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【TDF2016】ロードレース=紳士のスポーツ
by: 嘉悦 賢

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先日より見返していた昨年のツール。

 

 

やはりロードバイクは紳士のスポーツであると再確認したのは、個人的に去年のツールハイライトのひとつ第6.7ステージでした。

 

第6ステージでそれまでトップでマイヨジョーヌを着用していたエティックスのトニー・マルティンはゴールまでラスト800m付近で落車、鎖骨を骨折してリタイヤ。

 

 

 

 

個人的にはマルティンのマイヨジョーヌ、応援していました、、、

第5ステージでスプリント直前までカヴェンディッシュをひく姿が忘れられません!

 

 

 

 

 

ツール ド フランスではゴール前3km以内で落車が発生し、それが原因で遅れた場合その落車発生時にいた集団と同タイムでのゴールとみなす救済措置が取られます。(個人タイムトライアル、登りゴールステージを除く)

 

 

この救済措置によりマルティンはマイヨジョーヌをキープしたままツールを去る事になりました。

 

 

翌日の第7ステージ。

 

当然マイヨジョーヌのマルティンはいません。

 

 

よって、12秒差で2位に位置していた、皆様ご存知チーム スカイのエース クリス・フルームにマイヨジョーヌは渡ります。

が、15年ツール覇者はマルティンに敬意を表しマイヨジョーヌの着用を拒否。

 

 

 

 

第7ステージは総合1位を示すマイヨジョーヌが不在のレースとなりました。

 

 

 

 

あの黄色のジャージが不在なんです。

 

 

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翌第8ステージからの展開は皆様ご存知の通りです。

 

 

やはり、ツール ド フランスではドラマがあります。

 

 

 

現代では何事も規則に則って行われるスポーツにおいて、ツール ド フランスではこのような人間的な判断が”普通に”行われる場面が毎年多々あります。

 

 

 

そこが、ロードレースは紳士のスポーツといわれる所以でしょう。

 

 

他にもマイヨジョーヌにまつわるレース中の話は、もちろんここでは書ききれない程に複数あります。

 

 

 

ちなみにトニー・マルティンは直近のドイツ選手権で得意の個人TTを制しており、上々の仕上がり模様。

 

ビックギアをグイグイ踏んでいくマルティンを、個人的に今年も応援していきます!!!

 

 

 

 

 

今日から開幕するツール ド フランス。

 

 

こういった人間味のある部分も注目です!