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時代に逆行する「21C」化。
by: 小西 真人

 

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乗り心地、グリップ感、エアロ効果・・・

太めのタイヤによってもたらされる様々なメリットが証明されたことで、

世の中のトレンドは「25Cが当たり前」な空気になってきました。

 

 

ですが、やっぱり細いフレームには細いタイヤがカッコいいと思うわけです。

 

 

 

そもそも「CT‐2」と「ニュートロン」な時点でアウトオブデート。

流行を気にしてもしょうがないバイクなのは間違いありません。

 

 

というわけで。

時代に逆行するかのような「あえての21C化」を実行です!

 

 

 

 

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交換前のタイヤは、VITTORIA の「OPEN CORSA EVO CX」。

2でも3でも、ましてや4でもない、初代EVO・・・

 

生ものであるタイヤには「年代物」とか「ビンテージ」といった

価値は無いと言っていいでしょう。

ポルシェと同じく「最新の物が最良」です。

 

 

 

 

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ケーシングにトレッドを重ねる、クラシックな作りの「オープンコルサ」ゆえ、

経年劣化でトレッド面がめくれてきてしまっています。

いくらパターンが残っていても、これはちょっと不安要素。

 

 

 

 

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で、交換後がこちら。

 

「OPEN CORSA CX-3」となり、一気に二世代分も進化しました。

といっても、パターンもグラフィックも大した変化がないので

正直あまり変わったように思えませんが・・・

 

 

 

 

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左―21C。

右-23C。

 

タイヤの太さだけでなく、厚みも減っているのがわかります。

 

23mm幅から21mm幅への変化。

わずか2mmの違いですが、ずいぶんと違うものです。

 

 

 

 

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これにより、我が「CT‐2」は、

今の流行りからすると

乗り心地が悪化し、グリップ感が薄れ、空力面でも不利になりました。

 

 

でも、いいんです。

カッコ良くなったから。