【2017年モデル】コストパフォーマンス抜群なエアロロードの先駆け！FELT【 AR5】
by: 村松 太陽

【2017年モデル】コストパフォーマンス抜群なエアロロードの先駆け！FELT【 AR5】

質実剛健なジャーマンブランドでエアロ系も得意とする【FELT】。

トライアスロンバイクから始まったFELTはエアロ形状に強みを持ちながら、「速さ」・「軽さ」・「快適さ」の3つのバランスをすべての製品の開発に共通して求めています。

その中でよりエアロを追求したロードバイクがARシリーズ。

さらに言えばロードレースのプロトンにエアロロードという概念を持ち込んだモデルでもあります。

それまでもエアロ形状のロードバイクはあったもののタイムトライアルバイクと見間違う作り（見た目だけでなく技術的にも近い作り）のARは多くの注目を集めました。

第一世代から5年の開発期間がとられて新たなARとなり、より高いエアロ効果・軽量性・重量剛性比を得ました。

タイムトライアルバイク同様に風洞実験されたヘッド周りは、剛性確保とエアロダイナミクスのため上部1-1/8下部1-1/4と異径を採用し細身のスタイルの「エアロテーパーヘッドチューブ」となっています。

またヘッドから連なるフロントフォークは「ツインテールフォーククラウン」と呼ばれ、ダウンチューブへの空気の流れを整えエアロ効果を高めながらノーマルロードと遜色ないハンドリングを実現。

FELTのエアロロードはノーマルロードとして乗れるタイムトライアルバイクと呼べるその素直な操作性に大きな特徴があると思います。

これは初代のARから実現されておりジム・フェルトがフレームの魔術師と呼ばれるのが垣間見れます。

フロントブレーキはノーマルブレーキで制動力や整備性の扱いやすさを求めたドイツブランドらしい堅実的な選択です。

ダウンチューブは翼断面形状採用しながらヨーアングル（実走行時に実際受ける風の角度）時のエアロ効果も意識してデザインされています。

ダウンチューブの大部分は薄く作られていますが、BB付近は剛性確保のため大きなボリュームをとっています。

シートステイはフロントフォーク同様の「ツインテールシートステー」形状を採用して整流効果と剛性、さらにブレーキブリッジを排することで軽量化と振動吸収性を向上させています。

シートステイから排したブレーキはBB下後方へのダイレクトマウント方式を採用し、高い剛性を確保できる こともあり制動力も向上しています。

むろん空気抵抗を減らことに貢献しています。

シートポストはFELT独自の規格で「インナーロックシートポスト」と呼ばれるIAシリーズでも採用している固定方法を使用しています。

摩擦抵抗の少ないカーボンで空気抵抗を増やさずにしっかり固定する方法を考えた形で、シートポスト中央にある溝にボルトを通して締め付けて固定します。

またシートポストはリバーシブル形状でシート角度を変更出来、ロードレースとタイムトライアル・トライアスロンと使い分けができます。

シートチューブも先代同様リアホイールに沿う形状でチェーンステイと合わせてホイールを包み込むように空気の乱れを抑えます。

■2017　FELT/AR5

カラー：ブラック　サイズ:510　販売価格：￥278,000＋TAX

現金でご購入で10％のクーポン券￥9,980が付きます。(カードの場合は５％になります。)