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【スタッフバイクカスタム】デダ アラネラ DCRをRIDLEY Noah Fast Discにインストール!!
by: 古閑森 聖

いつもワイズロード福岡天神店のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

スタッフの古閑森です。

 アラネラ:横から

先日のブログでお伝えしました通り、カスタムブログでございます。

⇩過去ブログはこちら⇩

【2023年カスタム始め】今年はマイBIKEをカスタムして色々実験してみようと思います。

 

【ハンドルカスタム】デダ アラネラDCRをインストールします!!

まずは純正ハンドル N1 Integrated Cockpitのご紹介

 N1 Integrated CockpitはRIDLEY Noah Fast Discのフレームセットに付属する純正ハンドルです。

旧:上から 旧:正面

 上から見た時のステムとハンドルの接合部にあたる部分の太さやエアロハンドルらしい佇まいは私も気に入っており、まさか買い替える必要に迫られるとは…とほほ(涙)

剛性も振動吸収性も申し分ない性能で素晴らしいハンドルでした!
グライペルさんのスプリントで鍛えられ(開発され)ユアンのスプリントで勝利も納めている由緒正しきハンドルなので当たり前と言えば当たり前ですね(笑)

 

ハンドル交換の経緯…

先日の過去ブログにも掲載しましたが、私のトルク管理不足による【過トルク】により、クランプ部分のカーボンが剥離してしまい、クランプ不能になってしまいました…(号泣)
※やはり手ルクレンチは信用したらダメです…メーカーさんごめんなさい!

 

ハンドル交換作業のポイントや追加購入品等々

まずは旧ハンドルを外します。

旧:ワイヤー差し込み

外す作業の注意事項としては、ご自身で組み上げた場合は大丈夫かもしれませんが、お店等で組まれた物はDi2等のケーブルの“あまり”(ゆとり)がどの程度あるのか注意しながら外して行きます。

私は自分で組み上げたのですが、Di2のエレクトリックケーブルがフレーム内でカチャカチャ動かない様に、油圧ディスクブレーキのブレーキホースと一緒にウレタンチューブで包んでダウンチューブ内に収めていたのですが!

すっかり忘れてブレーキホースを引っこ抜いて、あやうくエレクトリックケーブルを断線させてしまうところでした(鬼汗)

作業は慎重に行いましょう!!
※お客様だったら細心の注意を払うのですが、自分のだとですね…「エイヤッ」って勢いでね…(それでハンドルこうなっとるんやぞ!)

 

 アラネラ専用ヘッドカバー(ダストカバー)へ換装 

作業:リドレーノア専用アタッチメント

純正ハンドル用のダストカバーから、アラネラ専用のダストカバーに換装が必要です!
※通常はハンドルには付属しませんので、対応の専用品を別途購入する必要があります。

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※通常の丸形ダストカバーはハンドル付属品が2つありますので、多くのフレームはこのどちらかで対応可能と思われます。

 

 ケーブルやホース類をハンドルに通していきます。

作業:ワイヤー差し込み

中が全く見えないので、結構苦労しますw
この画像ではブレーキホースを先に通したのですが、後からエレクトリックケーブルを通せなかったので、結局やりなおしました(笑) 
※Di2で組む場合は先にエレクトリックケーブルを通しましょう。
※予算が許すのであれば新型のセミワイヤレスコンポーネントの導入を検討しても良いかもしれません。

 

ワイヤレスユニットの位置

作業:ワイヤレスユニットはハンドル内に収納可能

 人によってはBB付近に入れる方もいらっしゃるようですが、私は「携帯やサイコンとの距離が近ければ近い方が良い」と考える昭和世代のオジさんサイクリストなのでハンドルバーに入れ込みます。
※ちょっと入りづらいですが、ホース類を通した後にユニットの角度を変えながらステム部分に押し込みます!

 

 ハンドルの取付に必要な追加装備【:重要:】

Noah Fast Discにアラネラを取り付ける場合には【トップキャップ&Dスペーサー問題】が発生します。
通常のトップキャップは付属するのですが、Noah Fast DiscのようなDCR(というよりRIDLEY のDCR)はトップキャップを締めるネジがセンターには無いので、元々のハンドルで使用していた純正品を流用します。

しかし、Noah Fast Discの場合は、その純正トップキャップも特殊形状なので流用できません。

そこで必要になってくるのがFenix等他の車種のトップキャップです。
※今回はFenix用のトップキャップを使用しました。
※現在は、アラネラ純正のDCRトップキャップも別売りされておりますので、そちらも使用可能です。

しかも、もう1つ【Dスペーサー】の問題が発生します。

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DスペーサーとはD型フォークの穴を埋めて強度を確保する為のスペーサーです。

上記写真(上)の樹脂パーツがNoah Fast Discに付属するDスペーサーです。
しかし、この樹脂タイプのDスペーサーを使用する為には上記写真(下)の一部フラットになったトップキャップが必要です。
そこで、このタイプのトップキャップを手配しようとしたのですが…

「このタイプのトップキャップは22年最初期モデルのFenixに付属していたトップキャップで、現在は仕様変更されて使用されておらず、単体販売もありません。」

ん?…えっと…………ん?

【じゃあどうしろと????】

解決策はあります!!

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解決策としては、現行のFenix用トップキャップに金属製の別売りDスペーサーを用意すれば装着可能になります。

※この組み合わせの注意点としては、金属製のDスペーサーは、構造上ホース類が通るスペースが狭いので【実質、Di2専用(旧11S含む)】という事です。機械式の変速では、合計4本もホースとケーブルが通る事になりスペース的に無理になります。

※機械式の場合は2つ上の画像にある樹脂製のDスペーサーを使用する事になります。しかし、一部フラットなトップキャップは手配不能なので、樹脂製Dスペーサーのリング部分をカットしてD部分のみ使用可能なように加工してから少し奥まで押し込み、一部フラット面が無い現行のFenix用トップキャップを使用することになります。

※私は現行のFenix用トップキャップを使用しましたが、現在はネジ穴の位置が後方にずれたRIDLEYのDCRに対応したアラネラ純正のトップキャップも別売りされておりますので、そちらを使用することも可能です。
 

D型コラムとDスペーサーが分かりやすい画像置いときます!

作業:別売りDスペーサー

【D型コラムの場合は向かって前方にD型のスペースがありますので、Dスペーサーで穴を埋めて補強する必要があります。】

 

現行のFenix用トップキャップを使用した施工例です。

作業:完了

 純正品ではありませんが、全く違和感のない仕上がりになります。

 

純正ハンドルとアラネラDCRの比較画像です

ヘッド部分の比較

旧:ヘッド

 アラネラ:ヘッド

上:純正ハンドル 下:アラネラDCR

専用設計のダストカバーのおかげで、カスタムハンドルとは思えない程の一体感があります!
純正のゴツイ感じも好きでしたが、アラネラのスッキリとした外観もかっこいいですね!※自画自賛

 

正面からの比較

旧:正面

アラネラ:正面

上:純正ハンドル 下:アラネラDCR

双方ともにエアロハンドルなので、前面投影面積はほぼ変わらないですが、丸い感じの純正ハンドルと角ばった感じのアラネラではバイクの印象はガラリと変わりますね!
※私個人的には純正ハンドルが「ジンベエザメ」でアラネラが「シュモクザメ」な印象です(どうでもいい情報ですw)

 

サイコンマウント装着時の比較

旧:下から

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上:純正ハンドル 下:アラネラDCR

サイコン&ライトマウントを装備すると印象が全然違いました。
純正ハンドルは、純正マウントに【K-EDGEのサイクルコンピューター_オプション コンボアダプタ GOPRO用】を取り付けて【REC-MOUNT キャットアイ用 ライトアダプター】を取り付けたキメラ仕様です(汗)
アラネラは【REC-MOUNT】のアラネラ専用品をインストールしております。

 上から見るとこんな感じです↓

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 さすがはレックマウントさん、軽いです!

 

ちなみに純正マウントは…

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エアロ効果は良さそうな形状です。
個人的にはこっちの方が形は好みだったので、可能なら純正マウントを使用したかったのですが… 

 

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裏はご覧のとおりでして…何も装備できそうにありませんでしたので、今回はおとなしく専用レックマウントを使用します!!

 

最後に…今回巻いたバーテープをご紹介

アラネラ:真横から

せっかくハンドルがデダなので、デダの柄によるグラデーションがオシャレなバーテープにしました♪

 

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【DEDA バーテープ LOOP ¥5,300-】

 

 次回のカスタムブログは

「SHIMANO 新型R8170ブレーキキャリパーのクリアランス10%は旧式R8070STIレバーでも成立するのか?」

をお送りしますのでお楽しみに♪