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【SALE】ラピエールとフォーカス、対照的なこの2台。
by: 小西 真人

 

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ツールの第14ステージは残念なことになってしまった2台ですが・・・

どちらもサーベロに負けず劣らず、いいバイクを作るブランドです。

 

 

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〇ラピエール センシウム200CP  ¥289,000-+TAX → 現金特価 231,200-+TAX!!

(カードでのお支払いの場合15%OFFの¥245,650-+TAXとなります)

 

ティボー・ピノ擁するフランスチーム「FDJ」のバイクは同じくフランスブランドの「ラピエール」。

ロードバイクからMTBまで展開する、総合スポーツサイクルブランドです。

ラピエールとFDJ(昔はフランセージュデジュと言ってましたね)の関係は13年にもおよび、

今も最高の舞台で開発とフィードバックが続けられています。

 

 

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フレンチブランドと聞くと、「LOOK」のように「超個性的」「独自規格満載」なイメージをしてしまいがちですが・・・

ラピエールはフレーム形状や乗り味を含めて極めてオーソドックスな作りが特徴です。

これはトップモデルの「エアコード」や「ゼリウス」にも通じるラピエールの美点。

「硬くしといたんであとは脚次第」(最近はだいぶ変わってきましたが)に陥りがちなプロ機材でも

バランスや乗りやすさを重視したセッティングがなされていました。

 

 

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フレーム形状もとにかくスムーズで、「ここは太くして硬く」「ここは薄くしてしなやかに」といった

最近流行の形状による役割分担をあまり感じません。

シームレスにたわみシームレスに踏ん張る。

フレーム全体が持つトータルでの剛性バランスで望む乗り味を作り出しているのでしょ

 

 

一方、対照的なのがこちら。

 

 

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〇フォーカス CAYO 6.0 ¥324,000-+TAX  → 現金特価 ¥259,200-+TAX!!

(カードでのお支払いの場合15%OFFの¥275,400-+TAXとなります)

 

ロマン・バルデ擁するフランスチーム「AG2R」のバイクは同じくドイツブランドの「フォーカス」。

フォーカスの前はイタリアブランドのKUOTAを使ってたので、

AG2Rチームはあまりフレンチにはこだわらないようですね。

 

 

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で、このフォーカス。

「GERMAN ENGINEERED」をテーマにするブランドらしく、機能=形状が明確です。

剛性が必要なところにはボリュームを与え、動かしたいところは細く・薄く整形。

さらに単なる〇ではなく、エッジをつけることで変形の方向までコントロールする狙いが見て取れます。

何とも理屈っぽいフレーム形状ですが、じっくり見ているとそれぞれの形の狙いが見えてきて面白い。

 

 

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ヘッドチューブ~ダウンチューブ~BB~チェーンステー基部辺りまではマッシブな造形で

ライダーの体重やペダリングのパワー、ダンシング時のねじれ等大きな力を受け止めるセクションとして。

トップチューブ半ば~シートステー~チェンステー半ば辺りはあえて細みにすることで

シッティング時の路面からの振動を吸収し、乗り心地を受け持つセクションとして。

 

なかなか見ごたえのあるフレーム形状です。

 

 

大きなくくりで見ればどちらも「25万前後のカーボンフレーム完成車」となるのですが、

実はしっかりしたキャラクターを与えられているこの2台。

それぞれのメーカーのお国柄や、込められた思いなどが見えてくるのがこの価格帯の面白いところ。

ぜひ実車にてご確認ください!