787

【SHIMANO】シューズの中のDURA-ACE!RC903を使ってみたらやっぱり凄かった!【インプレ】
by: 山口 雅崇

これまで着用していたフィジークのBOAダイアルが壊れてから早数か月。
やっと新しいシューズを購入しました!

私はブラックを購入したので写真もブラックでいきますよ!

SHIMANO RC903

SHIMANOが誇るフラッグシップシューズ

SH-RC903 ¥54,450-
⇨ ワイズロード価格¥49,005-

 

まずは外観

20230324_165225

20230324_165236

20230324_165306

単なるブラックではなく、ヒール部分は光が当たるとシルバーにも見えてきます。高級感溢れるカラーリングはRC9らしさかと思います。
個人的にはホワイトもアリだったけど汚れが気になるのでブラックに。(ホワイトのシューズ履いてる人って速く見えますよね)

~実際走ってみて~
第一印象「硬い!!!」

20230725_103809 

シマノのシューズはグレードにより靴底(ソール)の剛性が異なります。
2~12までの剛性のランクがあり、RC903のソール剛性はMAXの12。

フィジークのシューズもエントリーグレードではなくそれなりのグレードだったのですが、それでも「硬い!」と感じました。

この硬さにはメリットとデメリットの両方があります。

まずはメリットから

簡単な言葉で言うと「よく進みます」

自転車を前に進める為にはペダルを踏む必要があります。 そのペダルを踏むときにペダルと足の間にあるのがシューズです。
そのシューズのソールが硬いと自分の踏んだパワーが逃げる事なくそのままペダルへ伝えてくれます。 

スタックハイトが低い事もよりダイレクトなペダリングを実現してくれます。

rc903-18 

デメリットは?

良くも悪くも「硬い」事です。先ほど書いた通り硬いとよく進みます。しかし自分がペダルを踏んだパワーはそのまま自分の脚に跳ね返ってきます。脚力に自信のない方だとこのデメリットの方が大きくなり脚が疲れやすくなります。

値段的にも最初からRC9を買われる方は少ないと思いますが、アップグレードの1足と考えた方が良いかと思います。

その次に感じた事
「かかとのホールド力半端ない!」 

20230725_121142

ペダリング時の足の捻じれを防止するアンチツイストスタビライザー構造が備わったヒールカップ。シマノシューズは個人的に初めてだったがこのヒールカップに感動しました。

~ここから主観強め~

感覚的に話すと「多少ペダリングが雑でも真っすぐ踏み込める」と言った印象。

走り始めは脚力も残っていてペダリングも意識的に行えます。
しかし疲れてきたり、スプリントやヒルクライムの残り数百メートル地点などで、自分の脚力不足でもありますがペダリングがどうしても乱れて(踵が外に逃げていくイメージ)効率的はペダリングが出来なくなってしまいます。

踏み込む時だけじゃなく、引き足を使うときも「ここに足を引いてね」と方向を導いてくれる感覚がありました。

RC903はペダリング矯正を行ってくれるイメージ。これは初めての感覚でした。

ではシマノのシューズが全てそうなのか、といったらそうではありません。
どのロードシューズのグレードにもヒールカップはありますが違いは見た目で一目瞭然。

20230801_190114_0000

高さの違いが見てとれるかと思います。 この違いが私の感じた「ペダリング矯正」の秘密ですね。
ぜひ体験して頂きたいです!

最後に「フィット感」

20230725_121220

 20230725_121156

RC902から見た目を変えたシューズ先端のシューレースガイド。RC902までは先端にプラスチックパーツがあり、自分好みのフィット感に調整出来ましたがそれがRC903では廃止。数グラムの軽量化と不快な接触感が無くなりました。

ワイヤーの負荷がかかる部分もしっかり補強しており、耐久性も申し分なさそうです。

20230803_185815

20230803_185857 

アッパーは柔らかいレザーが左右から包み込むようなデザインになっており、甲高の方でも足の痛みが軽減されたとの声をよく聞きますし自分でも改めて実感しました。

これからが楽しみな1足

Shimano+S-Phyre+RC9+2022_05_1032073_LR_1663728043960_1200

私自身、まだこのシューズで150㎞ほどしか走っていないので全貌を掴めたとは思っていません。
乗り込んで出てくる「馴染み」などがあると思います。

たくさん乗ってRC903に見合う脚も作っていきます。

福岡天神店にも在庫あります!

この記事はシマノセールス株式会社から依頼を受けて執筆したシューズインプレッションです。