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【VaE2016】ついにステージ優勝!と総合もジャンプアップ!【Lotto NL JUMBO】
by: 村松 太陽

 先日まとめた休息日最終日で惜しくもステージ優勝を逃したロベルト・ヘーシンクが見事復活勝利をあげました!

 

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 Lotto NL JUMBOに嬉しいステージ勝利をもたらしました。

 

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 使用バイクはBIANCHIのOLTRE XR4。

バランスの取れたバイクであった前作XR2にCV(カウンターヴェイル=振動除去システム)を搭載した新モデル。エアロ形状のフレームだが平坦はもちろん山岳でも使えるバイク。CVのおかげでより長距離の快適さや下りの安定性が向上している。

 

 

 

 

 2回目の休息日までのLotto NL JUMBOの活躍

*以下ネタばれ有

 

 

 

 

 

 

 

第11ステージ

 

 平坦ステージだが、ただの平坦がブエルタにあると思うなという感じのラストの激坂5km最大18%。

 

休息日前の惜しい感じをうまく流れにしてステージ優勝目指していきたいLotto NL JUMBO。20人の大きめの逃げに(おそらく)マルティン・ケイゼルが乗るが、モビスタ―が逃げ切りも容認的な感じなところをティンコフが追走を開始。逃げを最後の登りに入ったところで捉え、そこからは総合争いが勃発。モビスタ―の牽くハイペースで集団は崩れフルームとキンタナが抜け出してゴールする。ジョージ・ベネットは1分35秒遅れの24位、逃げ切り容認してくれていれば大きなさを付けられずに済んだかもしれないが展開が味方しなかったレースとなった。

 

 

第12ステージ

 

 丘ステージ、1級・3級・2級・2級と登りが散らばっている。

 

逃げ切りかスプリントか、Lotto NL JUMBOとしては無難にこなせればよいか。1時間以上たってから逃げが決まるが徐々にその差を詰めていき、最後の登りに入り集団に吸収。最後の登りでアタックが多くかかり、ジョージ・ベネットも仕掛けるが逃げには至らず。少し分裂したものの最後は40名ほどの集団でのスプリントになる。ジョージ・ベネットは集団内で問題なくゴール、タイム差なしの19位、総合7分53秒遅れの18位。

 

 

第13ステージ

 

 丘ステージ、級がつかない登りも含めると9箇所ほど登りがありまさにアップダウンコース。

 

 大きな逃げが決まり12人が先行してラスト90kmで19分を稼ぐ。Lotto NL JUMBOは選手を乗せれなかったのでお休みな一日か。最終的にメイン集団は33分54秒遅れでゴール、平穏な一日が終了。山岳ステージに向けていい休養になったか。

 

 

第14ステージ

 

山岳ステージ、3つの峠を越え4つ目の峠が山頂ゴール。距離が長く、獲得標高も5000m超え。

 

 40名と大集団の逃げとなった中にLotto NL JUMBOはヴィクター・カンペナールツ、ロベルト・ヘーシンク、ジョージ・ベネットの3名を逃げに乗せる。マリーブランク峠で逃げグループは分裂しロベルト・ヘーシンクにアシストされたジョージ・ベネットは先頭6人に残りオービスク峠を目指す中、その後ろではロベルト・ヘーシンクがアシストで足を使っているにも関わらず追走を開始する。

 

ラスト10kmでジョージ・ベネット含む先頭4人、ラスト7kmでロベルト・ヘーシンクが先頭集団からアタックしエリッソンドとシリンを従えて逃げる。最後まで3人で進みラスト400m切ってからペースを上げたロベルト・ヘーシンクが2人を振り切りゴール。グランツールでエースを務めれる力があるもののここのところ不調だったチーム一筋の30歳のベテランがうれしいステージ初優勝でチームにも今年のブエルタ初勝利をもたらす。

 

さらにその後ろではジョージ・ベネットが粘ってロベルト・ヘーシンクから31秒遅れの4位でフィニッシュ。チーム戦略を駆使したオリカ・バイクエクスチェンジのイエーツを抑え総合勢から多くのタイムを奪うことに成功。表彰台近辺は厳しそうなもののTOP10が見える6分37秒遅れの12位へジャンプアップ。後7ステージ、上手くまとめつつ勝負してTOP10に入ることを期待。

 

 

第15ステージ

 

山岳ステージ、TT除く最短ステージだが3級・2級・1級で山頂ゴール総合争いが勃発するか。

 

アタック合戦の末逃げが決まるがメンバーがキンタナ含むモビスタ―3名、コンタドール含むティンコフ3名がおり、序盤から超高速レースに。最初の1時間は45.7km、3級山岳超えた位置である。

 

Lotto NL JUMBOは逃げには乗せれず、同じく乗せれてないスカイとオリカが猛スピードで追走した結果中盤位メイン集団から90名近い選手が遅れる形になりジョージ・ベネット以外がその集団ではしることに。この遅れたグループは一時追走するもあきらめグルペット集団に50分以上遅れてのゴールでルール的にはタイムアウトだが走る選手がいなくなるので救済措置が取られた模様。

 

ジョージ・ベネットはフルームの集団に食らいつき何とか3分5秒遅れ27位でまとめる。メイン集団の先頭がトップから1分53秒遅れ、フルームは2分40秒遅れを踏まえるとアシストなしでよく耐えたという感じ。

 

総合はタイム差開いたものの12位を守っている。TOPから9分45秒差TOP10まで2分6秒差。

 

 

 第16ステージ

 

平坦ステージ、ここも短めで156km。3級山岳含む約90kmをひたすら上り続けた後下ってラスト15㎞程はド平坦。

 

波乱がなければ集団スプリント、昨日がスーパーハードだったのもありの休息日前で最終週の為に休みたいところ。レース開始して割とすぐに6人の逃げが決まり集団はゆっくり進行。スプリンターチームと総合系チームが引き出すと差は縮まりラストは集団スプリント。スプリンター達が抜け出した形で2秒後方でメイン集団がゴール。ジャージ・ベネットは危なげなくメイン集団でゴール。Lotto NL JUMBOとしては大きな動き無く終了。

 

休息日挟んでいよいよ最終週、第17ステージ山岳、第18ステージ平坦、第19ステージITT、第20ステージ山岳、第21ステージ平坦。最終ステージ以外は気が抜けない勝負所なステージが詰まっている。しっかり休んで皿夏活躍が見れることを期待。

 

施設案内

 

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