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2016/07/17 15:36
◆注目のSRAM無線電動変速システム「 eTAP」◆
シマノ、カンパニョーロに続いて3大コンポメーカーの一角【SRAM】、満を持して発売した電動変速システム「eTAP」。
先行2メーカーと決定的に違うのが、無線によるワイヤレス化を実現していることです!
これにより取り付け時の複雑性やケーブル等の問題もなくなり、何よりも見た目が非常にスッキリとまとまります。
【eTAP】の特徴としてはRメカを中枢として、SRAM専用の電波帯を利用して各部と連動する仕組みになっています。
※Rメカの電池が切れたら全ての作動が停止します。
Fメカ/Rメカで共通のバッテリーを使用するので、Rメカの電池残量が少なければバッテリーを入れ替えて使用できるのがメリット。
独特な変速方法も違和感なくスムーズに行えるので、まさに全く新しい革新的コンポーネントといえます。
全ての機能を担うリアディレイラーの重量は電池込みで【239g】となり、満充電で60時間、約1,000kmの走行が可能。
自転車の動きを検知するモーションセンサーを搭載し、自動でスリープ状態と動作状態が切り替わるのでバッテリーの持ちも良いです。
(※車や電車などで移送中はバッテリーを取り外しておくことが推奨されています。)
電池残量は【緑】→【赤】→【黄】へと変化、【黄】モードで約30キロの走行が可能、リアスプロケット最大値は28tまでとなります。
バッテリー重量は【24g】と軽量で、大きさも非常にコンパクトなので携帯性にも優れています。
バッテリーはFメカ/Rメカ共通の形状なので、全ての機能を担うRメカの電池残量をみながら入れ替えて使えるのは便利です。
バッテリーの充電時間は完了までおおよそ45分程度。
Fメカの重量はバッテリー込みで【187g】
FメカにはSRAM特有の機能でもある【Yawテクノロジー】を搭載しており、チェーンラインに関わらずトリム調整が不要です。
シフトレバーの操作に関しては非常にシンプルな操作を採用しています。
◆左右ともにシフトレバーは1つしか設けられておらず、操作方法に関しては以下
【右側レバーを押すとリアのギアがトップ側にシフト】
【左側レバーを押すとリアのギアがロー側にシフト】
【左右のレバー同時押しでFギアのシフトチェンジ】
バッテリーはボタン電池のCR2032を左右それぞれに使用し、通常使用(週に15時間の乗車を想定)で約2年の使用が可能です。
重量は電池込みで【260g】です。
※別売りですがBLIPと呼ばれるサテライトスイッチにも対応しており、左右のレバーにそれぞれ2個ずつの計4個によるサテライトスイッチを増設可能です(※こちらは有線です)。
■取り付けイメージ
■SRAM / E-TAP
重量:686g(ブレーキ/シフトレバー+フロントディレイラー+リアディレイラー)
販売価格:197,000 +TAX
無線の電動変速というだけですでにとても魅力的ですが、ハイエンドコンポだけに気になるのは重量。
そこでシマノ【DURA-ACE Di2】とお値段も合わせて比較をしてみました。
※カタログ値比較になるので、Di2のエレクトリックワイヤーなど一部多少アバウトな数値になるのであくまで参考値です
重量 | 価格(税別) | |
SRAM eTap | 686g | 197,000円 |
SHIMANO DURA-ACE Di2(バッテリー外装) | 約720g | 約214,000円 |
SHIMANO DURA-ACE Di2(バッテリー内装) | 約660g | 約214,000円 |
※価格は充電器等含む
要約するとDi2を内蔵タイプのバッテリーで組むとeTapより少し軽く、バッテリー外装で組むと少し重いという事になるようです。
電動以外の部分(クランクセット、BB、ブレーキキャリパー、カセットスプロケット、チェーン)の比較。
(歯数等によって重量、価格ともに変動します)。
重量 | 価格(税別) | |
SRAM RED 22 (GXP、スチールベアリングの場合) |
約1,300g | 197,500円 |
SHIMANO DURA-ACE | 約1,400g | 119,496円 |
重量は約100g差でスラムが大きくリード、価格はシマノが大幅に有利。
現在SRAMのコンポをお使いの方はもちろん、そうでない方にもかなり魅力的な革新的アイテム!
電動コンポを検討中の方はぜひ選択肢に入れていただければと思います。