340

【MAVIC】スタッフNEWホイールはこれだッ!!!〜インプレ編〜【COSMIC SLR 65】
by: 坂口 尚史

 

ワイズロード福岡天神店の坂口です。

 

今年の2月に MAVIC COSMIC SLR 65を新しく購入したので簡単にご紹介致しましたが、あれから約10か月それなりに走り込んだので、今回はインプレをお届けします!

 

20221209_175912

 

前回のブログ⇩

【MAVIC】スタッフNEWホイールはこれだッ!!!~購入編~【COSMIC SLR 65】

 

COSMIC

メーカー様サイトより画像引用

¥297,000- (前後ペア)

⇩ワイズロード価格⇩

¥267,300-

 

 

当初感じていた印象とは色々違った魅惑のホイール

今回縁あってCOSMIC SLR 65を手にしたわけですが、当初思っていたことと違う点など幾つかありました!

 

見た目の割に軽い!!!

IMG_20220225_180854[1]

まず思ったことがこの一言。
前後ペア重量で1540gと、65mmハイトと言うかなりのディープリムであることを抜きに考えてみてもそれなりに軽量で、リムハイトを考慮するとはっきりと軽量と言えるかと思われます。

もともと個人的にMAVICホイールと言えば(自分が使っていた事もあり)エグザリットリムが特徴というイメージがあり、アルミリムにカーボンカウルを被せた構造によって少し重たいといった印象がありましたが、それを覆されました。

 

COSMIC SLR 65を購入する前まで別メーカーの45mmハイトのカーボンホイールをメインに使用していましたが、そちらの重量は前後ペアで1520g。一気にリムハイトが20mmもアップしましたが、重量増は20gに抑えれている状態。
箱からホイールを取り出して持ち上げた際に思ってたよりも案外軽くて驚きました。元々使用していたホイールと比べて漕ぎ出しの際に少しもたつくかなと思っていましたが、走り出してみるとこっちの方が走りが軽いと思たほど。(理由は後述します)

 

私はどちらかというと峠道込みの低強度ロングライドがメインスタイルですが、ヒルクライムコースにおいてもリムが軽いので思っていた以上に登れました。ディープリムホイールにありがちな引っ張られるような重さというところはあまり感じず、エアロロードやTTバイク以外にもオールラウンド系フレームに入れてみても十分戦えそうな気がします。

 

ケイデンスを稼ぐ走り方との相性

いかにもな迫力のある見た目のディープリムホイールなのでパワーが必要かと思いましたが、実際の使用感はケイデンスで稼ぐタイプの走り方にマッチしているように感じます。勿論トップ寄りにギアを入れてパワーで踏み込むタイプのペダリングやスプリントでも進んでくれますが、高速巡行時はペダルを踏むより回した方がよりよく転がってくれる印象。

思い切りダンシングした時の「ブウォン!!!」と言った風切り音は超格好良いですけど!!!

私がもしかしたらペダルを回してケイデンスを稼ぐタイプの走り方が好みなのでそう感じるだけかもしれませんが、リムハイトの高さ故に「剛性が高くて、しっかり踏まないとはじき返されそうなオラオラ系のホイールはちょっと。。。」との印象をお持ちであれば驚くかもしれませんよ~!

 

走りの軽さの秘密

ID360ラチェットについて

MAVIC独自のラチェット構造といえばFTS-L(R-SYS SLR等)がありましたが、こちらが2爪構造に対して、最近のMAVICホイールはINSTANT DRIVE 360になります。従来の爪で引っ掛ける方式から面ラチェットでかみ合わせた構造になるので、踏み込んだ際のかかりが早いです。

他メーカーで同じような構造を持つホイールですとDT SWISSのスターラチェットやSCOPEホイール、SHIMANOの新型DURA ACE ホイールが挙げられます。

実際の走行感について2爪ラチェット構造のホイールやR-SYS SLRの構造とID360を比較してみると、踏み込みに対しての掛かりが良い(早い)という事が挙げられます。

 

剛性感

 リムはその65mmというハイトの迫力ある見た目からはそこまで思っていたよりも硬くなく(あくまで私の主観です)、走りもかなり軽い印象。前作よりリムがUDカーボンに変更&FOREテクノロジーなど技術的にも向上していますので、リム自体も軽量化されているかと思われます。

 

20221209_180008

モデルチェンジでUDカーボンに変更されたリム。個人的に艶消し塗装はあまり好みでではありませんでしたが、これはこれで格好いいですね~~~

 

20221209_180010

スポークの形状もきしめんと言うよりも薄い楕円の様なエアロ形状となっており、スポークテンション次第かもしれませんがしなりにくく感じます。例えばカンパのG3組ホイール(特にDISC仕様)は縦剛性は強いものの横剛性はそれほどといった印象があります。カンパ系ホイールはタメてから推進力に変えていくような乗り心地がある様に感じますが、COSMIC SLRは一瞬タメる気配があったかと思えばすぐに推進力に変わるイメージ。この要因はおそらくスポークの違いが大きいかもしれません。

 

掛かりの良いID360ハブに軽いリムを剛性感のあるスポークで組むことで、総合的に「走りが軽い」という様な印象を持ったのではと思われます。

 

 実際に使っててどうなの?

いいですよ!オススメです!

 

と言ってしまうとお話が終わってしまいますね( ´∀` )

 

・ケイデンスを稼ぐタイプの方

・トライアスロン等に出られる方

・ディープリムで登りも行きたい方

・ディープリムホイールでバイクの印象をガラッと変えたい方

・USTリムでチューブレス運用したい方

 

思い当たるところだとこのような感じですが、様々な方にオススメです。

 

福岡でMAVICホイールをお探しならワイズロード福岡天神店まで!

皆様のご来店お待ちしています!