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2016/01/25 12:25
近年カンパニョーロやフルクラム、ヴィットリアなどフォロワーが増えている
「プラズマ電化酸化(PEO)処理」系アルミリムホイール。
硬度が上がり、ブレーキング性能も上がり、なにより黒くてカッコいい。
マヴィックのエグザリット(PEO処理)ホイールがデビューした時、
そのカッコよさに引かれ、初代「R-SYS SLR」を購入。
(初期の緑の専用シューが削れて苔にしか見えなかったなぁ)
実際に使ってみたら、体重が重くても(爆音と共に)しっかり止まる
そんな制動力の高さにほれ込み、「キシリウムSLR」までも購入。
と、そんなこんなで小西はエグザリットが大好きです。
さて、そんなエグザリット系キシリウムの最新モデルが入荷です!!
〇MAVIC KSYRIUM PRO EXALITH SL
FRONT ¥105,000-+TAX
REAR ¥125,000-+TAX
「キシリウム プロ」の名を冠するモデルは他にもありますが
このモデルは実質的には「SLR」の後継機。
前後ペアで1,355g。
マヴィックの最新テクノロジー全部のせの「最強のキシリウム」です。
まずはモデル名にもなっているPEO処理されたエグザリットリム。
地味ながら、実は「2」にマイナーチェンジがなされています。
単なる「く」の字型だった初代と比べ、ギザギザ具合に変化が生まれています
高い制動力のためには、リムをギザギザにするのが良い。
ただ、ノーマルのアルミリムだとあっという間に削れて無くなる。
なので、耐摩耗性を高めるためにPEO処理を施す。
といったロジックで完成されたエグザリット。
カッコいい等は副次的な要素。
「良いホイールはきちんと加速してきちんと止まるものだ」
というマヴィックの考え方の象徴と言っていいでしょう。
リムそのものの形状は、丸みを帯びた最新の「ISM 4D」。
加速の軽快感を優先したのか、流行のワイドリム化は見送られています。
スポークの間(ISM)とかリムのサイド(ISM3D)とかではなく
削れるところはもう全て削ってしまったのが「4D」の特徴。
切削後のエッジ部分も無駄ととらえ、全て削り落として重量を軽減、
またリム形状がスムースになることで、ロープロファイルのリム高ながら
高いエアロ効果も兼ね備えています。
スポークはキシリウムの定番、アルミ素材の「ジクラル」。
ステンレス製のものに比べ、軽さと硬さの面で有利。
また、キシリウムらしい乗り味や運動性能のキモとなっています。
アルミスポーク=ガチガチで剛性の塊という印象がありますが・・・
某ZEROホイールなどと比べると拍子抜けするほどしなやかな乗り心地。
この硬さとしなやかさの絶妙なバランスが、キシリウムの真骨頂。
キシリウムを名乗っていますが、後輪はまんま「R-SYS」。
一つ下のグレード「KSYRIUM PRO EXALITH」(似た名前で紛らわしい)との
最大の違いがココです。
反フリー側のスポークがカーボン製のチューブになっていて、
さらに両端がそれぞれハブとリムとに固定されています。
ようは単なるツッパリ棒。
ジャイアントのSLRホイールが、トラクションがかかった時に
スポークテンションが整う構造を採用して注目を集めてますが、
そもそもテンションの概念がない「トラコンプ」構造はそれすらを凌駕。
ツッパリ棒がまっすぐ地面を押し、その反作用で加速するような、
ダイレクト感の強い独特のトラクションの高さは、とにかくクセになります。
近年カーボンクリンチャーホイールの完成度がどんどん高まっていますが、
テクノロジー面で一日の長があるアルミリムも、完成度と安定感においては、
まだまだカーボンに負けてはいないと考えます。
走ってよし、止まってよし。
軽く、硬く、乗り心地が良く、空力にも優れるまさにオールラウンダー。
最強のアルミリムホイール「キシリウム プロ エグザリット SL」。
ライドパフォーマンスが大幅にアップするのは間違いありません!