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2016/04/29 15:22
シューズコーナーの「FROOMY」モデルを見ながらぼんやり思いました。
「プロのパワーを受け止めるシューズなんだから相当硬いんだろうなぁ。」
「・・・」
「あれ?そういえばこれと同じソールのシューズ持ってたな。」
というわけで実験です。
右足: VENTフルカーボンソールの「GENIUS6.6」
左足: MILLENNIUM3ナイロンソールの「GENIUS5」
基本構造は同じでソールが違う2足のシューズを、左右で変えてみて、
比較しながら7キロの道のりを通勤してみました。
まずは普通に足を入れて、真っすぐに立ってみます。
爪先に力を入れてみると「G6.6」の方がやや撓みにくいかな、
という感じはありますが、左右で劇的に違うというものではありません。
では実際に乗ってみて。
走り出しのスローな速度域では、正直左右の違いはさほど感じません。
速度が上がってくると、左に比べ右の方が足の回りが軽く感じるようになります。
またペダルを踏んでいる感覚が鮮明になり、強くペダリングする際や
ダンシングの時に、力が込めやすいように思えました。
縦だけでなく横にも硬いからか、足裏が外側にねじれる感じが薄くなり、
乗り始めは矯正されているような違和感がありましたが、
慣れてくるにつれ足がサクサク回るようになりました。
全体的に硬くはありますが、持て余すようなカンカンした硬さでははなく、
「G5」と比べても少し踏み心地が硬くなったかなという程度。
これは「快適性のため、あえて爪先にしなりを与えている」という
VENTソールならではの特徴かもしれません。
ただこれは通勤車が「カーボンクランク&マヴィックペダル」という
比較的柔らかめの組み合わせの影響も大きいかと。
高剛性でおなじみ、「デュラエースのクランク&ペダル」あたりだと
また感じ方は変わるかもしれません。
あくまでも「ちょい乗り」のレベルではありますが、
「硬いソールはペダリングの軽さにつながる」
と言って良いでしょう。
ですが、今まで使っていたG5でも大した不満はありませんでしたので、
通勤用シューズがG6.6に置き換わることはないでしょう。
G6.6は「ペダリング効率が生きる」レースやヒルクライム。
G5は「履いていて楽な方がいい」サイクリングやロングライド。
といった面白みのない予想通りの結論になりそうです。
20分くらい走って店に着くと。
ちょっと右足だけが疲れてる?
太腿がすこし張っているような感じがする?
「硬いソールはどれくらい疲れるのか?」
はロングライドで改めて検証してみる必要アリですね。
おまけ~その①「衝撃の事実」
「やっぱりシューズが軽いと足がスムースに回るなぁ」
なんてのんきに思っていたら。
その差わずか25g。
このわずかな差を感じ取ったのか?
単なるプラシーボか?
おそらく後者でしょう。。
それにしても、クリートが付いて約400g。
手に持った時「軽くはないかも」とは思っていましたが・・・
まあどこぞのアメリカ系ブランドのように、「軽さ」とか「硬さ」
といった「わかりやすい数値目標」を高めていくばかりではなく、
「実際の使い勝手や履き心地」といったバランスを重視しているのが
「SIDI」ですので。
おまけ~その②「インソールの存在感」
乗り始めて真っ先に気になったのが、実はシューズ以上にインソールの違い。
SIDIのインソールがイマイチ合わなかったこともあり、
G5に入れているのはシマノのカスタムフィットのタイプです。
あまりにも気になったので、通勤途中でインソールを入れ替えて、
やっと落ち着いて走ることが出来ました。
インソール、結構重要です。