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鋼のスタンダード
by: その他

 

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昔、NHKがツールを放映していた時代がありました。

ベルナール・イノーやグレッグ・レモンが活躍していた時代だったと思います。

子供のころ、何かの拍子にその映像を見て、小さいながらに

TV画面に映っていた細身の自転車に強烈な印象を受けました。

選手の名前は「レモン」しか覚えてなかったですけど。

 

フレームはスチール全盛期、徐々にアルミやチタンなどの新素材の足音が近づいていた時代でもあります。

 

年を取ってからもあの時代の記憶がどこかで眠っているのか、

ロードと言えば細身のスチールチューブにホリゾンタル、

(足の短い私にはなかなか辛いものがありますが)

ラグ付きというのが憧れです。

 

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そんなスチール全盛の時代のロードレーサーをいまに残すのが、デローザの名車ネオプリマートです。

 

DE ROSA 2016 NEO PRIMATO フレームセット

カラーMOLTENI サイズ53

¥275,000-+TAX

現金でお支払いの場合41,250円のクーポンをお付けします 

 

カラーはデローザの評価を不動のものにしたエディ・メルクスが所属していたモルティーニオレンジ。

あまりに強すぎて勝ちすぎるので、自転車レースの人気に陰りが見えるほどだったとか。

 

 

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美しいカーブを描くフロントフォーク。

一時期カーボンフォークになったモデルがありましたが

やっぱり1インチのフォークはスレッドのスチール製がバランスよく映えます。

 

 

 

 

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フォーククラウンはデローザらしいイカリ肩。

ネオプリマートが出た頃は剛性を上げるためユニクラウンだったと記憶しているのですが

MTBのリジットフォークみたいと評価が分かれた記憶があります。

 

 

 

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フォークエンド部、エッジが立った仕上げ。

 

 

 

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デローザらしくラグのヒゲは短め、装飾を廃し、応力の分散のための形状と

質実剛健なデローザらしい作りです。

 

 

 

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ハンガーと共に、溶接が集中するシートラグ。

美しい仕上がりで、シートステーはダイレクトに接合するタイプ。

クラシックな外観ですが剛性は高そうです。

 

 

 

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剛性といえばチェーンステーのひし形のつぶし。

確かデローザが特許を持っていたハズ。

 

 

 

 

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 ディレイラーハンガーを裏側から。

表からは見えない部分に肉抜きのあとが。

ロードエンドより軽量でリアセンターを詰めれるストドロエンドになっています。

 

 

 

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ハンガー部、チェーンステーの内側に剛性アップのためのリブが見えます。

 

 

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スチールフレームのバイクの良さは、ペダリング時の反応の人とのマッチングの良さ、

うまくリズムがあった時の気持ちよさは他に代えがたいものがあります。

持って重いけど、走りは軽い、というより楽しい!

 

 

 

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無粋とわかっていながら、重量です。(フレーム・フォーク )

チューブはデダチャイの「DEROSA」カスタムチューブDR-ZeroUno。

 

スチールからアルミを経て、カーボン全盛期のロードレース界。

今から約20年前のスチールロードレーサーってどんな走りだったのか?

ウイップってなに?

そんなことに興味をもっている現代のロード乗りから

アルミとカーボンには十分乗った!今度はスチールだ!!という方、

性能と繊細さ、美しさが調和していた時代に憧憬と郷愁を感じられる方まで、

永遠のスタンダード、デローザのネオプリマートはいかがですか。