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これからロードバイクを始める方に送る“知っておいて損はない”ロードバイクのお話し
by: 古閑森 聖

いつもワイズロード福岡天神店のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

スタッフの古閑森です。

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本格的なロードバイクシーズンに向けて知っておいて損はないロードバイクのお話し

そろそろお店でも「これからロードバイクを始めようと思って」という下見のお客様をお見かけするようになりました。
最近ではインフルエンザも流行していたりするのでジムにも通いにくいという話も耳にします。
感染症予防もそうですが、健康的な身体を手に入れる事は多くの方が望んでいる事ではないでしょうか?

・適度な運動で代謝を高めて健康になる

これは誰もが知っている事ですが、「いきなりランニングして膝を痛めた」「ジム契約して毎月の出費が増えるのは嫌だ」という方も多いはず。

そんな皆様にご提案したいのが【ロードバイク】です!
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、【自転車は膝に優しいスポーツです。】※スポーツ選手が膝を痛めた時にリハビリで使用するくらい膝に優しいです。

最初の出費はありますが、一度買ってしまえば【走るのは無料です!】
通勤に使うもよし、休みの日にサイクリングするもよし、自分の好きなタイミングで運動が可能です。

これは私の経験ですが、ランニングやウォーキングでは「いつまでも景色が変わらず退屈だなぁ」と思いましたが、ロードバイクだと「流れる景色に疾走感もあり、どこまでも遠くに行きたくなるワクワク感」が凄かったですね!

 

ロードバイクっ安いのあるの?

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近年の価格高騰は自転車業界にも嵐のように吹き荒れておりますが、各メーカー様の努力により“エントリーグレード”と呼ばれるお求めやすい価格帯のロードバイクは存在しております。

「初めてのロードバイク」でよく選ばれるのが、この“エントリーグレード”です。
今回はそのエントリーグレードの代表的なバイクと“リムブレーキやディスクブレーキ”“コンポーネントと呼ばれる変速機”についてご説明していきたいと思います。

 

リムブレーキとディスクブレーキ

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リムブレーキとディスクブレーキに関しましては、ブレーキの特性とメリットデメリットをまとめたブログを以前書きましたので、詳しくはそちらを参考にしてください。

⇩【リムブレーキ VS ディスクブレーキ論争】結局どっちが良く止まるの?メーカーに聞いてみた!!⇩

 

結局のところ【使い方】によりオススメは変化します。
「いずれはカスタムも楽しみたい」という方の場合は最新規格であるディスクブレーキがオススメですし
「輪行で自転車旅を楽しみたい」という方には梱包と開封が楽でトラブルの少ないリムブレーキがオススメです。

 

ディスクブレーキの規格について

ディスクブレーキにも種類があり、大きく分けると【機会式】と【油圧式】の2種類が存在します。

機械式ディスクブレーキ

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リムブレーキと同様にワイヤーで引っ張ってブレーキをかける方式です。
ストッピングパワーは油圧に劣りますが、輪行で懸念される油圧独自のトラブルとは無縁ですので「ディスクブレーキでも輪行したい」という方にはオススメのモデルです。

 

油圧式ディスクブレーキ

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圧倒的に“止まれるブレーキ”です。
従来のリムブレーキと比較すると、約半分の力でブレーキをかける事が可能で・減速の初動・速度調整・停車等、ブレーキに関する全ての動作において優れています。
SHIMOANOのコンポーネント(変速機)に関してはTiagra以上は全て油圧式のディスクブレーキになります。
レースイベント等に出場してみたいという方は、コンポーネントTiagra以上のバイクを基準に選んでも良いと思います。

 

代表的なリムブレーキモデルのエントリーグレードロードバイク

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【CANNONDALE CAAD OPTIMO 3】

定価:¥165,000-

  ⇩ワイズロード特別価格

¥115,500-

アメリカを代表するブランドの1つCANNONDALEのエントリーグレードロードバイクCADD OPTIMOシリーズからご紹介。
セールで30%OFFになり当店最安の一角になったバイクですが、その性能は本格的なレースモデルと同じジオメトリー(設計)を採用していますので、走りにこだわる方には特にオススメな一台です!

 

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【NESTO ALTERNA】

定価:¥143,000-

  ⇩ワイズロード特別価格

¥128,700-

日本のブランドであるNESTOの代表格であるALTERNAシリーズからご紹介。
日本人に合いやすいジオメトリーを採用し、低価格帯であるとは思えない程の美しいビジュアルを誇る人気車種です。
安っぽくないエントリーグレードロードバイクをお探しの方にオススメな一台です。

 

代表的なディスクブレーキモデルのエントリーグレードロードバイク

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【TREK DOMANE AL 2 GEN 4 ¥165,000-】

CANNONDALEと並び、アメリカの代表ブランドであるTREKの代表的なアルミバイクであるDOMANEシリーズからご紹介。
業界でもいち早くディスクブレーキを導入し、リムブレーキモデルの生産終了を公表しているTREK。

近年人気を博している“グラベルロード”としても使用可能なタイヤクリアランスを有しており、キャリア(荷台)等を取付可能な拡張性を備えています。
タフな相棒をお望みの方にオススメなモデルです。

 

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【BIANCHI VIA NIRONE7 DISC SORA 9s ¥170,500-】

イタリア3大ブランドの1つBIANCHIからご紹介。
現存するバイクブランドとしては世界最高のブランドで、その歴史は2025年の今年で140年になります。
特にNIRONEは若年層からの人気が高く、当店でも「高校の入学祝いに」という方が多いバイクです。
最初は私も「高校生にこんな高級車を?」と思いましたが、よくよく話を聞くと「私立ではなく公立に受かったので」という現実味溢れる理由がそこにはありました…。

 

そもそもロードバイクの値段って何でこんなに違うの?

一度でもロードバイクを下見にご来店いただいた方であれば、高級車の値段に驚いたことでしょう。
では何故そんなに値段が変わるのかご説明いたします。

 

理由その①:フレームの素材が違う

フレームの素材は大きく分けて【カーボン製】と【金属製】の2種類があります。
※金属製の中にもチタン・アルミ・クロモリ等色々あります。

概ね35万円以上のロードバイクはカーボン製の商品が多く、それ以下の価格帯はアルミ製のロードバイクだと考えていただいて良いと思います。
初めてロードバイクを見に来て「えっ?!」と思うほど高額なロードバイクを目撃した事がある方も多いと思いますが、ハイエンドと呼ばれるロードバイクは300万円近い商品もございます。

一方で、今回ご紹介しておりますエントリーグレードのロードバイクは、そのほとんどがアルミ製の商品でございますので、今回ご紹介しております商品には、この価格差は該当しません。

 

理由その②:コンポーネント(変速機)が違う

変速機(以下:コンポ)にもグレードがあります。
ロードバイク系のコンポでお話しすると、ハイグレードから順番に
[DURA-ACE]>[ULTEGRA]>[105]>[ティアグラ]>[クラリス]>[ソラ]
と6グレードに分かれます。
それぞれの変速段数にも違いがあり、ハイグレードから順番に
[12速]>[12速]>[12速(11速)]>[10速]>[9速]>[8速]
と変速段数も違います。
価格差も約50万円~約6万円まで幅広く、同変速段数以外は相互性もありません。

 

上記2点が【ロードバイクの値段が大きく変わるポイント】です。
※特に②のコンポーネントは、上位モデルにアップグレードしたいと考えた時、殆どの場合はコンポーネント総買い替えになりますので、多額のパーツ代+工賃が発生いたしますので、後々カスタムを検討していらっしゃる方は、少し頑張って上位コンポーネントがアッセンブルされているバイクを狙った方が、結果的に安く済む場合がございますのでご検討ください。

 

ご使用用途によって違うモデル選び

ブレーキの説明でも触れましたが、【どう使うか?】によりエントリーグレードでも選び方は異なります。
価格帯も大事ですが、まずはリムブレーキかディスクブレーキか?を選んでいただき、お値段のご都合が良いものを購入するのが一番だと思います。

通勤や通学等の普段使いであれば、エントリーグレードの中でも価格のお求めやすいバイクが買い替えやすいのでオススメになります。

通勤や通学以外でサイクリングや趣味として継続的に使用されるのであれば、エントリーグレードの中でも変速機(コンポーネント)が上位のモデルがオススメになります。

 

ちょっと特殊な例【以外とこんな方多いですよ!】

今回のブログではエントリーグレードの中でのオススメご紹介しておりますが
最初の一台でも、いきなりミドルグレードやハイクラスのロードバイクを選ぶ方もいらっしゃいます!

 

・ある程度の年齢でロードバイクを始める方

「そうそう買い換える物でも無いので初めからある程度良いバイクを選びたい」

「周りの目が気になるので、あまり安いモデルだと恥ずかしい」

と言った理由でいきなりミドルグレードやハイクラスのロードバイクを選ぶ方もいらっしゃいます!

 

・すぐにハイグレードが欲しくなる可能性が高い方

これはお客様ご自身の性格による部分が大きいのですが、ロードバイクに詳しくなると【上位モデルが欲しくなる】という現象が一定数で発生します。
※私自身も最初は12万程度のエントリーグレードを購入したのですが、半年で120万のフルカーボンロードを買ってしまいました(笑)
そういった傾向が強いのは、自動車やパソコン等、何かの趣味でカスタムをして楽しんでいる方です。
接客時にもそう言った傾向をお伺いして、最初は「続くかどうか分からないから安いので…」と言っていたお客様も「あぁ…それはすぐ買い換える予感しかしない…」と言って、いきなりミドルグレードやハイクラスのロードバイクを選ぶ方もいらっしゃいます!

 

いかがでしたでしょうか?
エントリーグレードでも十分にご満足いただける方もいらっしゃいますが、その中でも様々なモデルがあります。
弊社のワイズロードオンラインでお申し込みいただいたお客様でも、店頭でグレードの違いをご説明すると「じゃあそっち下さい」とバイクが変更になる場合もあります。
本当に自分が欲しいモデルが確定しているお客様は大丈夫ですが、少しでも不安な場合やご不明点がある方は弊社のワイズロードオンラインから【チャット接客】でご相談も可能です。
もちろん店頭にご来店いただければスタッフが相談に乗りますのでいつでもご来店ください。

 ただの下見でも大歓迎です!きちんとご説明させていただきます!!
ご来店お待ちしております。