日本最大級のスポーツサイクル専門店!九州1号店!
2018/04/07 15:09
いよいよ明日はクラシックの女王「パリ~ルーベ」!!
ロンド(フランドル)を始め、いわゆる石畳系クラシックの頂点であり
「北の地獄」なんて呼ばれるくらい激しい石畳の路面は過酷そのもの。
そのため、毎年様々な対策が取られることでも有名です。
各メーカーのエンデュランスロードの大半は、このパリ~ルーベ仕様からの
フィードバックを大なり小なり受けているといってもいいでしょう。
フロント・リア部分に振動吸収ギミックを取り入れたバイクも増えましたが
突き詰めればそれらもパリ~ルーベで勝つためアドバンテージ狙い。
それくらいのステイタスを持つ重要なレースとして位置づけられています。
ただ技術の進歩もすさまじく、いわゆるオールラウンドモデルやエアロロードでも
タイヤを太くすればOK!程度の仕様で走れて(勝てて)しまうところがスゴイ。
昨今のロードバイクの開発テーマの一つが快適性の追求であり、様々なアイデアと
それを実現する技術革新で「乗り心地」の基準が大幅に底上げされている・・・
ということを意識せざるを得ません。
で、フレームが「耐振動」の面でそれほどの進化を遂げているのに関わらず
ボトルケージはいまだにコレというのが面白い。
〇ELITE CIUSSI GEL ¥1,600-+TAX
石畳を走る衝撃でボトルがすっ飛ばないように、樹脂製のホールド部を備えた
イタリアブランド「エリート」の定番ボトルケージ。
エリートボトル系チームの半数くらいがいまだにコレを使っているのでは。
いい加減ボトルが飛び出さないようにする「アンチバイブレーション機構」を
備えたハイテクボトルケージなんかが出てきてもいいような気もしますが
開発できたとしても割に合わないんでしょうね。
ボトルをしっかりホールドする=単純に摩擦を増やす。
ハイテクのようで実は結構アナログ。
そんなところも自転車レースの面白さの一つです。