【コラム】チューブレス運用の際、組み合わせ不可となるホイールとタイヤのお話
by: 坂口 尚史

 

福岡天神店の坂口です。

 

昨今、オフロード界隈だけでなくロードバイク界隈でもチューブレス運用されている方が増えてきましたね!

チューブレスの良さと言えば、何といっても乗り心地や転がり抵抗の向上など挙げられる上に、あらかじめシーラントを充填しておけばパンクのリスクもある程度回避することができます。

 

ワタクシによる、チューブレス関連の記事はこちら⇩

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【チューブレスタイヤ】チューブレスタイヤのあれこれ~シーラントの状態は大丈夫ですか?~

【STAFFライドブログ】チューブレスタイヤでパンクしたお話~2nd season~

【PRO】新しく入荷したミニツールが激熱だった件 【チューブレスユーザー必見】

※上記ブログにてご紹介しております商品に関しまして、掲載当時と価格改定がなされている場合があります。あらかじめご了承下さい。

 

 

チューブレスホイールとチューブレスタイヤで組み合わせ不可となる場合

 ①フックレスリムのホイールにフックレスリム非対応のチューブレスタイヤの組み合わせ

 

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【ZIPP 303 S Tubeless Disc-Brake】

 

¥223,800-

 

 

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チューブレス専用のリムで、タイヤのビードを嵌めるフックが無い「フックレスリム」を採用しています。

 

通常のフックドリムと比較して軽量になる上に、リムの内径を23mmまで広げることによって28cタイヤを履いた際に最速になるようチューニングされています。通常よりも低い空気圧で路面からの不快な振動を吸収し、それでいてよく転がるホイールシステムです。

 

 ZIPPの他にフックレスリムを採用しているホイールメーカーを挙げるとするならば、CADEX(GIANT)ホイールやENVEホイールなどがあります。比較的新しい規格ではありますが、フックレスに対応したタイヤも各メーカーよりラインナップされつつありますので一つの新しい選択肢と成りえます。

 

②タイヤ側とホイール側で指定空気圧が嵌みあわない場合

これが結構見落とされやすいポイントです。

 

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【MAVIC COSMIC SLR 45 DISC】

 

 

例えば、現行のMAVICホイールのほとんどのモデルには、バルブ付近に指定空気圧等が表示されています⇩

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記載されている内容として、23m~40mm迄のクリンチャータイヤまたはUSTタイヤ(MAVICチューブレスタイヤ)のみ使用可。タイヤ空気圧28mm(5BAR/72PSI、タイヤ空気圧25mm(5.5BAR/80PSIが適正空気圧で最大空気圧は6BAR/87PSI。他のタイヤサイズはMY MAVICアプリで検索してね!といった所でしょうか。

 

ここで重要なポイントがリム側の最大空気圧は6BAR/87PSIであるということ。

 

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【IRC FORMULA PRO RBCC 700×25C】

¥9,240-

 

 

タイヤサイドの空気圧表記を見てみましょう。

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600-800kPa(90-115PSI)と表記されています。

最低空気圧が90PSIとなりますので、こちらのタイヤと先ほどのMAVICホイールの組み合わせは不可となります。

 

ちなみにIRC FORMULA PRO RBCC 700×28Cの場合⇩

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こちらであればタイヤ側の最低空気圧が80PSIとなりますので、先ほどのMAVICホイールと組み合わせることが可能となります。

しかしながら、MAVIC側としてはタイヤ空気圧28mm(5BAR/72PSIが適正というように主張されていますので、メーカーが意図した乗り心地や乗車感など気もちよく乗れるかは別問題ですね。

 

ちなみに ワタクシがMY MAVICアプリに自身やバイクの重量を入力し、その他乗り方やタイヤサイズなどを入力すると以下の様になりました。

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ここから更に空気圧を試してみたところ、ワタクシの場合は空気圧は前後4.5BARいかないくらいが結構オイシく感じました。

 

気になっているホイールやタイヤをご購入される前に、それらが適合するか確認することが大事

 

まとめてしまうと表題の件になりますが、購入後に使えないとなるとやはりもったいないですね。

先ほどの空気圧の件ですが、たとえばそのまま条件があわないままとりあえず乗れるからといってそのまま乗られた場合、最悪タイヤがリムから外れるなど重大事故につながる恐れがあります。

 

ホイールやタイヤでお悩みであれば是非ワイズロード福岡天神店まで!

皆様のご来店お待ちしています。