突出した特徴がない分、どんな乗り方も許容してくれるだけの懐の深さを備えている「レーシング5DB」。

愛車の走りを底上げしたいけど、走るシーンはまだはっきりとはイメージできていない、そんな時にオススメの1本です！