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【PINARELLO】チャンスだ!F7だ!ブラックフライデーだ!
by: 長島

いつもワイズロード福岡天神店のブログをご覧いただきありがとうございます。
スタッフの長島です。

突然ですが皆さんにとっての「速い自転車」とは何でしょうか。
平坦が速い自転車?山が速い自転車?
答えは人それぞれで何が正しいというわけではありません。
あるいは出した答え全てが正しいともいえます。
ただ僕が無数に出会ったその「答え」の中で非常にしっくりくるものがありました。
それが「あらゆる地形において対応出来るバイク」というものです。
登りも下りも平坦も速い自転車。
最近でこそ「オールラウンドパフォーマンスバイク」という錦の御旗を掲げて様々なメーカーがコンペティションモデルを一つに統合するということを行っていますが、それをいち早く実践しているブランドが存在します。
PINARELLOです。
2001年というまだカーボン技術が黎明だった時代から既にグランツールを「DOGMA」一台で走らせ、勝利を量産。
およそ四半世紀経て様々なメーカーがそれをある種「真似」しているのを見ると、25年前に出した出した「答え」は25年後の大多数の人の考える「答え」になっていると言っても過言ではないと思います。
僕が今回ご紹介したいのはDOGMAの系譜を受け継ぐ自転車です。

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PINARELLO F7 DISC ULTEGRA Di2 ¥924,000- →¥ASK!ASK!ASK!

DOGMAと同じフレーム形状を採用し、カーボンの材質だけを変更させたF7がブラックフライデーで特価に。
その秘めたる性能を見ていきましょう。

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コンポーネントはULTEGRA Di2を採用。
クランクは50-34T、スプロケットは11-34T。
機械式変速とは比較にならないほどの変速性能を実現しており、目をつぶって変速したら上位グレードのDURA-ACEとの違いが分かる人は少ないのではないでしょうか。
実際に日本国内のJプロツアーのレースではULTEGRAを使用している選手も見ることができます。
DURA-ACEほど高額ではなく、しかしながら性能はDURA-ACEに肉薄している。
まさにDOGMAに迫る能力有したF7に相応しいコンポーネントではないでしょうか。

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ブレーキも勿論ULTEGRAの油圧ディスクブレーキをアッセンブル。
細やかで繊細なブレーキを実現しているULTEGRAのブレーキは一分一秒を争うシリアスライダーのダウンヒルにもにも、休日のリフレッシュとして自転車を楽しむカジュアルなライダーのゆったりとしたダウンヒルにとっても大きな味方になり、支えとなってくれることでしょう。
ブレーキローターは前後共に160mmのRT-MT800を採用しています。
「少しでも軽量化を、、、」という方はリアのローターを140mmにしてもいいかもしれません。
さらなる放熱性を追い求める方はRT-MT900もしくはRT-CL900に変更してみるのも選択肢の一つですね。

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かなり大きいボリューム感を持ったボトムブラケットは余すことなくライダーの出力を推進力に変えます。
フレームのカーボン素材は東レのT900カーボンを使用。
爆弾のようなボリュームのBB、他社のハイエンドモデルに使われることもある素材、これだけでもF7の持つ潜在能力を伺い知ることが出来ます。

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このバイクは空力という点においても突き詰めています。
小指程の太さしかないシートポストは流石の一言。
エアロダイナミクスの4.8%性能向上は40km/hで走行している時に1.3ワット、50km/hでは2.6ワットのエネルギーセーブを可能とする数値、とPINARELLOは主張しています。
特にこの数値は細かいマージナルゲインをも追い求めるシリアスレーサーにとって非常に嬉しい要素となりうるのではないでしょうか。

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「高い剛性」「極限まで高めた空力性能」この二つの要素をハンドルに求めるのなら、一体型カーボンハンドルという結果になることは必然と言えるでしょう。
F7にアッセンブルされたこのハンドルはケーブル類は完全内装、ハンドル幅は380mm、ステムの角度は8°で、リーチは80mm、ドロップは125mmで、7°フレアしています。
ハンドル幅を従来のものより狭めることでエアロポジションでの空力を改善し、7°フレアした下ハンドルはスプリント時のバイクの振りやすさを改善。
非常に合理的で数値を突き詰めるPINARELLOらしさを形にした素晴らしい一体型ハンドルだと思います。

この凄まじいスペックの自転車で唯一少し見劣りしてしまうのがホイールです。
もちろんフルクラム レーシング800というこのホイ―ルは決して極めて性能が悪いわけではありません。
しかし、メーカー公称値1960gという重量はいささかこのF7には不釣り合いであることは疑いようのない事実です。
このF7にこそ似合うのは、同じイタリアンブランドのCampagnoloが送り出すHYPELONではないでしょうか。
詳しい内容はこちら↓

いかがだったでしょうか。
少しでもこのF7の魅力が伝われば幸いです。
PINARELLOのフラッグシップモデルであるDOGMAですが、DOGMAという単語には教義という意味があります。
宗教用語で普段使うことは少ないこの単語ですが、PINARELLOにはある種この教義という概念が受け継がれているように感じます。
そしてF7はその教義の系譜を受け継いでいます。
あなたの相棒にいかがでしょうか。

ご来店お待ちしております。

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