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2016/08/04 19:04
イタリアンカロッツェリア「ピニンファリーナ」。
自転車界以上に自動車界では超有名なデザイン工房です。
かくいう小西の初の愛車(4輪)プジョー306も、
基本デザインはピニンファリーナのペンによるもの。
ゴテゴテした造形を抑え、シンプルな線で構成されつつも、
立体として全体を見た時のシルエットの美しさは絶品。
306もブリスターフェンダーのラインがつくる造形美は秀逸でした。
同時代の406クーペの美しさなんていったら「跳ね馬」以上だと
小西はいまだに思っています。
・・・脱線。
そんな超有名な工房とデローザが手を組んで生まれた奇跡のモデルが、
SK Pininfarina
今まではフレーム販売のみでしたが、2シーズン目を迎えた今年、
特別仕様の完成車が登場!
〇DEROSA SK Pininfarina LUXURY
(上)ダイヤモンドシルバー/(下)キャビアーレブラック
フレーム単体でも見どころが満載の「SK Pininfarina」 ですが、
やはり自転車の状態になってこそ、本当の「完成形」なのでしょう。
クリスティアーノ・デローザとパオロ・ピニンファリーナ。
美意識のカタマリみたいなイタリアン両名が考える、現時点での
「理想のSK Pininfarina」のカタチがこれというわけです。
約35万のフレームに50万のホイールと10万のハンドルバー。
それにスーパーレコードEPSV3がアッセンブルされる・・・・
まあここで価格の話は野暮ってもの。
重要なのは「欲しい」か「欲しくない」かです。
この特別仕様車、オマケと言うにはあまりにも豪華な、
「専用バイクケース」に入れられてイタリアから届く模様。
さらにはこんなモデルも。
〇DEROSA SK Pininfarina H2SPEED
こちらはピニンファリーナ製の「燃料電池」レーシングカー(4輪)、
「H2SPEED」のカラーリングをまとった特別仕様完成車。
自転車界ではあまり見かけないカラーはなかなか新鮮。
ちなみに。
今年のジロ・デ・イタリアで山岳賞を目指して仕掛けまくった、
ダミアーノ・クネゴがこのカラーのSKに乗ってましたね。
NIPPOでもビーニファンティー二でもない謎の派手カラーに、
その時は「なんだこりゃ??」と思ったものです。
さて、この「SK Pininfarina」。
限定モデル以外のトピックとしては、新色が2色追加となり
継続カラーと合わせて、トータル6色設定となりました。
逆光でディテールが全然わかりませんが・・・
新色はグロスのレッドとマットのブラックとなっています。
フレーム価格は据え置きの ¥348,000-+TAX。
ピニンファリーナの流麗なエアロデザイン。
ジロの山岳賞を争えるレベルのパフォーマンス。
根っこにはデローザの自転車づくりのフィロソフィー。
そう考えると、これってなかなかのバーゲンプライスなのでは?
会場には初代ウーゴの3人の息子の一人で、現在のデローザのCEO、
クリスティアーノさんの姿も!!
息子さんのニコラス(ニック)も現在デローザで修行中。
こういった「作り手の顔が見える」ブランドに必要不可欠な、
「美意識の共有」は3代目にもきちんと受け継がれていきそうです。