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【雑談回】スポーツバイクの歴史とこれからの進化に思いを馳せる
by: 山下雄三

まいど、福岡天神店の山下です。

店内あらゆる場所に出没する私ですが、今年の春はテックブースにて修理メンテナンスやコンポ載せ替えなどをご用命頂く機会が多く、作業するにあたり有難いことにご指名頂くこともあり、おかげさまでテックブースから離れることが出来ていません(笑)。

そんなオイルと汚れで一日に何度も手を洗いまくりで指紋が無くなりそうな私が、業務の合間を縫って様々な考察(雑談レベルだけど)をするという全…回にわたるブログ企画をやろう、と思い立った次第。

第一回は『スポーツバイクの歴史を振り返り、これからの進化を勝手気ままに想像してみる』です。

まずは軽く歴史をざっくり振り返る

自転車の歴史を最初から振り返るとなるとおそらく学術書を読んだ方が早いので、ほぼ割愛。
ここでは、スポーツバイクの常識を大きく変えたエポックメイキングなアイテムなどを振り返りましょう。

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まずはこれ。「クイックレリーズ」ですね。
1927年にコンポーネントのトップブランドの一角Campagnoloの創始者、トゥーリオ・カンパニョーロが発明した物です。
今では当たり前の装備ですが、当時ナットで締められていたリアホイールを飛躍的なスピードで着脱出来るようになりました。

あ、画像の車体は…
IMG_4786TERN SURGE限定カラー(¥132,000)
かっこいいわぁ。

 続いては…
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これ、変速機ですね。

歴史を辿れば、自転車変速は19世紀後半はじまりに発明され、ホジキンソンやベロシオといった自転車史に残る名前が出てくるところです。
現代ではロードコンポ3大メーカーと言われる「カンパニョーロ・シマノ・スラム」を中心に電動コンポやリア12速コンポなど進化を続けていますが、それ以前にも「ザックス・ユーレー・サンプレックス・サンツアー」などなど、多くのメーカーがしのぎを削っていました。

最後にこれ、IMG_4784
ビンディングぺダルです。
1984年のLOOK社発表モデルが原点と言えるかな、と。
それまでにもペダルシューズの固定というのは散見されてましたが、事実上のスタンダードとしての地位を成したのはLOOKですね。
スキーのビンディング(バインディングともいう…どっちでも意味は通じるから気にしない笑)を製造していたLOOK社だからこその着想と応用で、当時使用していたベルナール・イノーがとんでもなく強い偉大な選手だったこともあり、一気に市民権を得ました。

今ではLOOK・シマノを始め様々なブランドがあり、各社にこだわりを感じられるアイテムとしてお馴染みのものとなりました。

とまぁそんな感じで、ざっくりと歴史の転換点となったアイテムをめっちゃ軽くご紹介しました。
今ブログでは割愛しますが、他にもいっぱいありますよ?

今後のスポーツバイクの進化を想像してみる

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 次に現代の我々の頭の中にあるスポーツバイクの常識を打ち破るような革新的な出来事は何でしょうね…
リア13速?、それは今存在するテクノロジーの延長線。
電動ブレーキ?、うーん…それってメリットあるんだろうか。
カーボンを超える新しいフレーム素材?、実用出来る素材あるんだろうか…

あなたはどう思いますか?

願わくば、私が自転車業界から引退するまでの間に、それを目の当たりにする機会に恵まれたいものです。