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2016/05/07 17:08
カンパホイールと言えば「G3スポーキング」。
カムシンといえば「シルバー」。
が、鉄板な昨今ですが。
あえての「普通のカムシン」がなんだかカッコいいのです。
〇Campagnolo KHAMSIN ASYMMETRIC (HG11)
¥24,500-+TAX → ¥20,825-+TAX!!
見てのとおり、印象は極めて普通。
ですが、これがこのホイール最大の美点です。
(でもせっかくカンパのホイールを使っているのだから・・・
という方にはやはりG3仕様がオススメ。)
メインコンポがシマノだからあまりカンパ感は出したくないけど、
手ごろな価格で回りが軽いホイールが欲しい、とう方にはピッタリ!
でもそれなら兄弟モデルのフルクラム「レーシング7」でいいのでは??
と思うところですが・・・
「R7」はLG=ワイドリムしかありません。そのため推奨タイヤは25c。
最近の流行ではありますが、やっぱり23cの軽快感は捨てがたいですし、
そもそも25cだと、フレームに干渉するなんてケースも。
そうなると俄然、ナローなカンパのリムの存在価値が出てきます。
フルクラムLG系ののワイドリム(内径17m)に対し、
ナローなカムシンはオーソドックスな内径15mm。
23cタイヤにジャストフィットです。
フロント24mm、リア27.5mmと前後でリムの高さを変えて、
「エアロ効果ととハンドリングへの影響の適正化を図る」といった
上位モデルと同様の考え方を採用していたり、
リアのリムを左右非対称にして、スポークの張力を整えたりと、
2万円チョイの価格を考えれば、かなり凝ったつくりです。
リアハブも(一応)ラージフランジ。
スポークがストレートでなく通常の曲げのあるタイプを使っているのは、
さすがにコストの面で越えられない壁があるのでしょう。
ゴリゴリトルクをかけてペダリングすれば、差が出るのかもしれませんが、
普通に走っている分にはホイール剛性に物足りなさは感じません。
足を止めた時の速度低下の少なさや、緩斜面でスルスルと速度が上がるような、
カンパ/フルクラム系特有の空走感は、このカムシンにもキチンと備わっています。
(同タイプハブのレーシング7の方で体験済み)
リア非G3は言ってみれば「ハイペロン/ニュートロン」の系譜。
これもある意味濃い口のカンパらしさと言っていいでしょう。
それを踏まえた上でのあえてのセレクトであれば・・・
流行廃りに振り回されない、落ち着いたバイクに仕上がります。
それもまたカッコいいかと。