日本最大級のスポーツサイクル専門店!九州1号店!
2022/12/17 18:21
世界一エアロを無駄使いする漢、
ワイズロード福岡天神店の坂口です!
今回は、当店で車体と新型コンポセット等を同時にご注文頂き、載せ替えた上でご納車させていただいたスペシャルな1台をご紹介致します。
目次
※画像はワイズロード大阪本館から引用
cannondale SYSTEM SIX CARBON ULTEGRA
¥572,000-
デビュー当時、それまでエアロロードを作ろうとしなかったキャノンデールから遂に!と業界を沸かせた1台ですね。私もこれまで数台キャノンデールのバイクを乗り継いできて今に至りますが、発表された際にまるで戦闘機のようなフォルムに凄く憧れた覚えがあります。6%の勾配まではSUPERSIX EVOよりも速く走れるとの事ですが、この空力に特化したフォルムで登りもこなせる所、まさにチート車種だと思います…!
キャノンデールの現行ロードバイクにおいてSUPERSIX EVOとSYSTEM SIXの2車種には、通常ラインナップ版と、フレームに弾性率が通常版とは異なるカーボン(ハイモッドカーボン)を使用の上で上位グレードのコンポ―ネントでパッケージされたプロ仕様のHI-MOD版があります。
今回ご注文頂きました車体は通常版のSYSTEM SIXですが、エアロロードらしい低重心とジャイロ感が味わえるものの、フレーム剛性は凄く硬いという訳でもなくどちらかといえば脚あたりもマイルドで乗りこなし易い印象。レースには勿論ロングライドにおいても脚を残しやすいフレームと言った印象があり、トライアスロンで自転車パート後にランが控えている様な状況にもオススメです。
例えば実業団の上位レーサーの方やパワーの強いスプリンターの方など、ここぞという際の反応性が必要な方や重量を少しでも削りたいのであればHI-MODのSYSTEM SIXがオススメです。
カスタムさせて頂いた内容をそれぞれご紹介させて頂きます。
完成車仕様ではR8000系の機械式11速ULTEGRAが採用されていますが、自転車をご注文頂くと同タイミングでR8100系のグループセットもご注文頂きました。
フロント歯数:52-36
リア歯数:11~30
12速化されたことによりスプロケットの歯数がクロスレシオ化され、ライド中における良い塩梅のギア比を見つけやすくなっています。
ULTEGRAがR8100系にフルモデルチェンジした事によって12速化されたことも大きなトピックスの一つですが、踏み込みながら変速することが可能になったという点と変速のレスポンスが各段に向上しているという点も見逃せません。
ところでなんの違和感も無くULTEGRAのクランクを装着していますが、キャノンデールのバイクは基本的にBB30を採用しているため、シマノクランクをそのまま取り付ける事はできないという事になっています。BB30規格にシマノクランク使えるBBなど様々なメーカーより出ていますが、キャノンデールのバイクはメーカーの指定するBB以外のものに交換すると保証対象外になる可能性があります。
BBとクランクの間に黄緑のようなアダプターが噛まされていますが、こちらはFSAから出ているBB30からシマノクランクのような24mm系スピンドルに変換するためのアダプターです。
メーカーホームページに記載されていますR9200系DURA-ACEやR8100系ULTEGRAを搭載したバイクにも、こちらのアダプターを介してシマノクランクが取り付けされています。(SYNAPSEは除く)
ブレーキキャリパーも新型アルテのBR-R8170、ローターはRT-CL800を採用しました。
R8100系がリリースされた際にはMTBコンポに採用されていたブレーキローター【RT-MT800】をそのまま採用する形となっていましたが、放熱性を高める為のフィンの採用は勿論、アームの設計を更に煮詰めることでディスクローター本体の堅牢性を確保し、前作と比較して10%のクリアランスを向上したBR-R8170と組み合わせる事でローターとパッドが擦れにくくなっています。それゆえに長く厳しいダウンヒルでも性能を発揮するブレーキシステムに進化しています。
タイヤはピレリ P ZERO RACE。
ピレリタイヤといえばF1と言えるほどに有名なタイヤですが、肝心な乗り心地や走行感についても死角なしの究極なオールラウンダーとも評されるレーシングタイヤです。
完成車付属のサドルからTNIのLITEFLYにカスタム。
以前私も愛用していたサドルで、カーボンレールを採用したサドルであるものの税込で1万円程度とかなりお求めやすいショートノーズサドルです。重量約145gと軽量なので、自転車の最も高い位置にあるサドルが軽量であると自転車の重心位置が下がります。それ故にただバイクが軽量化されたという訳でなく、ダンシングなどで振りが軽くなったりするなど、バイクの挙動も変わってきます。軽量サドルを取り入れることは私のオススメカスタムです!
SYSTEM SIXにはこのようなサイクルコンピューターマウントが付属します。基本的にはGARMINのサイコンにGARMINのライトをマウント下部に取り付ける形になりますが、お客様がもともと使い慣れたCAT EYEライトをご利用できるようにREC-MOUNTを用いてマウント下部にCAT EYEライトを取り付けれるよう仕向けてみました。
仕様したREC-MOUNTはこちら⇩
REC-MOUNTにCAT EYE製ライトを取り付けるにあたり、下記ブラケットの1部パーツが必要になります。
実際に装着テストも兼ねて私物のGARMINサイコンとCAT EYEライトを取り付けますとこのような様子。
ハンドル周りがごちゃっとせずスッキリして見えます。
お客様もご満足いただけた様で、オススメさせて頂いてよかったです(^^)
もともと完成車付属のバーテープを巻かせていただくとのお話になっていましたが、いっそのこと最初から使い慣れたSUPACAZをとのことでお話を頂きました。
車体がBLK/GRYカラーなので様々なカラーと合わせやすいこともありましたが、こちらのカラーで非常にマッチしていて格好良く仕上がりました!
ボトルケージにも同カラーのアクセントが入った物をお選びいただきました。車体全体で統一感が出て大人な1台との印象を受けます。
どこから見てもエアロフォルムがとても格好良い…
キャノンデール純正のクランクも良いですが、シックなデザインのR8100 ULTEGRAで統一されたことで一層引き締まった雰囲気に仕上がりました。
横から見るとマッシブなフォルムが特徴的ですが、前方と後方から見ると凄く細い印象があります。メーカーのエアロに対する本気度が垣間見えますね…!
U様、この度は数ある自転車ショップの中から当店をご利用いただき、誠に有難うございます。
ご満足いただける1台に仕上がる事ができた上、この度携れましたこと大変嬉しく思います。
これからも自転車を通じて長いお付き合いが出来ればと思います。
福岡でスポーツ自転車をお探しならワイズロード福岡天神店まで!
皆様のご来店お待ちしています!