日本最大級のスポーツサイクル専門店!九州1号店!
2017/07/01 11:48
実際に使ってみれば数多くのメリットがあるにも関わらず、
それがチャラになるくらいのデメリットも感じてしまう
チューブレスタイヤ。
特に組み付け時は最高レベルの面倒くささといって良いでしょう。
ビードは硬くてはめるだけで指紋がなくなりそうになるし
空気が漏れまくって辺り一面石鹸水でビショビショになるし
シーラントが噴き出して収拾がつかない状況になるし・・・
でも、そんな状況をマヴィックが変えてくれるかもしれません!!
「EASY」「SAFE」「FAST」テーマに長い時間をかけ開発された、
マヴィックのロードバイク用「UST TUBELESS」システム。
実際に「TRY!」してみましたが、従来のチューブレスタイヤの取り付けとは
段違いの作業性の高さ。
ヘタなクリンチャータイヤの交換よりも簡単かもしれません。
展示会の会場に到着したらすぐ、「ちょっとこれで試してみてよ」と
いきなり渡された新型のキシリウムエリートUST。
外見上はタイヤのパターンが変わったくらいでどこからみても普通のキシエリ。
「タイヤレバーなしでタイヤ外せるから。」
「マジすか??」
と半信半疑で試してみると・・・
外れたよ!!
チューブレスの構造を考えながら作業すれば本当にタイヤレバーなしで外れます。
外したタイヤは普通のクリンチャーのようにクニャクニャ。
チューブレスタイヤのビードは太くて硬い!というイメージがありますが、
マヴィックのタイヤには当てはまらないようです。
さらにこのタイヤ(イクシオンプロUST)、マヴィックホイールじゃなくてはダメ
というわけでもなく、他社のホイールでも普通にチューブレスとして使えます。
チューブレス/レディのホイールを持っていて、一度使ってはみたけれど
その後は面倒で普通にチューブを入れて使っている・・・という方。
このタイヤが再びチューブレスの世界へと連れ戻してくれるかもしれません。
作業性の高さの秘密はリム側にも。
タイヤのビードがキレイに収まるセンターの溝(グルーブ)。
この溝の深さと角度が絶妙で、ビードがサクサク落ちてサクサク上がります。
このセンターグルーブを囲むように配置された細かい溝(ハンプ)と
バルブの内側部分の形状は、充填時の空気の漏れにくさのキモ。
マヴィック曰く「2気圧でもビードが上がる」とか。
また一見なんの変化もなさそうなリムのサイドウォール部分ですが、
ここも加工精度を大幅に上げることでリムとタイヤ勘合部からのエア漏れと、
万が一のタイヤ外れトラブルをケアしています。
柔らかいタイヤがスパッとリムに乗り、
絶妙な深さのセンターグルーブにキレイにビードが落ち、
気密性の高いリム構造でエア漏れを抑えることで・・・
一本当たり5分程度でタイヤの着け外しが終了!!
マヴィックのUSTシステムを触るのはもちろん初めてなので、
確認しながらの作業となりましたが、それでもこの速さ。
勿論タイヤレバーも石鹸水もなし。
慣れたら本当にあっという間です。
これなら出先でのトラブルも怖くない。
まさに「EASY」「SAFE」「FAST」。
タイヤとホイールの両方を同時に開発することが出来るマヴィック
だからこそ辿り着いた境地といって良いでしょう。
で、「実際乗ってみてどうなん?」と元愛三工業の走れる営業マン
木守さんに聞いてみたら・・・
「ポワワーンとしてる」。
「チューブがないのがわかる」。
だそうです(笑)
「全然わからん!!」
というわけで。
キシリウムエリートUST
自分用に注文してしまいました。
乗ってみた印象に関してはまたあらためて。