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【WH-RS500】あの名ホイールの後継モデルが到着!!
by: 小西 真人

 

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尖った性能はないものの、シマノらしくオールラウンドに性能バランスが良い

絶妙な味付けで人気だったホイール「WH₋6800 アルテグラ」。

 

 

 

今回から名前がWH₋R8000でもアルテグラでもなくなってしまいましたが

 

その実質的な後継モデル「WH-RS500」が入荷しました!

 

 

 

 

 

 

 

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WH-6800の後継モデルなだけあって、基本的な構成はそのまま踏襲。

 

シマノらしい良く回るハブ、切削された軽量リム、チューブレスタイヤ対応

などなど、価格を考えればかなりのハイスペックを与えられた「RS500」。

 

 

 

 

 

 

 

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足りないのは「ワイドリム化」と「エアロ効果」ですが。

 

アルミリムホイールでここに手を付けると、リムの重量と剛性が大幅に上がり

ホイール全体のバランスにもかなり影響してくるので・・・

 

 

シマノとしては少し慎重なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

で、アルテグラ時代から一番よくあるパターンが

 

105コンポ完成車に標準装備されているシマノホイールからのステップアップ。

 

 

 

 

ある程度バイクに慣れてきて、より軽く・速く走りたい!となった時に

 

今までのホイールの乗り味のまま、走りのレベルをグレードアップする

 

なんて時にぴったりのセレクトです。

 

 

 

 

 

 

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左:RS500 (¥48,918-+TAX)  右:RS010(¥14,187-+TAX)

 

 

 

というわけで。

 

105完成車の定番シマノホイール「RS010」と比べてみました。

 

 

 

 

まずは見た目。

正直パッと見はあまり変わりません。

 

スポークの本数がRS010の方が20本と多いので空力面では不利ですが

ここはルックスに高級感のあるRS010を素直に褒めるところでしょう。

 

 

 

 

 

 

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リム形状には大きな違いが。

 

力が掛かるスポークの受け部分以外を削って軽くした軽量リムと

切削処理のない通常リムは、実際の重量差以上に走りに影響あり。

 

 

転がり始め(ゼロ発進や再加速)の時にテキメンに効いてきます。

 

 

 

で、その実際の重量でも比較してみると

 

RS500(1,649g/ペア)RS010(1,920g/ペア)と271gの差。

 

 

 

ここは上位モデルのRS500が圧勝。 

これだけ違えば登りや加速といった際の運動性能に明らかに差が出ます。

 

 

 

 

 

 

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リム以上に大きな違いがあるのがハブの形状。

 

 

銀色のRS500の方がハブフランジ(スポークの根元)がゴツく、スポーク自体も

曲げの無いストレートタイプが使われているので、よりホイールのねじれに強い

構造なのが見て取れとれます。

 

 

ここが撓むと前に進もうとする力が食われてしまうので、RS500のハブの方が

より高いレベルの走りに合わせた高い剛性が与えられているというわけです。

 

 

 

 

 

 

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後輪側も同様。

 

スポーク基部の強度を保ちつつ軽量化も考えた、なかなかに凝った構造です。

べておいて言うのもなんですが、やっぱりRS010の方が華奢ですね。

 

 

 

 

 

メインコンポがデュラエースやアルテグラならば、WH-R9100(デュラエース)

のホイールも視野に入ってきますが・・・

 

 

105コンポを使っているけどそんなにガチなレースには出ないよ、というのなら

このRS500は必要十分なスペックを備えているといって良いでしょう。

 

 

 

名前は違っても中身はアルテグラグレード。 

 

 

今乗っているバイクの基本性能をちょっと高めたいというのなら。

 

なかなか狙い目なホイールです。