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【自腹でGo!!】SuperSix Evo Hi-MOD【インプレライド】
by: その他

 

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自前の2016 SuperSix Evo Hi-MOD(DURA2の方)でインプレライドに参加してきました。

私のようなヘタレなホビーライダーがプロ機材の恩恵を受けることが出来るのか?

ツールを走る最高のフレームにヘタレライダーが乗ったらどうなるのか??

鍛えに鍛えたプロ選手用の機材をヘタレが乗るのってミスマッチじゃね???

という疑問を少しでも解消出来たらと思い、本音で書いてみたいと思います。

 

ヘタレな私の情報を少しだけ。

アラフォー、身長171cm、体重56~58kg

二十歳過ぎに自転車にハマるまでコテコテのインドア野郎。

学校の冬の恒例のイベント、持久走大会では最後尾の集団が定位置。

痛む横腹を抑えながら、原付に乗った体育教師に竹刀で追いかけられる私。

 

 

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今回のインプレライドがSuperSix Evo Hi-MOD初の60km越の距離です。

(ガーミンを信じるなら86.88km、門司から福岡天神店まで)

実際ちゃんと走ったならどうなの?という私自身の疑問もありました。

 

 

 

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跨って走りだすと、最初の一踏み目からスッっと加速します。

車体の軽さ以上に出足の軽さを感じます。

軽量フレームによくあるパリッとした乾いた反応ではなく、

ちょっとスチールフレームに似たしっとり感というか、若干ウエットな反応です。

たわんでる感じはしないのですが。

 

 

 

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フロントフォークとヘッド周り、ハンドリングはニュートラル、そしてちゃんと路面の状況を伝えてきます。

いわゆるシルキーライドと呼ばれるエンデューロ系にある「絨毯の上を走るような」

と形容される凹凸を埋めてしまうものではありません。

滑らかな路面はそのままに、アスファルトが荒れだすと、境目まできちんとわかります。

小さな凹凸は伝えてきますが大きな凹凸はいなす感じで不思議と跳ねません。

私は体重が軽い方なので、軽量モデルは跳ねやすいのですが、本当に跳ねません。

抜群の路面追従性を誇ります。

コーナーを曲がるときはハンドル➡ヘッド➡フロントフォーク➡ホイールと

縦に一本太い軸があるような高い横剛性、

特に下りのコーナーでの安心感が違います。

今回の直線の下りで出した最高速がガーミン先生によると68.7 kph

昔、阿蘇の長い直線の下りで出したスピードに匹敵する生涯最高速です。

阿蘇の時は、ビビッてブレーキをかけたのですが、SuperSix Evo Hi-MODなら跳ねないし

路面の状況もつかみやすいので、もうちょっと出せそうです。

フロント周りの性能は万人がメリットを享受できる素晴らしい性能です。

 

 

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リア三角(シートステー、チェーンステー、シートチューブ)も剛性のバランスが非常に素晴らしく、

つぶしの入った25.4mm径のシートポストと相まって、非常に快適です。

ダンシングは軽さから車体を振りやすいのですが、シートポスト、リア三角の縦剛性のしなやかさから

シッティングの方がトラクションがかかりやすく、力が無駄なく伝わっている気がします。

 

 

 

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横剛性は高いにもかかわらず踏み込んだときにネガティブな硬さは感じられません。

というか踏むと進むし伸びるし嫌な硬さもないのでついつい踏んでしまいます。

ツール等を走る生粋のレーシングフレームには、プロの踏力を支えるため高い剛性が必要で

SuperSix Evo Hi-MODも高剛性なはずなのですが、脚に来る感じがあまりしないのです。

じつはこれが曲者で、初めてSuperSix Evo Hi-MODで50km超えたときは、

調子に乗って力を使い果たし、古傷の右ひざが生まれたての小鹿みたいにプルプルと…。

疲労は一気に来ます。ここははっきりエンデューロ系と違うところです。

 

 

 

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会長からも「登りのときシッティングで踏んでるから足が売り切れちゃうんだよ」

と指摘を受けました。そりゃあ踏めば疲れますよね。でも踏むと楽しいんです、伸びるから。

「おいイデー、ポイント賞とってこいポイント賞」

「今度はスプリントだスプリント」「山岳もだー」と某会長の無茶な指示をこなし

分かったことは、力をかければかけただけ応えてくれると言う事でした。

そして過剛性ではないので、体力が回復すれば、もう一度イケる!

パワーをかけ続ける限り、私の力では加速が頭打ちになることはありません。

踏んだら踏んだ分だけ加速するのが楽しいです。

途中からもっさりした加速になるとか、横に力が逃げるとか一切ありません。

 

頭打ちになるのは何時だって私の方です。ものすごい速さで体力ゲージがけずられます。

やっぱりフレームの剛性は高いです。それを感じさせないだけで。

あと、ホイールがエアロなら、平地と下りはまだ伸びるかもとは思いました。

 

 

 

 

このマシンはスピードが上がったときが一番真価を発揮します。

正直下りが一番楽しかったです。

40~60kpmかそれ以上で一番、車体もハンドリングも安定します。

路面の凹凸を後ろにすっ飛ばして下る感じなので、乗り心地もすごく良くなります。

もちろん車体はしっかり接地している感があるので恐怖もあまり感じません。

やっぱりプロ用なので一番おいしいところはその辺りと言う事でしょう。

 

 

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今回のSuperSix Evo Hi-MODのインプレライドの私なりの結論は

車体の軽さや、振動吸収性、路面追従性、ハンドリングの素直さは初心者からプロまで

万人が享受できるメリットだと思います。

半面、ある程度以上の高速で真価を発揮し、かつ硬さをあまり感じずに初心者でもそこそこ踏めるというのは

体力の無さやペダリングが未熟な私にとっては、特に長距離で注意が必要だと感じました。

速く走るのは思った以上に体力を奪います。

 

 

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今回は終始高宮さんの後ろで安心して走れたのと、意外と休憩が長かったので何とか走り切りました。

100km超えてたら右膝がヤバかったかも。

まだまだ乗り方に試行錯誤が必要です。

でも楽しかったです!ありがとうございます。