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カーボンVSナイロン。ソールの硬さの違いってどんなもん??
by: 小西 真人

 

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シューズコーナーの「FROOMY」モデルを見ながらぼんやり思いました。

 

 

「プロのパワーを受け止めるシューズなんだから相当硬いんだろうなぁ。」

 

「・・・」

 

「あれ?そういえばこれと同じソールのシューズ持ってたな。」

 

 

 

というわけで実験です。

 

 

 

 

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右足: VENTフルカーボンソールの「GENIUS6.6」

左足: MILLENNIUM3ナイロンソールの「GENIUS5」

 

 

基本構造は同じでソールが違う2足のシューズを、左右で変えてみて、

比較しながら7キロの道のりを通勤してみました。

 

 

 

まずは普通に足を入れて、真っすぐに立ってみます。

 

爪先に力を入れてみると「G6.6」の方がやや撓みにくいかな、

という感じはありますが、左右で劇的に違うというものではありません。

 

 

 

では実際に乗ってみて。

 

 

走り出しのスローな速度域では、正直左右の違いはさほど感じません。

 

 

速度が上がってくると、左に比べ右の方が足の回りが軽く感じるようになります。

 

またペダルを踏んでいる感覚が鮮明になり、強くペダリングする際や

ダンシングの時に、力が込めやすいように思えました。

 

縦だけでなく横にも硬いからか、足裏が外側にねじれる感じが薄くなり、

乗り始めは矯正されているような違和感がありましたが、

慣れてくるにつれ足がサクサク回るようになりました。

 

 

全体的に硬くはありますが、持て余すようなカンカンした硬さでははなく、

「G5」と比べても少し踏み心地が硬くなったかなという程度。

 

これは「快適性のため、あえて爪先にしなりを与えている」という

VENTソールならではの特徴かもしれません。

 

 

ただこれは通勤車が「カーボンクランク&マヴィックペダル」という

比較的柔らかめの組み合わせの影響も大きいかと。

高剛性でおなじみ、「デュラエースのクランク&ペダル」あたりだと

また感じ方は変わるかもしれません。

 

 

 

あくまでも「ちょい乗り」のレベルではありますが、

「硬いソールはペダリングの軽さにつながる」

と言って良いでしょう。

 

 

ですが、今まで使っていたG5でも大した不満はありませんでしたので、

通勤用シューズがG6.6に置き換わることはないでしょう。

 

G6.6は「ペダリング効率が生きる」レースやヒルクライム。

G5は「履いていて楽な方がいい」サイクリングやロングライド。

といった面白みのない予想通りの結論になりそうです。

 

 

 

20分くらい走って店に着くと。

ちょっと右足だけが疲れてる?

太腿がすこし張っているような感じがする?

 

「硬いソールはどれくらい疲れるのか?」

ロングライドで改めて検証してみる必要アリですね。

 

 

 

 

 

 

おまけ~その①「衝撃の事実」

 

 

 

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「やっぱりシューズが軽いと足がスムースに回るなぁ」

なんてのんきに思っていたら。

 

その差わずか25g。

 

 

このわずかな差を感じ取ったのか?

単なるプラシーボか?

 

おそらく後者でしょう。。

 

 

 それにしても、クリートが付いて約400g。

手に持った時「軽くはないかも」とは思っていましたが・・・

 

 

まあどこぞのアメリカ系ブランドのように、「軽さ」とか「硬さ」

といった「わかりやすい数値目標」高めていくばかりではなく、

「実際の使い勝手や履き心地」といったバランスを重視しているのが

「SIDI」ですので。

 

 

 

 

おまけ~その②「インソールの存在感」

 

 

 

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乗り始めて真っ先に気になったのが、実はシューズ以上にインソールの違い。

 

 

SIDIのインソールがイマイチ合わなかったこともあり、

G5に入れているのはシマノのカスタムフィットのタイプです。

 

あまりにも気になったので、通勤途中でインソールを入れ替えて、

やっと落ち着いて走ることが出来ました。

 

インソール、結構重要です。