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2025/01/23 16:06
いつもワイズロード福岡天神店のブログをご覧いただきありがとうございます。
スタッフの古閑森です。
目次
UCIレースやRIDLEY公式のSNSで目にした方も多いと思いますが、ついに日本でも正式発表です。
従来のレーシングバイクと比較すると、近年はバイクポジションが前方に重心を置く前乗りになる傾向があります。
TTバイクの様に、立っているシート角度のポジションを好む傾向が高まり、また、ペダルに体重をかけやすくパワー伝達効率が向上します。
従来のロードバイクでもオフセット0度のシートポストを使用するライダーも少なくない事から、RIDLEYの開発エンジニアは今回の新型 Noah Fast 3.0のシート角度を76度に設計しております。
今回の新型RIDLEY 第3世代 Noah Fast 3.0の特徴的なヘッドチューブもUCI規制で許可されている補強三角形ルールを最大限に活用した幅16cmの設計になっております。
またBBの位置がこれまでより低く設計されています。
これはタイヤ幅が太くなり重心が高くなる傾向があるため、それを考慮し再設計しています。
早速ですが最も気になるポイントからまいります。
【RIDLEY Noah Fast 3.0】
フレームセット:¥770,000-(専用インテグレーテッドフルカーボンハンドルNimbus付属)
バイククラフト対応
・R9250 Di2 : ¥1,223,200-
・R8150 Di2 : ¥1,026,300-
・R7150 Di2 : ¥943,800-
【RIDLEY Noah 3.0】
フレームセット:¥484,000-(専用インテグレーテッドフルカーボンハンドルCirrus付属)
バイククラフト対応
・R9250 Di2 : ¥951,500-
・R8150 Di2 : ¥754,600-
・R7150 Di2 : ¥672,100-
・R7100機械式:¥591,800-
これは嬉しい情報ですね、高額になりがちなフラッグシップと同時にセカンドグレードも発表になりました。
Noah Fastとの大きな違いは【カーボングレード】です。
Noah FastがElite HM カーボンなのに対してNoahはEssential HM カーボンです。
日本ではまだ見慣れないカーボングレードの表記ですが、海外ではスタンダードな表記です。
Elite HM カーボンは60T / 50T HM UD カーボン
Essential HM カーボンは30T / 24T HM UD カーボン
それぞれ上記を使用していると思われます。
その他のNoah Fastとの違いは【ヘッドの形状と専用ハンドル】です。
NoahはCirrusという現行のFalcnやFenix SLiCで使用されているハンドルと同一です。
※ヘッドの形状が違いますので、NoahにNoah Fast専用ハンドルNimbusは使用不可能です。
ヘッドとハンドルの形状の違いから派生した、もうひとつの違いはNoahだけ機械式コンポーネント対応になります。
恐らく、Noah Fast専用ハンドルNimbusが機械式コンポーネントに非対応だと思われます。
RIDLEYはエアロバイクの開発において長い歴史を歩んで来ました。
一体型シートポスト、フレームとフォークに一体成型されたブレーキ、内装ケーブルなど最先端のテクノロジー を先駆けて導入して来ました。
2006年のツール・ド・フランスで初代Noahが実践投入されて以来、ロードレース界においてエアロロードを象 徴するモデルとなりました。
ロビー・マキュアン、アンドレ・グライペル、カレブ・ユアンなどの名選手が、エアロロードの代名詞である歴 代のNoahをを愛用して来ました。
ロビー・マキュアンがツール・ド・フランスでグリーンジャージ(マイヨ・ヴェール)を獲得、数年後にはアン ドレ・グライペルが最終ステージのパリ・シャンゼリゼでステージ優勝。
10年以上経過したその後もカレブ・ユアンによって幾度もの勝利を飾って来ました。
Noahは2012年に第1世代Noah Fastへと進化を遂げ、そして設計をゼロから見直した全く新しい第3世代のNoah Fast 3.0を開発しました。
現在のロードレースのスピードでは、スピードと 空気抵抗で指数関数的に大きな関係が存在するため、エアロダイナミクスの要素がはるかに重要であることが明 らかになっています。
山岳では軽量なFalcn RSが最適なバイクであり、7%を超える勾配ではよりアドバンテージを得られます。
一方 で他の走行状況ではエアロロードが優れているためプロレース(プロトン)の速度を考えると、エアロロードを 選択するのは理にかなっています。
RIDLEY史上最速のエアロダイナミクスと効率的なポジ ションを可能にする最新のジオメトリー、新しく開発され たエアロコックピットに重点を置いた総合的なアプローチ を特徴としています。
CFD(数値流体力学)で流体の流れを数値解析し自社風洞 実験から得られたデータをもとに、あらゆるヨー角におい て空力性能を向上させ、その結果すべてのチューブ形状や 角度を最適化することになりました。
Noah Fast 3.0 は、最新のUCI規制であるチューブの比率8:1ルールに基づきチューブ形状の改善を行いました。
空力エンジニアは自社風洞実験施設であるバイクバレーで何度もテストを繰り返し、UCI規制限界までエアロダ イナミクスを追求したチューブ形状を研究。
その結果、フロントフォークとシートステーは前面投影面積が小さ い空気を切り裂く最適なエアロ形状となりました。
Noah Fast 3.0 の最大の特徴とも言える特徴的なヘッド チューブは、UCI規制で許可されている補強三角形ルールを最大限に活用することで後方へ伸ばしました。
※ヘッドチューブの幅だけで約16cmにもなっているそうです!
シートチューブ周辺の表面積を最適化することで切り裂いた空気の流れを後方に導いて乱流を抑制し、 フレーム後部に抜けていくように計算されています。
大口径の新しいダウンチューブ形状を採用することで、ボ トル周りの空気抵抗を最小限に抑える最適な形状が設計されました。
風洞試験では、時速50km/h巡行時に前モデルの Noah Fastと比較して8.5ワットの空気抵抗を削減することに成功。
Falcn RSと比較してもNoah Fast 3.0は 7ワットの空 気抵抗を削減する結果となりました。
また、Noah Fast 3.0は、すべてのワット(パワー)をスピードに 変換するように設計されています。
最速のエアロダ イナミクスチューブ形状を特徴とするだけでなく、 フレームの最適な剛性を実現することにも重点を置 いています。
ドイツの自転車製品のテストを行う第三者検査機関 ゼドラー(Zedler)のテストでは、Noah Fast 3.0の ヘッドチューブとBBの剛性はFalcn RSより10%高い 結果となり、高剛性でエネルギーが失われず、加速 時に最大限の効率を発揮します。
Noah Fast 3.0専用に開発されたNimbus Aero Cockpitは、フレームの開発プロセスにおいて不可欠な部分でした。
エアロダイナミクスと快適性のバランスに重点が置き、コックピットとトップチューブを一体化することで、従 来の形状に比べ乱気流を軽減させています。
ハンドルバーの幅は狭い360mm(STI C-C)とフレアドロップという現在のロードレースのトレンドに沿って います。
ハンドルバーの上部は、人間工学に基づきわずかに後方に傾けた形状とし、自然な手首の位置を作り出 します。
フレアハンドルによりシフターは自然に内側にセッティングでき、エアロポジションがさらに強化され 前面投影面積を減らすのに役立ちます。
全ての設計はシフターの位置に関する厳格なUCI規制を準拠しています。
今回発表になったNoah Fast 3.0とNoah 3.0は本日より受注可能です。
現在の最短納期は5月上旬を予定しておりますが、注文台数が予定を上回る場合には遅れる事もございますのでご了承ください。
特にNoah Fast 3.0ですが、ブログ冒頭のラインナップを見てお気付きの方もいらっしゃると思いますが、サイズ展開は【XXS・XS・S】の3サイズとなっております。(Noah 3.0は【XXS・XS・S・M】)
Sサイズでもトップチューブ長は545㎜(リーチは410㎜)と長く設定されておりますので、従来の感覚で言えば【XS・S・M】のサイズ展開に近いと言えます。
とは言え、Noah Fast 3.0の最大サイズSサイズでも、付属するハンドルは:ステム長100mm-360/400mm ※Stem-STI/Drop (C-C) ※リーチ75mm / ドロップ127mmのハンドルです。
身長が約180cm前後の方にはちょっときつい可能性がありますのでご注意ください。
ステム長の長い専用ハンドルも海外では展開がございます。(ステム長115㎜・130㎜の2種)
日本にも今後入荷予定(時期未定)ですので、こうご期待ください!
ご来店をお待ちしております。