【FUJI】現代版クロモリレーサー‘FOREAL‘をオリジナル完成車にしました！
by: 坂口 尚史

最近旅バイクにクロモリフレームの購入を検討している福岡天神店の坂口です。

私が好きなテレビ番組にNHKのにっぽん縦断 こころ旅という番組があるのですが、俳優の火野正平さんが視聴者から手紙で寄せられた想い出の場所を自転車でめぐるというもの。クロモリフレームに跨って情緒あふれる各地を巡る様子がすごく良いな～と感じます。

今回は当店がフレームセットから組んだクロモリシリアスレーサーをご紹介致します！

現代版クロモリシリアスレーサー「FPREAL」

サイズ：50（167cm～175cm程度）

参考価格：￥３７０，１５０-

ワイズロード価格：￥２８１，３１４-

クロモリらしい振動吸収性の良さと、不足しがちなヘッド周りの剛性不足を解消したフレーム

メインマテリアルはイタリアの鋼管メーカー、コロンバスのCRONOSクロモリパイプを採用。クロモリフレームを前提として全体像をみると少し太めな印象がありますが、ステーの接合部分などはクロモリらしく細身です。

 フロントフォークはフルカーボン製でスルーアクスル方式を採用しており、剛性感も高まっています。剛性感高めなホイールと合わせてもそのパワーに負けることなくアウトプットしてくれます。

ヘッドセットもクロモリ特有のスレッドステムに用いられる規格ではなくアヘッドタイプの物になっており、上 1-1/8″の下1.5″とオールドスタイルのクロモリフレームとして考えれば大きいですが、昨今のアルミやカーボンフレームによく採用される規格です。ヘッドの大径化によってクロモリフレーム特有のヘッド周りの剛性感が足りないと感じる事はほぼ無さそうです。

当店オリジナルアッセンブルについて

まずは変速周りについてですが、SHIMANO 105（R7000系）を採用しました。
FOREALの通常ラインナップにも同じく105完成車がありますが、当店ではより握りやすいST-R7025を採用しています。そのほか完成車のカタログスペックではフロント52/36 リア11～28となっていますが、当店ではよりオールラウンドに使いやすいようにリアを11～30Tスプロケットを入れてみました。

ブレーキは勿論105の油圧ディスクブレーキです。シリアスレーサーの方もそうですが、ロングライドメインの方にも油圧ディスクはオススメです。

ハンドルとステム、シートポストはDEDA ZERO1を採用しました。アルミ製でコスパに優れたモデルです。特殊規格ではなくオーソドックスな丸ハンドルに丸型シートポストなので、カスタムされてみても良いかもしれません。

ホイールはMAVICのAKSIUM DISCを採用しました。MAVICホイールの中ではエントリーレベルのホイールですが、ID360ハブを搭載したりと上位モデルの性能をしっかり受け継ぐホイールです。

アッセンブルしたタイヤはVITTORIAのZAFFIRO PRO 700×25Cです。耐パンク性や耐久性に優れ、ヴィットリアが誇る「グラフェン2.0」コンパウンドを使用し、高いグリップ性能と低い転がり抵抗を両立たタイヤです。トレーニングからロングライドにオススメなバイクという事でこのタイヤをセレクトしてみました。

このような方にオススメ！

まさに現代版クロモリシリアスレーサーと呼べるFOREALですが、レースを見据えたバイクであることは勿論クロモリらしいしなやかさなどよりロングライドやサイクリングにも使えるマルチな1台です。正直昨今のカーボンフレームのような軽さはありませんが、クロモリの特徴は持っての重さよりも走りの軽さが光るといった所ではないでしょうか！

皆様のご来店おまちしています！