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2018/02/25 20:06
発表会で初めて見た時から、イチオシはこのカラー。
艶消しのメタリックブルーとシルバーが微妙な陰影を描き出し
SKならではの複雑な造形美をこれでもかと訴えかけてきます。
〇DE ROSA SK PININFARINA ¥348,000-+TAX
真横からシルエットだけを見ればイマドキのフォーマットに則って作られた
平たいエアロロードバイクとして映りますが。
ちょっと角度を変えてみると、想像以上にふくよかでボリューム感がある
見どころ満載の造形なのが良く分かります。
SKを象徴するデザインの一つがこのリアバックの大きなフィン。
ちょっとやりすぎなくらいにも思えますが。
「空力」という機能を視覚化し、さらにそれを個性としてアピールする
という意味では間違いなく成功しています。
個人的に美しいと感じるところは、この逆反りのフロントフォークの形状。
さらにダウンチューブからのキャラクターラインがキレイにフォーク先端に
繋がっていくこの一連の流れの見事さといったら。
エアロ効率だけ考えたら、空気の渦を生んでしまいそうなこのような
エッジは付けない方がいいのではと思うのですが。
「こっちの方がカッコいいから」と言う理由であえて残されたのでは
と勝手に想像しています。
このフィン部分の大きな面も平らに見えて実はコンケーブ形状となっています。
膨らんだトップチューブ集合部から、くぼんだフィン部分への流れの美しさは
このフレーム屈指の名場面と言えるでしょう。
マットなメタリックブルーが生み出すこのしっとりとした見事なハイライト。
単なる艶ありでも艶消しでも、こうは上手くはいかないでしょう。
これはデローザのセレクトなのかそれともピニンファリーナの意見なのか。
こんな優美なデザインなのに乗ったら「ゴリゴリの武闘派」と言うんですから。
クリスチアーノ・デローザ(↓)社長、絶対わかっててやってます。
正直言って、画像からではこの微妙な立体感の極一部しか伝わらない
そんな気がしますので
ぜひ店頭の実物でご確認ください。