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2024/09/20 14:49
いつもワイズロード福岡天神店のブログをご覧いただきありがとうございます。
スタッフの古閑森です。
最近、交通事故での事故見積もり来店が非常に増えております。
そこで今回は
目次
をお届けいたします。
後方や周囲いる車のドライバーと“目を合わせる”という事です。
これは、基本的な事かもしれませんが【お互いがお互いの存在を認識している事を確認する】大切な事です。
もし、何らかの理由でアイコンタクトが成立しなかった場合には、その車からは距離をとったり安全策を講じる必要があります。
近年ではレーダー等の最新装備も増えて便利にはなりましたが、それだけに頼ると“自分は分かってる”かもしれませんが“相手は不安なまま”です。
後方や周囲の確認もちろんですが、相手も安心できるアイコンタクトを心がけましょう。
安全な様に見えて実は危ないかもしれない【左に寄る】という行為
自動車の通行を妨げない様に左に寄って走るのは当然の義務なのですが【寄り過ぎると逆に危ないケース】が少なからず存在します。
それは、側溝とアスファルトの境目だったり、ネジ等の小物落下物だったり、悪路だったり、自動車にとっては関係ない物がロードバイクにとっては落車に繋がる危険が左側にはたくさん潜んでいます。
左に寄る事は大事ですが、落車の危険が高まる方が自動車にとっても迷惑になってしまいます。
あくまでも【安全に走れる範囲】で左に寄って走行しましょう!
そしてもう1点、【左に寄る】という行為には危険が潜んでいます。
みなさんは、右側を自動車に追い抜かれた時に「近い!」「危ない!」と危険を感じたことはありませんか?
実はそれ、ロードバイクで左に寄り過ぎた事が原因かもしれません。
もちろん自動車には【安全な間隔を保つ義務】が存在します。車幅感覚が分かっていないドライバーだったかもしれません。あまり考えたくはありませんが幅寄せ行為かもしれません。
しかし、ちょっと狭い道幅でロードバイクが左にべったり寄せている状況だったら自動車のドライバーは「避けてくれている」と感じて「早く抜いてあげないと」という意識が働いたかもしれないという事です。
端的に言うと【自動車が自分(ロードバイク)を安全な間隔を確保して追い抜く事が難しい道路の幅だった場合にはあえて左に寄り過ぎない方が安全】という場合が存在するという事です。
自動車のドライバーに「行ける(追い抜ける)かもしれない」と思わせない事も安全に繋がります。
時と場合によりますが、道幅が狭い場合に、私の場合は、あえて二輪のバイクが走る走行ラインを走り、左に寄り過ぎないようにします。
後方から車が接近したら邪魔に思われるかもしれませんが、自動車が安全に追い抜く事ができる道幅になるか、こちらが左に寄って譲れるスペース(バス停的な何か)が現れるまで走行ラインは変えません。
ギリギリを追い抜かれて怖い思いをしたりするのも嫌ですし、自動車のドライバーにも接触事故のリスクを負わせるくらいなら邪魔に思われた方がマシだと私は思います。
そんな状況で私に出来る事は、巡航速度を上げて走る事と道幅が広くなった時に左に寄って「ごめんね!」と「先にどうぞ!」というハンドサインを出す事くらいです。
これは無自覚な方もいらっしゃると思います。
大きく分けて3種類あります。
A:そもそもまっすぐ走れてない方
B:スタートで大きく右に蛇行する方
C:マンホールやグレーチングを避ける度に右へ蛇行する方
上記3点です。
Aのそもそもまっすぐ走れてない方は初心者に多く見られます。
ある程度の距離であったり、高強度で走ったりして“疲れ”が出てくると無自覚のうちにまっすぐ走れてないケースも見られます。
しっかりと最後まで気を抜かずに走り切りましょう!
Bのスタートで大きく右に蛇行する方は実は上級者でも見かけます。
ご存知かもしれませんが、自転車という乗り物は低速な程不安定です。
0キロスタートでふらつくのはある程度仕方のないことなのですが、横にいる自動車にとっては自分の方にフラフラと自転車が迫っているので危ないと感じてしまいます。
なるべく右に行かない様に意識しましょう。
AとBの方にオススメなのは3本ローラーに乗る練習です!
ふらつかずに乗車してまっすぐ走る事ができないと3本ローラーには乗れませんので強制的に訓練されますよ♪
⇩代表的な3本ローラーはこちら⇩
Cのマンホールやグレーチングを避ける度に右へ蛇行する方は前項目の「左に寄り過ぎ」かもしれません。
なるべく左に寄って走行するのは素晴らしいのですが、自動車を運転しているドライバーからすると、マンホールやグレーチングの度にぴょこぴょこと右に出てくる自転車は怖いです。
雨上がりや明らかな危険が無い場合は、まっすぐ走行してマンホール上を通過するようにしましょう。
もしくは、左に寄り過ぎずに、そもそもマンホールを避けなくて済む走行ラインをまっすぐ走行しましょう。
これは【巻き込み事故防止の基本】です。
自動車には死角があります。
自動車を運転する事がある方がロードバイクを運転する場合には分かっている事だと思います。
しかし、ロードバイク(自転車)には運転免許が必要ないので免許を有していない方の為に改めて注意喚起です。
出典:ブリジストン
出典:ISUZU
上記画像でも分かる通り、死角が存在します。
交差点での巻き込み事故の多くはロードバイクが自動車の死角に入り込み、そのまま自動車が右左折を行う事で発生します。
そう、相手(自動車のドライバー)からは“存在が認識されていない”という事です。
自動車と比較するとロードバイクの方が圧倒的に死角が少なく、周囲の状況把握はしやすいです。
お互いに気を付ける事は車両を運転する以上、お互いの義務なのは当然です。
交通弱者とか優先とか道路交通法とか目視で確認とか色々言いたい事は分かりますが【先に気付いた方が先に事故防止に努めた方がより安全だよね?結果として事故が発生しないことの方がお互いにとって重要です】って事です。
私の考え方ですが、ロードバイクで走行中、交差点に差し掛かったら「自動車が曲がってくる」と基本的に考えます。
「たった今私を追い抜いてロードバイクを認識している車でさえ、そのまま左にウインカー出さずに曲がってくる」くらいに思っていますので、交差点付近で追い抜かれたら必ず減速して備えています。
再び加速するのは手間ですが、事故ほどの手間はかかりません。
【備えあれば患いなし】です!
特に信号待ちで多いシーンです。
【赤信号の時、車の左をすり抜けて毎回先頭に出ていませんか?】
信号機の更に先が渋滞していたりする場合には先頭に出た方が交通の流れを妨げないスムーズな走行が可能な場合がありますので一概には言えませんが、基本的には一回抜かれた車は抜き返さない事です。
そもそも自動車がロードバイクを追い抜く時には、車線の幅にもよりますが反対車線にはみ出したりして、それなりに気を使います。
それが大型車だった場合には、より多くの気を使います。
信号の度に自転車が前に出ると、その度に追い越さねばなりません。
人によってはイライラしたりするかもしれません。
ロードバイクの乗っている方で例えるならば
直線で追い抜いたシティサイクルに信号待ちで自分の前にス~っと割り込まれた状況を想像してください。
信号が変わってスタートする度に後方を確認して車道側に大きくはみ出して追い抜かねばなりません。
どうでしょう?精神衛生上良くないでしょ?
そういうことです。
自動車とは一緒に車道を共有する仲間であるべきなのですが、SNS上では残念ながらよく争っている印象です。
それは、片方もしくは両方がイライラした事に起因すると思います。
たとえイラッとしても“やり返さない広い心”こそ交通事故0にとって大切なものかもしれません。
ロードバイクが速いと言っても自動車の比ではありません。
交通弱者は優先であって“絶対”ではありませんので速い自動車を先に行かせた方が安全です。
狭い道なら譲れそうなポイントで先に自動車に譲る等の心がけも大事です。
数人でトレインを組んで走る場合にも同じことが言えます。
トレインの先頭は後方をよく確認し、後方に自動車の車列が発生し始めたら、信号で先に抜いてもらってからスタートする等の心がけが大事です。
片方だけが気を付けるだけでも事故は減らせます。
しかし、お互いに気を付けなければ交通事故0は絶対に成立しません。
たとえ高額なロードバイクでもお金があれば買い直す事は可能です。
しかし、命や健康な身体はいくらお金を出しても帰ってきません。
今回は5選でまとめてお送りしましたが、本当はもっと基本的な事やお伝えしたい事がたくさんあります。
ロードバイクで走るのに適した季節が到来しますが、皆様くれぐれも事故にだけは気を付けてライドを楽しんでください!