【ショートサドル徹底比較】当店で人気の高い3種類のショートサドルを 私的に徹底比較してみました。
by: 古閑森 聖

いつもY’sRoad福岡天神店のブログをご覧いただき

ありがとうございます。

　

　

スタッフの古閑森です。

 

 

今日は、最近は完成車でもスタンダードになりつつあるショートサドルです。

 

 

 

ショートサドルと言ってもサドルはサドル

形状やクッション性により

「あう」「あわない」等

好みが別れる部分ですよね？

 

 

 

私の場合は骨盤も大きい方なので

「ノーズ部分の太さ（幅）」は

そこまで気にならないのですが

 

細身のライダーや内股気味でペダリングされる方は

この「ノーズの太さ」が気になる方も多いようですね！

 

 

 

せっかくなので　

 

 

【当店で人気の高い3種類のショートサドルを

私的に徹底比較してみました】

 

 

 

 

左から

 

【SHIMANO PRO ステルス(142mm)　￥14,000 +Tax】

 

【fi’zi:k VENTO R3(140mm)　￥15,800 +Tax】

 

【prologo DIMENSION(143mm) 　￥11,800 +Tax】

 

当店でも人気の高い３種です。

 

 

 

価格も近いので、どれにするか迷われるお客様も多いですね！

 

 

 

では早速徹底比較です！！

 

 

まずは「重さ」からです

 

 

 

ステルス　213g

 

 

 

DIMENSION 　220g

 

 

 

 

VENTO R3　223g

 

最軽量はステルスの213gでVENTOとの差は10gですね。

 

 

流石のステルスですね！

しかし、これだけの重量感ある見た目で10gしか違わないVENTOも凄いですねw

 

 

軽量性を最重要視される方は上位グレードのカーボンレール仕様のモデル等がオススメですよ！

（ちなみにお値段は軽くありませんがww）

 

 

 

続いてはサドル全体の長さ

 

 

 

 

ステルス　254mm

 

 

 

 

DIMENSION 　240mm

 

 

 

 

VENTO R3　263mm

 

 

ショートサドルと言っても三者三様ですね

 

 

最もショートなのは DIMENSION の240mm

最長はVENTO R3の263mmでその差は23mmです。

 

 

この部分の好みはポジションによって変わるかもしれませんが

最も気になる部分はノーズ部分の形状と質感では無いでしょうか？

 

 

それでは、ノーズ部分の太さをそれぞれ比較します！！

 

 

通常はノーズ先端からの長さで

計測したいところではありますが

サドルの全長がそれぞれ違うので

今回は比較しやすいように

座面後端から「120mm」「200mm」で比較しました。

 

　　　　

 

 

実測とは言え数字だけでも分かりにくいので…

 

 

 

 

 

各サドルの外枠だけを重ねて比較してみました。

 

 

DIMENSIONは見た目通りの細さですね。

骨盤が小さい方や内股気味でペダリングされる方には向いているかもしれません。

 

 

表を見て一番気になる部分は

120mm部分で唯一100mmを超えているVENTO R3ですね

ノーズの根元部分が太いのはペダリングに影響しそうな気がします…

 

 

が！！！

 

　

そこはしっかりと考えられております！

 

サドルのシェル(フレーム)の構造がよく分かる様に、サドルを裏から見た状態です。

　

分かりますか？

　

　

 

ちょうど120mm部分にあたるシェルの、この部分です！

　

　

　

そう！シェルがライダーのペダリングを阻害しない様に

Wingflexと言う構造で、サイド部分を柔らかくすることで

サイドエッジに屈曲性を持たせているのです！

 

さすがはフィジークですね！！

 

 

 

このままの流れで

それぞれのシェルも比較してみましょう

 

 

 

ステルスは、カーボン補強ポリマーで全体をしっかりとカバーしています。

今回比較した3種類の中で一番硬いシェルです。

手で曲げようとする程度ではびくともしませんw

 

 

 

 

DIMENSIONのシェルは硬く形状を保持したい先端部分と

適度な「しなり」を活かしたい座面部分が的確に分けられています。

 

 

 

 

先ほどサイドエッジ部分をご紹介したVENTO R3は

レール付根部分以外、全体的に柔らかく、指で押しても「しなり」を感じます。

 

 

 

では最後に、座面のクッション性と形状を比較です

 

 

 

クッション性は座面と先端部分でそれぞれ比較します

 

硬さの明確な基準が無いので…

 

 

 

私の触った感覚で「硬い」「普通」「柔らかい」で表現しますw

 

 

【座面クッション性】

 

ステルス　普通

DIMENSION　柔らかい

VENTO R3　硬い

 

 

 

 

【先端部分クッション性】

 

ステルス　柔らかい

DIMENSION　普通

VENTO R3　硬い

 

 

 

形状の比較と総論です

 

 

【SHIMANO PRO ステルス】

 

形状はオーソドックスなショートサドル

と言ったスタイルです。

 

ステルスは今回比較した中で

最も先端部分で「長時間前乗り」するのに向いているサドルではないかと考えます。

理由としては

【先端部分の幅が51mmと最も広い】

【先端部分のクッションは最も柔らかい】

【シェルは硬いのでパワーロスが少ない】

からです。

 

 

指で押しても全くしなりませんので

「しなり」による衝撃吸収は期待できませんが

パワーロスの少ないサドルです

先端の幅が骨格に合えば「たくましい相棒」かもしれません。

 

 

 

 

 

【prologo DIMENSION】

 

形状は、先端以外見事なまでにフラットです。

 

DIMENSIONは、今回比較した中で最も

座面と先端部分で「状況に応じた乗り分け」するのに向いているサドルではないかと考えます。

理由としては

【フラットな形状は着座位置を選ばない】

【座面部分はクッション性とシェルの「しなり」を両方活かせる】

【最も全長が短いので、座面⇄先端の往復距離が短くストレスが少ない】

からです。

 

 

先端部分は幅が細く「しなり」も少ないので

私の様なヘビーウエイトのライダーには

長時間の前乗りは少しキツイかもしれませんw

 

骨格が細身のライダーや内股気味のペダリングを

するタイプのライダーには「最高の相棒」かもしれません。

 

 

 

 

 

 

【fi’zi:k VENTO R3】

 

形状は、見た目がやや尻上がりなショートサドルに見えます。

実際に装着する場合は、画像の様に「前乗り前提」として

ノーズ部分を地面と並行に取り付けしても良し。

先端を少し上げて座面をフル活用するも良し。

基本的にどこに座るか？を明確にしてから装備するスタイルですね。

 

VENTO R3は今回比較した中で最も

オールラウンドで「誰が、どう乗っても良い決戦向け」サドルではないかと考えます。

理由としては

【座面サイドのWingflex構造でペダリングを阻害しない】

【シェルとクッションの特性が座面と先端で同一なので違和感が無い】

【先端の曲線形状が滑らかで自然な前乗りポジションへの移行が可能】

だからです。

 

 

ノーズ部分の開口部分が大きいので

必然的にクッション幅は狭くなります

クッション性も硬めなので長時間の前乗りは

今回の比較対象中では最もキツイかもしれませんが

オールラウンダーな「決戦用サドル」としては本命かもしれません！

ちなみに

長時間の場合は柔らかいクッション性のTENPO R3モデルがオススメです。

 

 

 

いかがでしたでしょうか？

 

あくまで私個人の比較と感想でしたが伝わりましたでしょうか？（汗）

 

 

サドルでお悩みの場合は

 

「今どんなサドルを使っているのか」

「何に困っているのか」

「どうなりたいのか」

 

をお伝えいただければ、スタッフがご案内いたしますので

お気軽にお声かけください。

 

 

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

 

 

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