ロードのプロも認めた「分厚い」アリオネ。
by: 小西 真人

 

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本来の立ち位置は「トライアスロン/タイムトライアル用」なのですが、

厚みがある分、やっぱり座り心地がいいのでしょう。

通常のロードレースで使用するライダーもいるのがこの「ぶ厚い」アリオネ。

 

 

 

 

 

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〇フィジーク ARIONE TRI K3   ¥20,340-+TAX

 

フィジークと契約しているプロチームがTT時に使うことも多いこのサドル。

座ってみたら「あれ?意外と良くない?」と気づいて

TTだけでなくロードレースでも使うようになったのでしょう。

 

 

 

 

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特徴はやはりその厚み。

(上:アリオネ TRI  下:普通のアリオネ)

 

トライアスロン用なので、サドル先端部が厚いのはある程度予想できましたが

後端部までしっかりあんこが入っているのが見て取れます。

 

 

 

 

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サドル先端部の比較。

TRI(左)の方が倍くらいパッドが入っています。

サドルに対して前乗り気味に座る小西には、これはちょっと嬉しい厚さかも。

 

 

 

 

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座り心地を求めるなら、鉄板のアリアンテがあるじゃないか!とも思いますが、

ラウンドしたサドルトップの形状は、着座位置が決まってしまいがち。

 

すっぽり収まって痛みもなく快適!となればいう事はないのですが、

もし形が合わないと、腰をずらしにくい分逆に痛みが一か所に集中。

そうなるともうサイクリングどころの話ではなくなります。

 

 

 

蛇足ですが、小西はかつて淡路島一周(アワイチ)を走った際、

無謀にも初めて使うサドルをセットしていって、それが全然合わず、

半分くらいの地点で完全に尻が売り切れたことがありました。

その後のもう半周がつらい事つらい事・・・

 

 

 

アリオネ特有の腰の位置をズラしやすいフラットなサドルトップ。

にもかかわらず、厚めのパッドでどこに座っても快適。

 

ゲランㇳ・トーマスがあえてコレを選ぶ理由もよくわかります。