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【今月のお題{予算60万で完成車をカスタム}】60万円で最速のスペックならこれ一択でしょ!
by: 諸藤

ワイズロード福岡天神店では、不定期に【今月のお題】として各スタッフが独自の目線でお客様に様々な商品をご提案する企画を実施いたします。

今月のお題は【予算60万で自分自身が完成車を買ってカスタムするならこれ!】

 

バイクに求める要素

こんにちは、福岡天神店アルバイトの諸藤です。
僕の好みは某ロードバイク漫画の影響でロードバイクを影響で、「速い自転車がとにかくカッコイイ!」です。
機材としてロードバイクを触るのが好きなので、海外のレースでの最新バイクやカスタム情報を毎日探すことが趣味です。

個人的に今速いロードバイク作るには油圧ディスクブレーキ、カーボンフレーム、カーボンホイールの三要素が大事だと考えています。
油圧ディスクブレーキ → 28c以上のワイドタイヤを履かせるため、強力な制動力
カーボンフレーム         → 素材として軽量、カーボンの種類や積層から設計できるため空力と重量剛性比を最適化できる
カーボンホイール         → 軽量なため空力の良いリムハイトの高い設計が可能で、ヒルクライムも高速域も速くなる

この三要素(更にできれば電動コンポーネント!)を60万円でカスタムして揃えようとすると、なかなかコスパのいい車体やホイールを見つけないと揃えられないです。
なので今回はベースの状態でスペックが高いものにして、最低限のコストのカスタムで最大限のパフォーマンスを得られる組み合わせを考えました!

 

選んだ車体は、TCR ADVANCED PRO 2
価格税込¥572,000

GIANT ( ジャイアント ) ロードバイク TCR ADVANCED PRO 2 ( TCR アドヴァンスド プロ ツー ) メテオストーム 445 S (適応身長目安165-175cm前後)

※写真はメーカー公式サイトより引用

 

スペック

フレーム             : Advanced-Grade Composite
フォーク             : Advanced SL-Grade Composite, full-composite OverDrive Aero steerer
コンポーネント : Shimano 105 hydraulic, with Giant Power Pro power meter
ホイール             : SLR 1 40 DB Hookless Wheelsystem
タイヤ                 : Giant Gavia Course 0, tubeless, 700x25c (28mm), folding
重量                     : 7,7kg (Mサイズ)

車体は世界最大でコスパ最強の自転車メーカーGIANTのオールラウンドロードバイクTCRです。
グレードは上からSL、Advanced Pro、Advancedとありますが、真ん中のAdvanced Proを選択しました。
新型チェンジが行われたことによってケーブル類がフレーム内部に内装されるようになって軽量オールラウンダーとして完成されたフレームになりました。

 

前後で22万円のフックレスカーボンホイールがついてくるコスパ最強ベース車体

このグレードのすごいところその1が新品で購入すると22万円ほどするカーボンホイールが付属しているところです。
完成車の多くはコストをおさえたり、好みに合わせてカスタムするためにアルミホイールついてきます。

しかしこのホイールは重量1440gでリムハイト40mmでオールラウンドに使えるホイールとなっていて、最初からレースに出られるレベルのホイールがついてきます。
さらにリムが最新のフックレス構造になっていて従来のリムのモデルよりも軽量で性能が高くなっています。
チューブレス、フックレスホイールのためクリンチャーと比べて空気圧を低く設定することができ、グリップ、乗り心地が向上します。

 

ハイエンドと同等の高剛性フォークにパワーメーター付きクランク

Frontal view of Giant TCR Advanced Pro 0.

つぎにこのグレードではフォークがハイエンドモデルと同じ独自規格のフォークが使われています。
下位のAdvancedグレードと比べてより軽量高剛性なフォークでハンドリングが向上します。
またケーブルを専用ステム内部から内装することも可能になっています。

Power Pro | Giant Bicycles Japan 日本

さらに完成車に純正でGiant Power Pro パワーメーターも取り付けられているのでトレーニング、レースでのペース配分やデータ分析なども最初から対応しています。

 

カスタムはタイヤを交換すればOK

ステム、ハンドル、サドル、バーテープは個人の体や好みに合わせてフィッティングするのがベストですが予算オーバーと最初からついてくるパーツの質がいいので最初はそのままで問題ないためカスタムはしません。

タイヤは標準だと25c(フックレスリムで実測28mm)ですが28cの太めなものにカスタム、メーカーは日本ブランドのPanaracerのレース向けAGILIST TLRを選択。
フレームの最大タイヤクリアランスは33mmなので更に太めのタイヤを使うとさらに乗り心地や安定性が高まり、軽いグラベルも走れると思います。
(フックレスリムのためメーカーの適合表を見て選択するのをおすすめします。)

前後で価格税込¥17,160

 

シーラントはタイヤに合わせてPanaracer純正

価格税込¥880

 

最後にペダルが付属していないため同価格帯で軽量なLOOKのビンディングペダルを追加

LOOK ( ルック ) ビンディングペダル KEO CLASSIC 3 ( ケオ クラシック 3 ) ブラック

価格税込¥9,020

 

総額

GIANT TCR ADVANCED PRO 2 ¥572,000
PANARACER AGILIST TLR 28C ¥17,160
PANARACER SEAL SMART EX  ¥880
LOOK KEO CLASSIC 3                  ¥9,020

合計                                                    ¥599,060

ギリギリセーフでペダル取り付け、タイヤ交換ができました。
考えてみて性能を求めるならこの組み合わせはオールラウンドに速く走れるのではないでしょうか。

 

もうちょっと予算があるならDi2もついてくる…

Main image: MY25 TCR Advanced Pro 1-Di2_Color A Carbon_Chrome

予算をオーバーしますが、68万円から電動コンポーネントである105Di2搭載のTCR Advanced Pro 1も購入できます。
電動シフトになるとボタンを押すだけで更に正確で素早い変速ができるため予算に余裕がある方はこちらもおすすめします。

更に個人的なカスタムになると105Di2だとSTIだけアルテグラグレードにしてスイッチを追加したり、BBをニンジャに変更したりしたいですが今回は割愛します。

どのスタッフのカスタムバイクが気に入りましたか?またご自分で妄想してみるのも楽しいのでおすすめです。
また次回のブログでお会いしましょう。