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2025/12/10 18:59
こんにちはY’s Road福岡天神店の遊佐です。
先日開催されたスポーツバイクデモの前日にTREKの新型グラベルバイク、CHECKOUTに乗らせていただきました。これでTREKはCheckpoint、Checkmateとグラベルも3種類のフレーム展開になり、グラベルフリーク的には超気になっている車体です。しっかり試乗してきましたのでつたないですが感想を。
目次
CheckOUTの上位モデルであるSL7はとにかくバイクに乗るのが楽しいフルサスペンショングラベルロードバイクです。ROCKSHOXの前後サスペンションを備えながら、利便性と操作性を兼ね備えた最新のSRAM AXSコンポで統一され、AEOLUS PRO3Vカーボンホイールを装備。ダボ穴も数多く配備されているのに加えて専用設計の軽量ラック迄込みの設計をしているので長距離バイクパッキングやアドベンチャーライドを楽しむ方は特に楽しめそうな内容になっています。
フレーム::500シリーズOCLVカーボン
サスペンション:RockShox Rudy XL Ultimate/SIDluxe Ultimate
コンポーネント:SRAM X0 Eagle AXS, T-Type/ Force AXS E1
ホイール:Aeolus Pro 3V
重量:ML – 11,28 kg / 24,87 lbs (TLRシーラント付属、チューブなし、ラック除く)
価格:1,110,000(税込)
実際に乗ってみての感想です。フルサスペンションと聞くと連想しがちな前に進む推進力を奪ってしまうようなボヨボヨとした漕ぎ心地を連想してしまいがちですが全く違ってかなり大きくリアクション(沈ませる動き)をしないと深く沈むことはありません。自分ならロックアウト機能を使うことはないかなという印象です。とにかく直進安定性が高く、サスペンションの減衰と幅広いハンドルが道の細かい凹凸や轍でもしっかり前を向いてくれるので高速で走行しても低速で走行しても変にハンドルを緊張感を持って握る必要が無いのがとてもいいですね。走破性は市場のどんなバイクより上、最早トップだと思うので自走でシングルトラックに行くようなあっちもこっちも走ってみたいライダーにとっては最強の相棒になること間違いなし。
私が今年走った【SDA王滝】の様なイベントであれば最適解のバイクではないでしょうか?豊富な積載機能を活かしてライダーが荷物を背負う必要はなく、これまでの常識を覆すストローク量、タイヤ幅で悪路も楽々・・・。逆に全くそういうフィールドで使わないよという方でもこのバイクに乗るという行為自体が楽しいのでオススメしたいなと思いました。
このバイクの肝は前後のサスペンション。前後のサスや大口径なタイヤがもたらす効果はこちらのホワイトペーパーをお読みいただくとより深く理解できると思います。簡単に要約するとリジッドバイクと比較して
という内容です。ちょっと小難しい話なんですが要はライダーのストレスを軽減するのに大きな役割を担っているのが前後のサスペンションとタイヤの太さなんですよということですね。
フロントサスペンションはRockShoxと共同開発した新型60mm Rudy XLサスペンションフォーク。単体販売はもうすでに始まっていて、新しいダンパーであるCharger Race Day 2 Solo Air spring搭載モデル、オフセットは45mmです。
このサスペンションが抜群に良くて、パワーをロスするような上下動が平坦区間だと起こりにくいのも理由だとは思いますがダンパーの性能が良くなっていて必要な時にだけ必要な量だけ動くので進まない感覚というのが全然ありませんでした。むしろリジッドで感じる細かい振動は排除されているので荒れた路面を攻めたいライダーや、長距離を乗るライダーにぜひおすすめのサスペンションです。
リアサスペンションは IsoStrut構造のSIDluxe Ultimate。こちらもTREKのクロカンバイクではおなじみのモデルですね、試乗中は特に荒れた路面などないのですがロックアウトしたいなと思う場面はありませんでした。あくまで大きな衝撃を受けたときに動く感じなので腰砕け感はないです。
UDH対応フレームなのでSL7はフルマウントタイプのSRAMで揃えているのですがなんとドロッパーも含めて電動仕様となっております!ドロッパーは左右両押ししてあげると「にゅー」と上下に動きます。これがまた新感覚でひも引きには無い優越感があります。自分の所有バイクはシマノですがSramのT-TYPEの変速仕様は非常にスムーズで心地いいです。しかも万が一の時に破損のリスクが少ないともなればかなり安心して使えますよね。完成車の値段は自転車としては安くはないのですが仕様を考えるとむしろ安いと感じる価格設定です。
ドロッパーのインナーチューブにストラップを結んでサドルバッグを使っている猛者の方もいますが、TREKのCheckOUTなら専用設計のリアラックが付属するのでバイクパッキング時はリアラックにドライバッグが搭載可能です。
サスペンションの動きを妨げることの無いように配置されたリアラックかなりの造形美です。
最初にも述べましたがこのバイクは最近流行りの軽量なグラベルとは真逆の方向を向いているのでロードバイクに似通った性能が欲しい方はTREKならCheckmateがオススメです。でも、シングルトラックを爆走したい、刺激的なサイクリングを求めている、長距離バイクパッキングの装備が出来るサス付きバイクを探している、ただただカッコ良さに惚れた、という人は是非購入をご検討ください。予算が合わないという方はSL5グレードが770,000円(税込)からあるのでそちらもいかがでしょうか?福岡でグラベルバイクを検討されている方は是非私にご相談ください。