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2017/04/30 10:51
ロードの素材の主流はカーボンやアルミに移りましたが
独特の乗り味と世界観で人気の衰えないスチールフレーム。
創業1948年とスチール全盛時代を戦い抜いたGIOSから、
ラグやメッキは当時の面影をしのばせる、
しかし使用するチューブは高性能な現代版という
レトロと走りを両立したフレームが特価となっています。
GIOS 2016 COMPACT PRO カラー ジオスブルー サイズ500
¥218,000-+TAX➡現金特価40%OFFの¥130,800-+TAX!!
コンパクトプロ自体は確か80年代に発表されたので、すでに30年くらい経っていますが
スチールの可能性を求めて改良を続けてきた新世代スチールフレーム。
チューブは次世代スチールと呼ばれるニオビウムを添加したコロンバスSPRITのジオスカスタム。
軽く高強度なパイプですが肉薄で溶接などの扱いはシビア。
メーカーの技術が試されるチューブです。
フロントフォークはオールメッキでユニクラウンを模したラグ。
ユニクラウンのフロントフォークは高剛性だったので、
サスペンションの無い時代のMTBに良く見られました。
フォークの剛性を上げるための工夫だと思います。
リアブレーキは内臓され、その横にイタリアのバッジが溶接されています。
熱を加えるのを極力避けたい薄肉チューブにこんな遊び心を加えられるのも
低温溶接の技術によほどの自信があるのでしょう。
小さく「GIOS」の文字が入るヘッド。
メッキの輝きにジオスブルーが映えます。
リアエンドは非常にコンパクト。
昔発表されたときは、ここが可動式でホイールベースが変えられる機構が有りました。
目的は違うものの、リプレーサブルリアエンドの先駆け的な構造でした。
BBのラグはGIOSの刻印が入ったオリジナル。
チェーンステーのリブといい凝っています。
BBウラの水抜き穴とケーブルガイド。
ダウンチューブ側の肉抜きと手が込んでいます。
イタリアで生産するといくらになるんだろうか。
シートステーは直接ラグに溶接するタイプ。
接合部が本当にキレイです。
オリジナルのブレーキブリッジ。
かなり手の込んだ肉抜きです。
重量はこんな感じ。
野暮だとわかっているのですが…
インプレなどを見ると、BB付近のウィップで進む加速が気持ちいフレームとの事。
私のスチールバイクもそうなのですが、ゼロ発進やアタックに反応するときの一瞬の加速を求めなければ、
伸びがある非常に気持ちのいい加速感を味わえます。
細いフレームやメッキ輝くラグから、ひと昔前のノスタルジックな雰囲気がありますが、
中身は現代的な進化したスチールバイクです。
平地や登りでリズムよく走る楽しさを知っている方に、
またそんなバイクを探している方におススメの一台です。