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2016/06/12 18:51
ツール・ド・フランスを見ていると、チョイチョイ出てくる黄色い車。
もしくはモト(オートバイ)。
ツール・ド・フランスの関係車両だから黄色ってわけではありません。
コレはホイールブランド「MAVIC」のニュートラルサポートカーです。
マヴィックは今年「キャノンデールプロサイクリングチーム」に
ホイールを供給しているので、そのためのサポートか?と思いきや。
「ニュートラル」の名の通り、彼らは「中立」の立場でレース自体を
サポートしているのです。
昨年のツール・ド・フランス最終日の一コマ。
後方集団から逃げる3名。
ランプレ、ブルターニュ・セシェ、コフィディス。
どこもマヴィックのホイールを使ってはいません。
集団とのタイム差がないので、チームカーは後ろには入れません。
もしここで誰かがパンクしたら・・・集団が過ぎ去るのを見ながら
その後ろを走るサポートカーの到着を待つことになります。
そんな時こそマヴィックカー。
先頭を走るネルソン・オリヴェイラが不幸にもパンクして、
ランプレチームの使用ホイールがフルクラムだったとしても、
マヴィックは快く彼をサポートするというわけです。
男前ですね、マヴィック。
というわけで。
トラブルが起こったのがシマノやカンパのホイールを使う選手でも
車内・車外にホイールを満載した黄色いシュコダ(日本だとスバル)が
すぐさま駆けつけてホイールを貸し与え、レースへの復帰を促します。
総合優勝を争うような各チームのエースやステージを狙える選手には、
当然チームのサポートカーがピッタリとくっついているので、
万一トラブルが起こってもすぐにケアができる体制になっていますが、
これがアシストの選手だとそうはいきません。
仕事を終え、集団後方に下がったら突然パンクして途方に暮れる・・・
そんな時心強いのがマヴィックのニュートラルサポート。
レースは一部の選手だけで成り立っているわけではありません。
普段あまりテレビに映らないような選手たちまできちんとフォローする、
そんなマヴィックの目立たぬサポートがレースの根っこを支えている、
というわけですね。
サポートカーそのものはメチャクチャ目立っていますが。
さて。
そんなマヴィックのスタンスにグッと来た方は。
コレを着てニュートラルな目線でレースを応援してみてはいかがでしょう?
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