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目立たないけど重要なパーツ「リアディレイラーハンガー」。
by: 小西 真人

 

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現在のメインバイク。

 

BMC SLR02のリアディレイラーハンガーが届きました。

 

 

 

 

 

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転んで曲げたとか変速が不調といった問題が特別あるわけではないのですが。

 

 

過去2回ほどリアディレイラー側にバイクを倒し、曲げなおして調整しているので

(Di2なので何となくハンガーの歪みにはシビアな感じがします)

 

 

そろそろパーツそのものを交換する方がいいかも、と思った次第。

 

 

 

 

 

さて。

 

なんで「リアディレイラーハンガー」というパーツがそんなに重要なのかですが。

 

 

 

 

 

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これは店頭在庫の「リドレー・フェニックス」のフレームのエンド部分。

 

 

で、この銀色のパーツが「リアディレイラーハンガー」。

その名の通りここにリアディレイラーを固定します。

 

 

つまり、この小さなパーツがリア変速の精度を司る重要な土台となるのです。

 

 

 

 

 

 

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ぶつけたり倒したりでここが曲がれば、リアディレイラーの位置も曲がってしまい、

変速の為の上下プーリーとチェーンも曲がって動くことになり・・・

 

結果スムースなギアチェンジが失われます。

 

 

 

それどころか。

 

 

曲がった状態で使い続けると、リアディレイラーのアーム(プーリーケージ)が

内側に寄りすぎた状態になり、場合によってはローギア時にリアホイールと干渉。

 

気付かずそのまま漕いだら・・・

後輪のスポークの間にリアディレイラーが巻き込まれて転倒&フレーム破損!

なんて大事にも。

 

 

 

 

だったら曲がらないように頑丈な素材で作ればいいのでは?と思いますが

コレはわざと曲がるように柔らかいアルミで作られています。

 

 

変速機側に自転車を倒すと地面にぶつけるのは大体ハンドル(STIレバー)、ペダル

そしてリアディレイラー。

 

この時ハンガー部分が曲がってくれないと、リアディレイラーをヒットした衝撃は

モロにフレーム側に伝わって、最悪クラックが入ってダメになってしまうことも。

 

 

だからあえて曲がりやすく(折れやすく)することで、フレームを転倒の衝撃から

守ってくれていると言うわけです。

 

 

 

 

 

 

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そんなこんなで「曲がりやすい」のはディレイラーハンガーの宿命のようなもの。

 

 

自分のバイクを真後ろから見て・・・ギアが縦一直線になってないなぁと思ったら

ハンガー曲がりのサインかもしれません。

 

明らかに曲がっているようなら、巻きこみ防止の為に軽いギアを使うのは控えて

早目の修理・交換をオススメします。

 

 

 

お気に入りのバイクを長く乗るためにもハンガー曲がりはこまめなチェックを。

 

後輪を外した際には、ゆるみチェックと増し締めをしてあげるのも〇。

 

自分でパーツ交換ができる方なら、念のために「予備のハンガー」をひとつ

手元に準備しておきましょう。