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2016/09/16 20:14
Lotto NL JUMBOが駆るBIANCHIから往年の名選手を思わすフレームが販売!船橋店にも入荷してきています。
○BIANCHI FENICE F/S ¥137,000+税
BIANCHIのヘッドマークがあるヘッドチューブは上下異径構造。
カーボンフォークは素早い反応が持ち味のストレートフォーク。
トップチューブは上側各断面下側丸形状と上下で形状を変えて剛性と快適性のバランスをとる。
ダウンチューブは角断面で軽量化と剛性を確保。
シートステイは扁平され振動吸収を一番に考えた形状。
大きくえぐれたタイヤ部分を持つチェーンステイ、パワーを逃さないボリュームある作りになっています。
BBは安心のねじ切りです。素材や形状で十分な剛性取れる時代になったのでBBはねじ切りに戻ってくれてもいい気がします。
付属品にJAGWIRE製のリンク式アウターのチェレステカラーが付属しています。通常ラインナップでは無い色です。
ちなみにこのリンク式アウター私も使用しています。タイトなワイヤー取り回しでも抵抗が増しずらいのがいいですね。カラーも豊富にあるのでバイクのカラーレイアウトとしても使えます。
FENICEはグレードによって素材が違いますが、フレームセットは「スカンジウム」(正確にはアルミにスカンジウム混ぜた合金)です。アルミ同様軽量・高剛性を確保しながらしなやかさも持ちアルミの上位互換といってもよい素材ですが、加工技術が難しく(通常は)なかなか採算が取れない素材でもあります。
アルミ系ながら長距離にも対応できるのでロングライドからレースまで使えるうえ、FINICEはコストパフォーマンスにも優れています。 またカラーリングから昔のバイクを模したバイクを組み上げるのもお勧めです。いいアルミバイクはカーボンにない反応性を楽しむことが出来るので違った楽しみが出来ていいです。
商品紹介も終わったとこでLotto NL JUMBOのブエルタ最終週まとめ。
*以下ネタバレ有
第17ステージ
山岳ステージ、2級・2級・3級・アップダウン後1級への山頂ゴール。
序盤の2級を越えてしばらく行った50km過ぎたあたりで大集団の逃げ27名が先行、Lotto NL JUMBOはブラム・タンキンクとロベルト・ヘーシンクが乗っかる。
モビスタ―が逃げを容認するもチーム総合の維持のためBMCレーシングが差を詰める。逃げグループでも活性化しアタックがかかりロベルト・ヘーシンクの為にブラム・タンキンクが逃げをつぶしていくがダリオ・カタルドとマティアス・フランクが抜け出す。これにロベルト・ヘーシンクが逃げグループを引きながら追走をかけ、ダリオ・カタルドを吸収するもマティアス・フランクは逃がしてしまう。レオポルド・ケーニッヒに続いての3位でゴール。
ジョージ・ベネットは最後の登りで総合勢に対して少しタイムを失いTOPから4分44秒差の38位でフィニッシュ。総合成績はタイム差開くも順位変動なし。
第18ステージ
平坦ステージ、とはいっても恒例のアップダウンはあるし序盤に2級山岳もあるが半分以降は下り基調。
別府選手含む5名逃げが残り11㎞まで逃げるもスプリンターチームはそれを逃さない。最後は集団スプリントで決着。逃げに乗せなかった Lotto NL JUMBOは特に大きな動きはなくジョージ・ベネットが落車等の危険回避で集団前方25位で無事ゴールしている。
第19ステージ
ITT、個人タイムトライアル。序盤に200m弱の丘があるもののほぼフラット、TTスペシャリスト向け。
TTスペシャリストはいない、総合争いのジョージ・ベネットも特別TT速いわけではないということでうまくまとめれれば御の字なLotto NL JUMBOチーム。結果はジョージ・ベネットが3分18秒遅れの25位でフィニッシュ。
うまくまとめれた結果TOP10前後の選手がタイムをジョージ・ベネットに対して落とした結果順位一つ上げて11位、TOPからのタイム差はついたがTOP10へのタイム差は縮まることに。総合成績で上に11人いたなか5人にしか負けてないのは大きい。しかも負けた5人はフルーム・タランスキー・コンタドール・キンタナ・チャベス(1位5秒差!)と大物ぞろい。
第20ステージ
山岳ステージ、2級4つで最後は超級山頂ゴール。実質最後の総合争いステージ。
アタック合戦から一端すべての逃げが吸収された後、2人が逃げそれを追走する形でロベルト・ヘーシンク含む14名の追走集団が形成される。先頭2人を吸収する過程で追走集団は崩れロベルト・ヘーシンクは先頭に残ることはかなわず。結果TOPから1分3秒差の5位でフィニッシュ。ステージ2勝目はとれず。
一方総合争いは飛び出したチャベスはそのまま捕まらず逃げ、メイン集団はキンタナとフルーム2人が抜け出し他を置いてけぼりに。ジョージ・ベネットは先頭から6分6秒、キンタナから2分3秒遅れの23位でゴール。19ステージ終了後7位だったスカルポーニが大きく遅れたため順位を一つ上げ10位。ついにTOP10を確保!
第21ステージ
平坦ステージ、周回路に入るまで少し丘とかあるがフラットなコース。
周回路にはいってから逃げが発生、Lotto NL JUMBOのコエン・ボウマンが入った逃げは最終的にスプリントチームの追走で吸収され定石通り集団スプリントに。Lotto NL JUMBOはスプリントに絡まずに無事にゴール。ジョージ・ベネットは先頭集団前方で問題なくフィニッシュ。
総合10位TOP差14分7秒差。エースの早いリタイアのなか総合成績確保の走りお疲れ様でした。
またその為にサポートに尽力したアシスト陣もお疲れ様でした。表舞台に出ることがない(特に道中カットされての放送や活字と画像だけの報告)なかでの仕事でまさに縁の下の力持ちです。
ちなみにステージ優勝目指して攻めたロベルト・ヘーシンクは山岳賞3位、上位2人に離されているとはいえ攻めの姿勢で得た結果だと思います。